2015/02/27

Basic dressings


 

3 peaks pure Irish linen ,hand rolled hem 

 上質な麻100%で、ふちが手纏りされて丁寧につくられているポケットチーフ。仮に縁をバスっと切った場合に、切断面が空気の入った〇の形になっているもの。。最低限これらのクオリティがあって足下の靴からスーツ、シャツ、タイ、カフリンクス、と作り上げられたプレゼンスが完成します。


トラッドなあしらいや最低限の着こなしの技術( art of dressing )は、いつの時代でも丁寧で端正な印象を与えます。とはいうものの、オーヴァーナイトバッグに詰めた荷物くらいに、装い知識は必要最低限、というのも粋ですね。ブランドの別注や限定に関するおしゃべりよりは随分賢いように感じます。
 


2015/02/23

Pantaloons for gentlewoman           " Deauville "

 
 
メンズのビスポーク・スーツ用の生地でレディズをつくる、というコンセプトは創業以来ずっと一貫しています。ガルゼやジョーゼットやシフォンやサテン、ファンシーツイードなどの婦人物らしい生地を敢えて使わず、紳士物のクールな面構えをしたクオリティの高い生地をつかいます。

紳士の風合いの生地は、日常着としてヘビー・ローテーションでも大丈夫な佇まいがあります。婦人物にありがちなんですが、生地からしてすでに(それが無地であったとしても)すこぶる個性的で、それがさらに個性的なデザインで、加えて個性的な着こなしだった場合、クドすぎてしまいますよね。

エドワードの婦人物の美意識は一貫していて、“ 曲線より直線、見せるより隠す ”、という点に集約されます。女性が選びがちな、かわいらしい曲線のカッティングよりもクールな直線のほうが、しばしば女性本来の曲線をひきたてる働きをしますし、絶妙に隠すことでノーブルな大人のセクシーさを滲ませることができます。

上のボタンはパリ・クルニャンクールのヴィンテージショップにてデッドストックで購入したフランス軍の白銀のボタンです。これもネイビーブレザー(いわゆる紺ブレ)についているような黄いろ味がかった金ボタンですと、あか抜けない甘すぎるプレッピー風味になってしまいます。

メンズのクオリティの高い生地をたっぷり使って、美しいドレープ(生地の揺らめき)を愉しみながら颯爽と春の街を歩く、、、ステキじゃないでしょうか。こちらのモデルはレディズをディレクションしている上原がヴィンテージのシャネルをいくつか研究して企画制作しました。敬意を表して、シャネルが優雅にクリエイションを連発させていた思い出の土地、ドーヴィルをモデル名にしています。


2015/02/16

春めく日々、



ながらく、ブログをアップしていなかったので、操作を思い出すのに2日かかりました。。。12月、1月と少々バタバタしておりました。体調と機嫌の良さも自慢ネタとはいえ、さすがに12月には2度からだ(お腹を)壊しました。2月に入り、総じてマイペースで充実した時を過ごしております。

紳士は、2015年春夏向けの生地も例年通り続々到着しています。混みあう春先よりも早めのオーダーが在庫切れの心配もなくて賢いです。いずれオリジナル・バンチを自社で企画制作するまでは、クラシックで上品、質実剛健な生地を選び続けるまでです。ひとつ前に書いた、タートルのセーター(※パフドネック・セーターと命名)の人気も好調でうれしい限りです。

一層、“ 全身一式の装い ” という点に力点を置き、スーツ、シャツ、ネクタイ、タイピン、カフリンクス、靴、宝飾品全般(リング、レディズのジュエリー)、オールシーズンのストール、時計、フラワーホルダー、など続々企画制作しています。

神楽坂のオープンなサロンよりも(一見様お断りと看板を掲げてはいますが、、、まだまだ)一層プライベートな時間を過ごしたい方向けには、田園調布に地下室として拠点も昨年から設けました。本店以上にオーセンティックなエドワードサロンとなっています。

画像一番上は、カンジ君、ギターはお客様が気まぐれ勝手に練習用として。下はペア・マリッジ・リング。" Diamond behind Gold by EDWARDÉCRUS "