2017/09/13

『婚活』から『倖学(こうがく)』へ     10月15日(日曜日)19:00~21:00金沢での講座について、



金沢という美しい街を、一層の“SensusCity”(大人の情緒ある街)へと進めるために企画された『ずっと金沢で男と女』という金沢市主催のイベントにおいて、お話をさせていただきます。

イベント内容はこちらから、

今の世の中は、一般的な価値の世界において、ひたすら足し算や掛け算をすすめてきます。個人の成熟度や自己成長しかり、“昨年対比”などの経済成長しかり。伸びることを前提とした同調圧力の中で一般人は追い立てられるようにして生きています。


確かにモリモリと成長する姿、がんばる姿は、可愛げがあり見守るべき成長過程として共感を持たれやすいのかもしれません。一般的な価値の尺度ですと、がんばる姿を良しとしますし、学校の入学試験の面接や会社の就職試験も、そういう姿勢が“やる気”ということになって合否の判断基準になっていたりもします。


しかしながら、その頑張りが、そのひとそのものの魅力を削り取ってしまっているとしたらどうでしょうか?ひととしての自然な出会いを妨げているとしたら。

何かを加える頑張りが、ひとの素直な魅力、素朴な魅力にブレーキをかけたり、ブロックをかけたりする、人間の自然な恋愛のようなシーンにおいては、くだらない・ジャマになる社会通念を引き算することで、素朴な自分を取り戻すことをお話ししようと思います。だからこそ上質な額縁、つまり上品に装う必要がある、ともいえるのですが。


ご縁を巡るあらゆるシーンにおいては、自らの人生で日々無意識に積み重ねている、普段の自分、もともと持ってるもので勝負する、愉しむ、それで充分ではないでしょうか。潔さ、がすでに美しさですから、充分最強のアピールになってます。




紳士洋装の引き算のスタイルは最強だ、という信念にもとづく僕の専門の、ごく具体的で小さな小さなカフスボタンのような世界のお話から、それを流用・応用できるアテンド(デート?)における、女性への演出づくり、触媒の作り方を参考までに、お伝えできればと思います。僭越ながら、わかりやすく具体的にインスピレーションをおこすきっかけになる解説ができたらと思っています。


どういう出会い方をするかとか、展開になるかとか、『自分の理想を引き寄せる』ことは、仕事にしても出会いにしても、人生においての醍醐味といえますが、そのためには、社会的・一般的な意味での成功などとは別の、自己に対する根本的な自信が必要となります。

ただ、自信の根拠を持つためには、広く学んだり、旅をしたり、いろんな種類の人間との出会いを経験する必要があのだ、などと言われますが、結局のところはどうなんでしょうか?それは本当でしょうかね?




少なくともあらゆるものは、見立てと想像の力で強みに変換できます。いろんな種類の人物が描かれる映画や小説を通して、読者や鑑賞者はあらゆる人間は、愛される側面を必ず持っているのだ、ということに気づくはずですし。それは、少なくともそれを描いている脚本家や小説家がその人物を創造している以上、その人物をどこかしらの角度から愛しているからでもあります。


個人の持つ個性や価値は良くも悪くも魅力的に表現・演出できます。実力がある人は、包容力や余裕で相手を魅了すれば良いでしょうし、正直なところ実力が無いと自己認識している人は、等身大にその思うところを自然に出せば、もしかしたら一種の心配芸として、相手の魅力的な母性本能を引き出すことになるかもしれません。それも、一層おもしろいじゃないですか。


愛する金沢はもちろんのこと、たとえば自分の気に入った場所を、アテンドする姿は、自我という執着から自由になっているでしょうし、まずは、その風通しの良さが相手をホッとさせるかもしれませんね。結果、ひととして付き合える良き友、もしかすると、良き伴侶へと続く恋人となるかもしれません。




装いの本質的なコツに関しては、2012年に韓国の経営者向け雑誌『CEOマガジン』での1年間東洋全体の紳士実業家に向けて愛の鞭をスパルタンに振るいまくった連載コラム『スタイリング・オブ・アジア』をもとに加筆・修正したテキストを参加者にお贈りしようと思っております。


