一気に写真30枚分の旅行記です。セレクトした写真見ると、われながら“親バカ育パパ日記”となっております。やはりパパ家族旅行といってもそこはそれ、キメる時には緩まずキメたいところ。装身具類カフリンクス、フラワーホルダー類はジップロックに入れ、ギシッと入れて動かないようにして、ケースに入れます。
先日の渡仏時にシャンティイーにて購入したケース。中にはミラーもついて非常に使い勝手がいいです。お土産に買って帰り喜ばれました。
香港は初めてだったので、王道からおさえないと、と7のことでペニンシュラ香港を選びました。渡香のスタイルは、ウィリアム・ハルステッドのキッドモヘアのダブルブレストのジャケット+ヴェストとライクラ素材混のシワになりにくいベージュのトラウザーズ。
今回は旅用のワードローブの研究・実践(実験)もそうとうフィードバックできましたが、おおよそ狙い通り、予想通りのパフォーマンスを確認できました。クリース(パンツの折り目)が5時間のフライトくらいでは全然変化なく、かつ旅のあいだじゅうずっと折り目がきれいにキープされていました。
老舗ホテルに行ったら、館内案内のヴィデオや冊子でドレスコードをチェックします。(単純に厳しければ厳しいほど喜ぶ)しかし、ディナータイムはみなさま、きちんされていましたが、ここはやはりオリエント、昼間の半パン・サンダル姿など、全体まだまだゆるすぎる印象を持ちました。
今回、3セットの上下でしたが、綿100%のコードレーン3ピースは、ややドレス度高いイメージに使いました。
『ほれ、まずはなによりもここ、“Traditional”とついているものを選ぼうね、将来キミが、スーツの袖口の切羽の色を違う色にしたい、などと言ったら勘当するからね。それから、今の日本の総理のようにシャツのボタン穴の色でアクセントをつけたり、変なところを工夫しているつもりで、アレンジしていじくっていたらパパは許さんぞ、、、』教育中(笑)
英語の下に漢字がついている、萌え、ですね。いちいち覚えて学習していました。
ビル街のスケールの大きさ、乱立(連立)ぶり、たいへんなパワーを感じました。
しかし、足場は噂通り竹なんですね。このたくましさがまぶしいです。まちがっても日本はアジアの中で横綱相撲取ってる場合ではないですね。
あれれ、ついシャッターを押していました。Let's Shine!
知人からプレゼントされたボンポワンのシャツを着て。腰で座れるものの、時々横に倒れるので、育パパ的にはあまりよそ見ができません。色っぽい看板見てる場合でもありません。
今回、さらに試したものが、このウール100%のシアサッカーの3ピースでした。これも旅行用に開発された特殊織の生地素材で、非常に軽く、クシュクシュっと丸めて畳んでボストンに軽くコンパクトにまとまります。ウールはそもそも非常に優れた繊維なので、夏でもよくできたものはパフォーマンスが最高です。
香港の亜熱帯に3ピースで挑むにはピッタリでした。これで海水浴にも行き、それにボウタイを加えて、レパルスベイホテルのヴェランダにてランチしました。ウォッシュ・ルームには執事がいて、僕がボウタイを装着するのをずっと凝視していました。手を洗った後ハンドタオルを手渡ししてくれたので、重いコインのチップを渡しました。
海水浴に行く直前に朝ごはんで食べたお粥。LAW FU KEE NOODLE FOODS。妻がピータンのお粥、僕が海老のお粥。どちらもびっくりするくらい美味しいでした。一人前250円前後。レディズのお客様でもあり友人Yさんからの香港通レッスンによって、外すことなく、とてもいい旅ができました。感謝いたしております。
香港は、潮州料理がおいしいとのことで、代表的なこのホウレンソウとチキンのスープがこの旅で一番印象に残りました。
海辺にベビーカーごと運んでいく途中、安全ベルト忘れて、砂浜にボトッと落とされたスコット君でした。砂浜に大の字になって爆泣きして、育パパ免許の点数が5点減点されました。一応、日焼け止め塗ってもらっています。
おそらく今年最初で最後の海水浴。早い時間だったので、人も多くなくてよかったです。天気にも恵まれ、なんとなく、昭和40年代くらいの日本の夏休みの雰囲気を思い出しました。
レパルスベイホテルのインテリアや内装はクラシックながら、とても洗練されていました。ペニンシュラグループでもあり、やはりヨーロッパの香りがしっかり存在していて、中にあるショップ、インテリアやリネンショップなど素敵なショップばかりでした。
お絵かき道具など与えられ、(ひたすら画用紙を食っていましたが)おりこうにしてくれていました。一度、むずがったので、ちょっとホールを出て落ち着くまで散歩に連れ出しました。
あなたは、クラシックテイストがたいへんお好きなのですね!こちらは我々からのサプライズ、特別なスフレです。。。マネージャー氏からの粋なプレゼントにハッピーな気分になりました。セピア色の絵葉書セットまでいただきました。
しかしながら、こうやって見ると、この写真の僕の飲み物の飲み方は悪い例です。お茶を飲む僕の唇がカップに向かってにゅ~っとお迎えにいております。シガーの吸い方同様、人間がモノを迎えにいっちゃあいけません。カップを口元までひきつけてこんといかんです。
スフレィ~という発音が耳の奥に残り、この思い出は2011年夏の素敵な記憶のひとつになりました。
C’est un gâteau qui ne supporte pas la médiocrité.
(セッタンガットゥー キ ネシュッポルトゥパ ラ メディオクリテェ)『これは、凡庸さに耐えないお菓子だから』今度、“オーダーメイドする語学テキスト”の話は別の日に書きます。
夜は親子ボウタイで、ホテル内の広東料理spring moonに行きました。ダブルボウのパワーか、アカゴ連れながらセンターポジションの大人席に通されました。スコットがこの時はちょっとワンパク・モードで落ち着きがなかったので、すわ!リタイアか、という気になりかけましたが、ちょっと散歩に連れ出し、3分くらいの間に揺り籠メソッドで、完全に寝かしつけて復帰できました。
前向きにエルゴでScottをだっこして静かに動いて、起こさず食事することができました。まわりに迷惑かけない範囲で、あきらめずチャレンジしました。
コードレーンの3ピースに、 黒のタキシード用のスタンドカラーのシャツに黒のボウタイを合わせました。
なんとか、果敢に大人の場所に連れて行き、うまくやっていた彼でした。
朝6時から泳いでいた父に付き合って、プールサイドにもつきあってもらいました。僕は、プールにいたトレーナーのルイス氏にフォームを見てもらいました。フリースタイルでは肩をぐっと上げて、コンパクトに、インサイドに、というアドヴァイスをもらい、ずっとコーチしてもらいました。結局プールは3日間利用したのですが、明らかに進化させてもらいました。
ヒコーキの気圧問題も元気に過ごしていたのですが、最終日、疲れもたまっていたのか、出発数時間前、朝ごはんでのシリアルかブラウントースト(口にした瞬間マズイ!という表情をした)なのか、アレルギーを発症。ちょっとアセりました。妻がコンシェルジュに緊急状況を伝え、最速で近所の病院に到着することができたので、大事に至らず、予定の便で帰国することができました。 かなりアレルギーによって、ただでさえ福耳が、一層おめでたい超福耳になった次第でした。
帰りの飛行機では元気が戻り、いつも通り愛想よく、(特にお姉さま方には一層愛想よく)ご機嫌に帰国したScottでした。ワーカホリックの父親のコーディネート検証やら、新作スーツのパフォーマンスチェックなどもたっぷりできて、もちろんゆっくり楽しむこともできた2011夏休暇でした。