2011/04/22

ScottYusei





週末ということで、勝手にコーヒーブレイク。本日夕方、たまたま4か月のベイビーを持つパパであるシューシャインのH氏とOyaBaka的に、お互いのベイビーを見せ合う機会がありました。ぼくが見せた写真はコレでした。(※待ち受け画面にしていることをここに、告白せねばなりません)彼は風呂場で一緒の写真。。。

スコットランドの自然のように、まっつぐで、素朴で、気持ちの良い男に、そしてパパの良き友のひとりとして育ってほしいとの願いから、“Scott” 日本国籍名 Yusei となりました。Scottで押し通そうとしたパパを見かねて、やばい、それじゃ学校でいじめられる、とパートナーであり友人のM氏があわててつけてくれた経緯があります。。。

なにしろ、父親の性格が宇宙人ということもあり、今後 Scottもたいへんでしょう、まあ退屈はしないでしょうね。先日は、M氏ご夫妻への挨拶がてら、そのまま横浜のみなとみらいのロイヤルパークホテル62Fに宿泊しました。

この、地震でユラユラしている時だからこそ、むしろ高層に泊まって地震の野郎に挑んでやろうとばかりに、、、、キャンペーン企画がいろいろありますよ今は、ホテル業界、大奮闘中です、ふだんよりリーズナブルになっていますし、応援もかねて、経済をどんどんまわしましょう。

しかしその2日後地震がきました。。。運・タイミングは絶対の自信があります。たいへんな時代( ぼくら大人がつくりあげてきた愚かな要素に満ち溢れすぎた世界で申し訳ありませんが、、、と最初に謝りたいところですが )に生まれてきた Scott ですが、なんとかまっつぐな瞳のままで、たくましく、悠然と人生に挑んでもらいたいです。


2011/04/17

Braces (ブレイシーズ)





どんどん、春夏用(今年こそ当然、春夏も3ピースが標準です)スーツが出来上がって来て、納品ラッシュが続いていますが、ここに来て2011の春夏から、ブレイシーズ(ひらたく言うとサスペンダー)がほぼ標準装備になりつつあります。

エドワードエクリュでは、納品スーツに合わせてコーディネートし、ブレイシーズもこちらで種類をセレクトして仕入れております。諸々見繕って20本くらい仕入れても、他のボウタイやネクタイの場合と同じで、ふらっと遊びにきた紳士たちが見つけてあっという間に無くなります。

そのたびに、僕の私物をプレゼントしていると、気がつくと僕のものは、むかしヴィンテージショップで買ったラルフローレンのザリガニ柄のジャガート1本だけに。。。クライアント用に必要になって、あわてて銀座ポール・スチュワートまで買いに行ったことが最近だけで2回。。。

1.ウエストを締めつけないで済む(ウエストにゆとりを持たせてつくることができる)

2.ベルトのようにズリ下がらない(お腹にヴォリュームがある方はベルトがお腹の下を通り、足が実際以上に短く見えてしまう)

3.ごっつい厚みのあるベルトのバックルだと、お腹に脂肪がタップリ厚めにのっかっているように見える。(丸い・球面状のお腹にベルトは役目を果たさない、構造上、滑り落ちる)

今更ながらですが、↑がブレイシーズのメリットです。トラウザーズのシルエットが一番美しく見えますし、特にエドワードエクリュでおススメしている、生地をたっぷり使って、ドレープが美しいやや太めのシルエットのトラウザーズの場合、リヴァース(イン・タック)の場合は、特に美しいシルエットを出すために必要ですね。

2011/04/13

Over 170/2 shirts





シャツの下には肌着を着てはいけません、なんとなればシャツ自体がそもそも肌着だから、、、それは正しい考え方だと言えます。しかしながら、そこには、欄外の下のほうに小さく(だからこそ重要な)ただし書きがつくように思います。

、、、、そのシャツは一定のクオリティのものであること、なぜならば、日本の湿潤・温暖気候において、シャツの中にかいた汗を、ファブリックとしてサラッとはじくような上質のものを使っていて、一定のゆとりを持ちながらきれいにフィッティングしている、さらにふんわりした丁寧な縫製のシャツであること、、、、。

おそらく、今年の夏は、ちょっとした想定外の夏であるにちがいありません。なんとなれば、今回の震災による節電ムードの中、クーラーを出力いっぱいに効かせることはできない上に、昨年並みの猛暑だとしたら、、、これはちょっとした苦行です。

シャツ生地は170双糸以上から、シャツの世界観のステージがガラッとかわるように感じます。170から上にいくと、生地固有の固さが無くなります、変な喩えでいうと、(雪見)大福のような肌さわりになります。つまり汗をハジき、汗ジミがつきにくく(つまり素肌に着てもアリ、の条件が整います)なります。

さらにそれ以上、200双 ⇒ 300双 と上昇すると、200まではスペック的には足し算ですが、300に行くと、ここでまた “ 圧倒的に残酷な感じで ” 世界が変わります。。。。スーツをスタイルの背骨と考えてベイシックにスタイリングしても、そこから先、シャツ、ネクタイ、それぞれで、無限のヴァラエティと深さがあり、美しい佇まいに終わりはありませんね。

2011/04/07

Blazer , Animal Head ...



先日納品したばかりの真紅の Blazer Jacket 。東京オリンピック、高度経済成長の日本を象徴するようなアイテムです。311後に製作したもの。クリースが切れるように鮮やかで、夏らしく優雅に泳ぐようなドレープが美しい最高級ギャバジン(ホーランド&シェリー)にて。ボタンは、今年ノッティング・ヒル、ポートベロー・マーケットで購入した1800年代のスコットランドガーズの手彫りの金ボタン、贅沢な逸品。

※ 燃えるような真紅 1829年、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学のほぼ中間にあるテムズ川において、初めて両校対抗のレガッタによるボートレースが開催された。その際、ケンブリッジ大学”St. John's College”のボート部の漕ぎ手が、同カレッジのカレッジカラーである燃えるような(Blazer)真紅のジャケットをユニフォームとして着用していた。シングルタイプの語源とされる説である。(以上wikiより)



超高級シャツ生地、300双生地でのシャツのオーダーをはじめ、311以降消費が衰えて、個人的にはようやく一息つけるかと思いきや、そうは問屋がおろしません。エクリュの紳士たちは、逆張り上等とばかりにオーダーを入れてきます。そんな猛者たちが、群を抜いて(大衆と逆に進んで)、日本の経済エンジンを回転させるのでしょう。上、3点売約済の、ビスポークのアニマルヘッド(フォックスのシルバー・ホース)のアイテム、定価126,000円。