装いの最終奥義、Art of Dressing がここにコンパクトにまとまっています。これを品質保証・担保として、当日はできるだけその状況・状況において自由な魂で、いっそう本音で、できるだけ正直に語り合うこと、語り交わすことを愉しんでしまうつもりです。可能な限り、良きインパクトをもたらすべく、僕自身が愉しい触媒になれればと思っています。

2017/09/03

パソコンとつきあわざるを得ない以上、、、


 

できることなら、パソコンは『信用できる相棒としての道具』としてつきあっていたいものです。たとえば、楽器のアンプやチューナーなどプロ仕様だったり、業務用の機器ほど、そっけないデザインで、相棒になれそうな顔つきをしています。シンプルで使いやすいボタンとかレバーとかスイッチとか。

しかしそれがいったん“ 家電 ”となった瞬間に、一気にデザインがキャラクター商品のようにちゃらちゃらしたものになります。そして、くるくる一年ごとに仕様やデザインが変更されて、いつまでたっても、習熟できません。無意識で使えてこそなのに、力み上がったデザインに加えてつねに新製品の変わった仕様にふりまわされて気を散らされます。

つねに使用方法を頭で考えながら、本来一番大切である、脳味噌が邪魔されることなく考えに集中できる、ということができません。つねに新しい使い方を覚えさせられる羽目になることに、合理的な人ほど強いストレスがたまっていきます。開発者の『こんなこともできます、あんなこともできます、面白いでしょ?』という新機能につき合わされます。

私のパソコン遍歴は、中古のマックからはじまって、中古マックを3台くらい使った後に、新品G3、B5サイズ東芝ダイナブック、その後アメリカ人の友人から買った中古Dell、それからIBM(Lenovo)を3代つづけてきました。一番相性が良くて、パソコンの生産性が高く、そして純粋にパソコンだけから、そこそこのお金を生み出した時代はダイナブック期でした。

そして、ここ最近4~5年くらいは、パソコン=ストレスの等式になり、、一定時間以上パソコンをいじっていると、イライラが30分ほどでピークに達してしまい、すべて嫌になり近所の紅茶の美味しくて気の合うお姉さんがいるメゾンド・ボウに油を売りに行ったりしなければならなくなる冷却システムでした。自分の脳味噌自体が怒りで熱暴走してしまうという有様です。

しかし、最近転機がきました。今年の5月に紹介された知人が桁外れにパソコンに詳しいかったのでした。こりゃもしかしたら、念願の“道具”というレベルで使えるスタンスを見出だせることができるのではなかろうか、と希望の光を見たのでした。もともとは、道具自体も大好きなのです。ロースペックだろうが、意味の無さすぎる流行を追わない、愛すべきものであれば。。。


むかし優秀なDTPのデザイナーが、優秀なデザイナーほど決して不安定な最新型を使わずに、むしろほどよい旧型を使っていたことを思い出しつつ、ヴィンテージ贔屓の気質に合ったパソコンの使い方がある、ということをお教えいただき、大いなる希望を見出したのでした。オルタナティブ・ラグジュアリー志向です。

以下に、その優秀な、“パソコンを本来の道具として使いたいひと”に味方になってくれるかもしれない白石氏のレポートです。良くも悪くもキーワードは、『改悪(かいあく):新しい仕様のほうが、古い仕様よりも使いにくいことも多い』でした。新しい意識、自分で好きな時代を選ぶということだと思いました。そこの枝から使いやすいように自分にあったものをカスタムさせる、、、これはエドワードのビスポークやコペルのオートクチュールの哲学に近くて大いに共感します。


以下、貼り付け


昨日結論を確固たるものにするために記憶が曖昧だった点を確認しました。
木場さんのニーズを満たしたものは以下の2つですが安くてハイパフォーマンスなCF-SX3を私は自信を持ってお勧めします。

◎Best:CF-SX3(2014年秋冬モデル)でメモリ8GBでコスパ最高即決の価格帯は5万~8万の間で、メモリ増設による追加料金はベースが4GB→増設が2GBあたり2000円が相場で。64bitの製品が多いので8GBがおすすめです。

