あっという間に一年の半分が過ぎました。お店の前の紫陽花が満開となっています。この麗しい(うるわしい” を和英辞典で調べると、lovelyと出ていました)時期が過ぎると、さあやってくるぞ 夏が!という心境になってまいります。、
サロンでは、國枝君、上原さん、中島さん、という3人の新スタッフで4人体制に進化したもののなお忙しく、てんやわんやしながら、活気溢れています。
接客のスキルがどうこう、というよりも、ふつうの、敢えて言うとふつうより少々丁寧で親切な人が、たまたまエドワードで接客している、という風に接客させていただいております。
メンズもこの夏は国産生地メーカーのたいへん優秀な盛夏用のウール生地を一推ししています。これは3年前に見つけていて、僕自身が香港のレパスル湾の海水浴場にて着用してみて、さらに3度の季節を着用・耐久実験していたファブリックです。
であった当初、一見手触りも華奢なので、耐久性に疑問がありましたが、3年実験してみて優秀だ、と実感しました。ようやく今季はじめて本格的に売り出しました。オーバーナイト・バッグに詰め込んでくしゃくしゃにしてもシワが気にならない優れたVoyageSuiteといえます。
この生地で作った3ピーススーツは、2011年夏香港にて、ペニンシュラが経営するトラディショナルなティールーム “ベランダ”のチーフ・マネージャーから絶賛されました。このおかげで、ペニンシュラ名物のスフレとクラシックホテルの写真集絵葉書セットまで贈られました。
Lovelyといえば、一昨日、サプライズでプレゼントをいただきました。エドワードⅧ世夫人、シンプソン夫人のアイコンでもあったブリーチ系のハットドレスの職人であるフランス人のガエラさんが特注の白のテニスボール(英国、バースのボールメーカー製)を贈ってくださったのです。思い起こすに昨年末、、、
駒場にある国立大学にてフランス哲学を教えておられるガエラ夫人の旦那様からテニスしようよ、とお誘いを受けたものの、僕がある理由で今はテニスが出来ないのです、と熱く語ったことを覚えておいてくださったようです。
麗しいグリーンの芝生、白を基調としたテニス・ウェア(ラコステのロングスリーブ・ポロシャツ、シンプルなチルデンセーター、ホワイトフランネルかホワイトコットントラウザーズ、ごくシンプルなホワイトキャンバススニーカー)そして、ウィルソンのウッドラケット。ここまでは僕自身2013年夏時点で完全に揃っていました。。。
しかし、finishing touch 画龍点睛、さいごの仕上げの “ 白 ” のテニスボールだけが、どうしても手に入らなかったのでした。独自にしらべ、テニスメーカー、ダンロップに問い合わせ、その親会社住友ゴムに問い合わせ、その工場、タイのテニスボール工場に問い合わせ、色を醜い蛍光・ケミカル・イエローに染色する以前の白のテニスボールを購入させてくれ、という交渉にもかかわらず、断られたところでストップしていたのです。
風景に紛れる、遠近感覚が取りにくい、という理由であの黄色の醜いイエロー・ケミカルボールに替わったらしいです。よく考えてみたらいいですよ、その条件は皆が等しく同じハンディとして存在する、ということを。。。芝の色に似あいますかね?似合いません。クレーのコートでも白のほうが美しいんじゃないでしょうか?
まあまあ、そんなことを美味しいディナーを頂きながら熱く語ったものでした。。。
それがとうとう手元に贈られてきました。まことにまことにありがとうございます。。。いよいよ、テニスコートに行くことができます。かんじんの実力のほどは?それは皆さまに突っ込まれないように、お願いしたいところですが、、、、