2011/09/30

Crazy classic



英国本国から直接仕入れております。超クラシック(※か、あるいはクレイジーか)のキレのあるアイテム。クリスマス・シーズンも遠くのほうに見えてまいりました。タキシードまわりのパワーアイテムも納得いくものを妥協せず整えてまいりましょうね。



2011/09/20

要注意!クール・ドランカーの紳士たちへ



例年といっていいほど9月20日前後、突然気温が下がる日が来ます。これは以前先輩テーラーから教えられました。この日が、秋冬商戦の大事な日だ、と。ふっと寒くなって初めて秋冬の支度を考える、、、、しかしそれは一般人の話ですね。

ここ数年のエドワードエクリュのクライアントは、残暑のころから秋冬の生地が出そろう直後には冬物のコートをオーダーされます。月末の最終日に振込に銀行に大行列する人々があまりクールじゃないように見えることと共通するようにギリギリで何か焦ってヤル、というのはあまり優雅ではありませんね。

20年以上風邪ひいたり、食アタリ(牡蠣2回)以外は体調壊したことない体調管理バッチリの僕でさえ、例年のこの時期は警戒モードです。一年中3ピース設定なので、一気に気温が下がるとグラグラっと不安定になりかけます。いわば、真夏の揺り戻し、自律神経の反動です。気を付けましょう。

最近、頼んでいた名刺が出来上がってきました。 “Engraving” という銅版印刷を試しました。ボストンの拠点のあるクレーン社が有名なのですが、メイドインジャパンでやりました。フォントを選び、ミリ単位で指示を出させていただき、お付き合いくださったデザイナーの方に感謝しております。銅版印刷は紙幣の印刷手法。銀のインクで印刷しました。

記載されている内容はシンプルに、名刺の佇まいが、自分が今後アウトプットしていくであろう成果物のクオリティを予感させるもの、語るものでありたいと思います。有名なブレッド・イーストンエリスの(かなり笑えるブラックな話)小説が原作の映画『アメリカン・サイコ』のワン・シーン。彼らもシンプルなレイアウトながら、この銅版印刷を使っています。ここの“名刺合戦”に出したとしても、メイドインジャパンのクオリティは1番でしょう。

2011/09/15

911 ピクニック運動会



Scottと妻、そして姪っ子・甥っ子連れてみんなで新宿御苑に行きました。昨年にくらべてちょっと湿度が高く、がんがん走りまくるにはちょっとハードなお日柄でした。体育教師よろしく、熱中症にはさせないように、はい、水飲んだね?などと確認しつつ。

元気すぎる子どもは走らせるのが一番。遊びに来た甥っ子姪っ子連れて、今年で2度目です。子どもは走りまくり、体を鍛え、大人はゆっくりおいしいサンドイッチ片手にワインやビールやシャンパンで大人時間を一服、というのが理想的な子どもと大人のWinWin時間でしょう。

しかし昨年より知恵がついてきた彼らは僕を走りに巻き込もうとしてきます。いちど全力疾走させられました。後半、巻き返し、遠くのほうを指さして『あの、激ヤバいくらいの遠くにある、あのピカチューみたいな木は何かな?あれ、やっばいな』などと言って、何度も長距離も往復させることに成功しました。


僕は、前回のフッティングとはちがって、この日はそうとう着倒して色も褪せているカチョッポリの麻100%のジャケットと、コットンピケのウエストコート、チノパンにスペルガの白、復刻モデルでした。麻素材のスーツは、着古すと限りなくデニムの感覚に近くなります。体の形に馴染み、ここちよい柔らかさが出てきます。究極の1着(1着を無人島に持っていくとしたら?的な)は麻のスーツだ、と答える老テーラーは結構いるようです。

ぼくも、これは一度アフリカ送り(※この甥っ子姪っ子の故郷マラウィに、着古したスーツ、ネクタイ、シャツ、そしてレコードやCDなどを年2度ほど送ります)にしようかと思って麻の変化をしっかり1次情報として見届けねばならん、と思い直したのでした。色落ちてますがよく着ています。麻はちなみに、『盛夏』ではなく、初夏・晩夏のものとして調節して着用されるとよいのではと思います。


※この時期のピクニックの注意点  “ くんたちはこの時期、じゃっかん神経質 ”
この日、鉄砲玉スズメ蜂が、スコットくんの50センチくらいの距離まで接近したのですが、それには理由があります。後で気が付きました。数分前かくれんぼごっこで御苑の森の中を走り回ったのですが、おそらくそのどこかで繁殖期のスズメバチの巣の近くに限界を超えて接近したのです。役割に忠実な門番スズメバチが警告にやってきたのでした。彼らは自分の役割に忠実なGentlemanなので、リスペクトしてあげましょう。森には森の、dress code ならぬ wood code 、森の文法、があるんですね。

2011/09/08

知ってると自由になる



セルフ・メンテナンス方法、賢いローテーション、知っていると、スーツまわりのワードローブも必要最低限になります。

2011/09/02

Scottish highland



スコットランド・ハイランドの風景、硬質な空気、圧倒的な透明感、ときに残酷・ときに寛容な歴史、気が遠くなるような寂寥感、古代ヨーロッパの痕跡、車窓からの景色を愉しむ老紳士“我が心はハイランドにあり、、、、”


もちろん、(僕は嗜みませんが)クラシック・ゴルフ好きにもスコットランドの魅力は尽きることがないでしょう。早々入手していたセント・アンドリュースのクレストも出番待ちです。 ロイヤル・スチュワート柄でパピヨン寄りのカットのボウタイ+ウエストコート(オッドベスト)製作しました。今年の秋冬も楽しくなりそうですね。