2012/03/27

一息入れて、気分転換



2012年春夏に向けてのクライアント向けに、モヘア素材を多用しています。2011秋冬、2012春夏と流行に関係ない良い生地があります。不況の好影響でしょう。スキャバルのフラミンゴベイ、モンテゴベイ、マーキュリーベイ、ウィリアムハルステッドの2ply,3ply、ホーランドシェリー、ハリソンズ、大人の香り抜群のファブリックを使って、繊細で冴えわたるプレゼンスの3ピースを製作しています。


大人圧でパンパンの脳みそのリハビリには、子供服やレディズスタイルを考えるのが一番の処方箋かもしれません(ホント?)というわけで、神楽坂マダム、miyabi さんと、、ご近所のフランス人マダム宅で催された仏・老舗の子供服“Petit Bateauプチ・バトー”のチャリティーセールに行きました。


ひさびさショッピングでプチ・ブレイク。GOOD OLD SUMMER※ な素朴な雰囲気のワンピースを買ってたりして。。。将来の娘用!?いや知人にプレゼントです。(※この表現は、数ヶ月前に近所の本屋で買った“カワイイ”映画・スタイル本、素朴なイラストがとてもトラッド的で素敵『おしゃれの教科書 杉浦さやか著』の表現より)>


先日、瀬田温泉の子供ランドの小さな滑り台でスコットを何度も何度も転がして遊んでいた際、とつぜん僕の膝の上にちょこなん~と座ってきた女の子がいて、その時、ああ娘がいるとはこういうものか、という胸きゅん(80'S的表現にて失礼)をリアルに感じた次第だったりして、それが伏線になっていたのかもしれません。


レディスでは、先月、クライアントと TSURU のショールームに行って、新作などを拝見させていただきました。靴からレディスの一式を考えるということもやりたかったので、今後のためにも大いに刺激になりました。昨年はちょっとしたラッキーと引き寄せ的なご縁で Perfume のヒールが僕の元にやって来るという幸運がありました笑。人間、脳みそ同じところばっかり使っていると煮詰まります。気分転換も大事です。さて仕事に戻りましょうか、、

2012/03/18

3 Gentlemen in black tie


タキシードの着こなし、加えて英語習得のモーチベーションの意味もあって、よく観ています。アメリカ映画協会(アメリカン・フィルム・インスティチュート、American Film Institute, AFI )でのちょっとしたスピーチ集。

本人のスピーチから滲み出るキャラクター、それがもたらす感動が優先順位一位であり、その額縁たるタキシードは、最低限の役目を果たしはしても、第一優先事項を邪魔するものであってはいけません。わきまえに徹することが大事ですね。


Pierce Brosnan 期待を裏切らない王道ダンディ、ピアーズ・ブロズナン。大股で壇上に歩み寄る数秒間ですでにほぼ役割を終えている感すらあります。


Morgan Freeman こちらも、キャラクターを裏切らない、親しみやすさとまるで司祭のような語り口で感動を誘うモーガン・フリーマン。誠実さのエレガンス。


Jack Nicholson  そして、ハリウッドの魑魅魍魎の中で、ほぼ“王”として力強く存在するジャック・ニコルソン。ここまでくると、もはやどこまでがリアルなのかどこからが演技なのか、、、しかしその区別に意味がないのかもしれません。茶目っ気溢れるラスト・シーン、ほぼ神ですね。

2012/03/17

一枚の写真に魅かれて、



雑誌購入、ってことあります。Vintage Life vol.02(ネコ・パブリッシング)“Child's Manx Norton”ヨーロッパには古いものが好きな子供も多いとのこと。ハンチング斜め被りで、ちびっこながらもヤル気満点の佇まい。少年時代からおじいちゃん達からセンスの英才教育受けてるのかな?片や最新のゲームにくわしい最近の日本の子供。どっちがホネのあるイイ男に育つのだろう。。。

2012/03/11

311



きょうは息子スコットが体調わるく、自宅で事務仕事していました。昼過ぎ、遠くの方から鐘の音が聞えてきました。そうでした、本日は3月11日、東日本大震災のちょうど1年後でした。昨年の不安な一夜を思い出しつつ、しばし祈りの気持ちとともに合掌しました。

昨今、地震問題・福島第一の問題、様々あります。現時点で東京にいるということは、ここ1年は東京に大地震は来ない、という想定に自分自身賭けているわけです。昨今科学的根拠も、相対的な判断しかなく、独自の情報源と、総合的な判断力で『あれか・これか』を決めるしかないです。

ニュースを追いかけてもフィードバックが中途半端で意味が無いので、敢えてこの機会に、深く人間(の、とりわけ愚かさ)を知るために古典の歴史物でもじっくり味わいながら、かたや有事の際の身支度も含めた、超具体的な行動を決める、という心構えでおります。本質的な価値に生き、哲学できる良い機会なのかもしれませんね。