2010/09/02

進化する羽田空港にてお出迎え、


シリアへ旅立っていたジェット氏が本日帰国ということで迎えに行きました。僕もワカ(M氏)もブートニエールに花を挿して、おめでとうの意を表明してます。この夏は、つねにブートニエール、という習慣がついたので、花を上品にハンティングして、絵ごころで挿す所作も慣れたもの。ラペルのロールに奇麗にフィットしています。↑



インパクトあるけどコクのある輝き、シルク・シャンタンのシャイニーパンツ。この冠位十二階パンツは時間によって色が変化します。昼間の太陽光の下では第三位の『濃青』に、夜の光の中では最高位の『濃紫』にバージョンを変えます。時間によって玉虫色がアップグレードするわけで、おもしろいですね。つまり昼と夜で異なるジャケットとポケットチーフが必要になります。靴は珍しい白のジョン・ロブのどっしりしたもの。敢えて、イージーにホワイト・バックスでないところがポイントです。香港や北京や上海の大富豪たちの色遊びです。



ボーナスをもらわない自営業者の特権なのですが、ランチ時、美味しいパンと白ワインで一服。ドラッパーズのローリーズ・サジェスチョン(ドラッパーズ代表氏の推薦生地)は、う~む、深い味わい、、、、と唸りたくなるような素晴らしい生地。英国物の味わいとも違う、やわらかいけれども、ジョルジュ・ルオーの油絵たちのような深みとコクのある風合い。旬のクラシック柄です。その生地のミルの名前を聞いて、ああなるほどやっぱりな、というものでした。2010年春夏、個人的に、僭越ながら、カルロ・バルベラの生地の提案センスは秀逸だと感じました。


彼独自の行動学
を体(=フル・リスク)を張って本気で実践しています。既にドバイとシリアにおいて現地での最高の人脈をつくってきています。凄いことですね。チャンスに出会って一カ月以内の結果だから、このスピード・パフォーマンス・レシオを考えると、恐るべき男です。ITビジネスや金融ビジネスが台頭してくる以前の、超人的な行動力で世界を股にかけて仕事していた気骨ある男たち、人間臭くて、魅力的だった昔の商社マンたちは彼のようなタイプだったはず。

睡眠時間2、3時間で、大使以上のハード・スケジュールをこなして、本物のVIP扱いを受ていたせいか、本人気づいていないけど、完全に要人級のオーラを出していたので一枚撮りました。ポルシェ以上のポテンシャルで快適に疾走するワカのレクサスにて、車上の人の絵がよく似合うジェット氏。(↑上画像)

現地で政府系の活動をしている人間にとっても、彼の著作は大きな共感を持って迎えられていたそうで、うれしい限りですね。今回のきっかけは、外務省・防衛省の関係だったこともあり、軍や外交における戦略・戦術論の根本的な内容が、ほぼココにも詰まっている、という嬉しい評価をうけたようです。


とはいっても、なんだかんだ、やはり腹は減りまくっていたわけですし、日本食は恋しい。日本一おいしい卵かけごはんをどんぶり二杯がっつきながら、最高に産地直送の旬の武勇伝を聴かせてもらいました。感心しつつ、爆笑ネタにも事欠かず、盛り上がりました。ウナギの白焼きやら、子持ちシシャモ、ノドグロの白身など旬の味わいで、味覚を和のセンターポジションにもどした夕べでした。

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