値段のレンジは稼働時間(私は1年間フルで毎日7時間使用した前提を目安に2000時間=1年寿命が短縮されているという判断を行っています。)と外部の汚れ、保存容量の多さ(320GBで十分です。)に左右されます。ウィンドウズ7なのか10なのか、マイクロソフトオフィスがついているか否かは取り扱っている業者次第ですが、デスクトップの仕様はあとで変えられますからご心配なく。

〇Good:CF-SX4(2015年春モデル) でメモリ8GBが次点。ただ、2年前のモデルのなので高いです。SX3が出回ってなければこちらでも良くて、微妙にスペックが高いだけなのですが、2年前のモデルなので中古相場は7万後半-10万程度です。SX3とSX4のスペック比較の外部のブログです。http://www.sea-blue.net/model/chigai-SX3-SX4.htm
※念のため、ウルトラブックではないのでDVDは見られますがブルーレイは見られません!
 
もしブルーレイをご覧になられたければ言ってくださいませ!

(以下は参考程度に!)。
★レッツノートを中古で購入する場合、3年前の商品が最もコスパが高い中古によるプライスダウンメリットと性能面の掛け合わせで見てベストという年間30台のPCを購入している弊社総務の所感です。私もヤフオクで家電を見るときは3年~4年前のモデルで探すのでそれくらいの感覚ですね。

★A4サイズの目安は画面サイズは12.1~12.5インチで、SXは12.1です。

★2014年冬以降のウルトラブックモデルはキーボードの改悪によりタイピングミスを誘発するモデル。ウルトラブックは耐久性をグレードダウンして処理能力向上とブルーレイが見られるようにしたものです。ちなみに、2016年夏にはもう戻っていたので、最新モデルは心配ないです。ざっくりとした見分け方としてはAもしくはMという文字が品番に入っているかいないか2015年夏モデルのCF-MX4→無骨さとグリップ感のバランスは完璧で私は購入してしまいましたが、キーボードが残念なので辞めたほうがいいです。

おすすめしているSXシリーズは4年使っていましたが、
・キーボードの打感
・トラックパッドの面積・クリックタブの配置
・耐久性
・大きさ、そして無骨なデザイン
・片手で会議に向かう時のグリップ感
すべてが私にとって完璧でした。
MXシリーズに乗り換えなければよかったと後悔していますので自信をもってパナソニックが生んだロングヒット製品SXシリーズの中古をお勧めします!

貼り付け終わり

このレポートを熟読して、アマゾンやヤフオクで、賢い買い物をすべく機会をうかがっておりました。しかし、なかなか見出せずにいました。そうしているうちに、シビレをきらして、秋葉原のソフマップに直接行ったのでした。そこでおススメに近いと思しきモデルを発見しました。そこで、これまた非常に良心的に親切・正確・論理的に猛烈なスピードで明快に説明してくださる、スタッフMさんが対応してくれました。全部お任せで、設定やオフィスインストールで全部で7万円くらいでした。


備忘録も兼ねて、ここにアップしているのですが、僕と同じように、“最新”嫌いでただブログやメールの仕事だけを、いかに使いやすくシンプルに使うかという人々、スペクタクルな表示とか一切要らない、必要最低限でコストパフォーマンス良く、と切望する方々に新製品情報過多の昨今、一助になるかもと思いました。かすかにヴィンテージ感覚で、旧式、旧車を愛でつつ大事に扱う感じでパソコンと付き合っていけるとストレスは無くなる、もしかしたら愛せるかもしれません。大いなる挑戦ですが。。。


追伸
上記のレポートの白石氏は、近日中に旧レッツ・ノートの話題も豊富な、道具サイトを立ち上げる予定とのことです。時々、秋葉原の万世橋横の常陸野ビールのアンテナショップ(バー)にて、オフ会(昭和感)をひらく予定です。写真は、ちょっと希望の光が見えて一杯飲んで、超ご機嫌。指先のポーズは、(旧型)Let's Note倶楽部のLのサイン。