2011/02/28

The shoes




早起きが得意のJet氏、自宅@午前6時。半期ごとに長期的なテーマに沿って納めているフル・ワードローブを一気にデレクションしています。彼との最近の怒涛のスタイリング・セッションはつねに午前6時スタート。

“ 脳にとっての5つ星の御馳走 時間 ” である前日のPM10時に休めた(眠りについた)プリプリ脳みそは、とてつもなく大胆で、限りなく繊細で、日本晴れの空のような、抜けの良い感性のアウトプットを保証します。

セッション終わり、恵比寿のウェスティンホテルの朝ごはん。個人的に、2011年2月現在ここが東京ホテルの朝ごはんは一番だと思っています。1. ウエスティン(ガーデン) 2. コンラッド(ラムゼイ) 3.マンダリンオリエンタル(ケシキ)という最近のベスト3です。

写真は、エドワードエクリュ製の、ツインバックルのコーレスポンデントシューズ。日本ではまず存在しない贅沢にカスタム化された一品。ウエスティンの絨毯にえらくマッチします。敢えて30’sスタイルのオックスフォード・バッグスに合わせるのではなく、Jet氏らしい、8分丈に挿します。

クライアントの皆様のスタイリングをどういう風に展開させるか、2011年春夏、また楽しみな季節がやってきました。

2011/02/20

Cannonball @ St.Valentine's Day


はや一週間過ぎましたが、2月14日は、大切なクライアントからの奥様への贈り物として3ピース・スーツを届けに、日帰りで福岡⇔東京への弾丸ツアー (Cannonball Tour) のミッション遂行に行ってきました。淡いグリーン、梅春、春先にかけて着用できるスコティッシュ・ツイード/ホーム・スパンの3ピースでした。ヴァレンタインズ・デイは、男性から女性へプレゼントする、これは先手必勝、かつ日本においては意外性もあり、シンプルで、実は賢いのかもしれませんね。

70's風の、粋なAラインのシルエット。キーワードはウディ・アレンの映画 『 アニー・ホール 』 。納品後、ご夫妻と、本格的でたいへん美味しいフレンチを御馳走いただき、ハッピーな時間を過ごさせていただきました。福岡では、親子でテーラーをやられている知人のお店に寄り、福岡空港から午後6時ちょうどのキャンセル待ちに無事搭乗できました。飛行機の中は行きも帰りも伝票書きで、あっと言う間に着く1.5時間の空の旅。

羽田から、京成小岩駅に着くと外は大雪!自宅までの15分、タクシーもおらず、吹き付ける雪の中を行軍。見ると帽子にも服にも雪が積もっておりました。今回の弾丸ツアーは、意外にも自宅までのラスト1マイルが最大の難所となりました。朝イメージしていた通りに、帰宅しておみやげに買った本場・辛子明太子をごはんにのっけて食べたので、幸せな気分で一日をしめることができました。

2011/02/12

Tea




神楽坂の執務机からの眺めは、ほとんどサン・ハウスといってもいいくらいの出窓のおかげで、大きな雪、小さな雪が舞ってとてもきれいでした。朝から、かなり気持ちよく仕事することができました。確かに、暖房・床に電気カーペット・足元にストーブの3点セットでほっかほかにする必要はありましたが。。。

Jet氏が午後一来店していたので、打ち合わせ終わって、そのまま神楽坂にて有名なイタリアン『ステファノ』でランチしました。ブロッコリーがたっぷり入ったボンゴレビアンコ大盛りはたいへん美味ったです。メイン抜きで時間短縮したのですが、Jet氏が紅茶の試飲に付き合ってくれるとのことで、二人とも食後の飲み物・スイーツも摂らずに喉・味覚をカラカラ状態にして店を後にしました。

実のところスコットくん誕生祝いの内祝い選びだったので、多少個人の好みはあるとは思いましたが、銀座の紅茶専門店に、Darjeeling Teaを選びがてら、試し飲みに行きました。2010First Flush、2010Second Flush、2010Autumnal を飲み比べました。それぞれキーワードで表現すると

First Flush 春摘み、春一番の新茶、若葉、爽やか、淡い琥珀色
Second Flush 夏摘み、強い味わい、芳醇、濃い琥珀色
Autumnal 秋摘み 濃い琥珀色、おだやかな渋み、甘味、落ち着き

となります。個性の強いラプサンスーチョンもいただきました。Jet氏にファースト・フラッシュ、ゴールドの『Shiny』という紅茶をプレゼントし(名前で選んだだけという説もありますが)、僕は彼が見つけたセカンド・フラッシュの『Moonlight』という紅茶を自分用に買って帰りました。

いつの日かまたリッツ・ロンドン訪れる際に『 ヒースローに午前10時47分に、2011年のSecond Flushを淹れて90度以上にして用意していてください 』などと、たいへん贅沢なリクエストしてみたいものです。そうするとチップがたいへんなことになるのでしょうかね。まるで『 80日間世界一周 』のフィリアス・フォッグ氏のようで、ワクワクしますよ。

茶葉に熱湯をそそぐと、お湯の中で、茶葉が跳ねまわるのですが、これをJumping と表現するそうですね。テイスティングは、何も食べずに、朝試すと一番正確らしいです。腹がちゃぷちゃぷなるほど試飲しつくして店を出ました。外はキリッとした冷気で、雪がJunming していましたよ。