いまだに神楽坂を愉しんでおります。新店の脇に入った小道は、不忍通り沿いを一本内側に入った谷中・千駄木・根津界隈の風景とも共通しています。住人のみなさんが佇まいに合わせて、緑や花を這わせていてとても素敵ですね。
花街の名残をとどめる色っぽい喧噪もワクワクしますが、まあ、雨上がりの夕暮れ時くらいは、ぼんやりしながら、静かな道を選んで歩きたいものです。
最近、プロのカメラマンにいろいろなシーンを撮っていただく機会がありました。ちょうどそれが豪雨明けの夕暮れ時だったので外で撮影してもらいました。ありがとうございます。
先代の住人の方が残されたうっとりするような美しい紫陽花のグラデーションを大切に継承させていただこうと思います。しかしながら、さっそく近所のムッシュにお手入れのコツを訊き、自ら剪定したのですが、ちょっとわれながら無粋な切り方をした箇所もあり、これにもやはり精進が必要なのだなと感じた次第です。
業務的にはスタッフのSさんが、バックオフィス業務をサクサクと迅速・丁寧にやってくれるお陰で、ちょっとずつ理想の仕事の流れに近づいております。
移管業務と、整理整頓(これがえらい大変)も進み、客観的に一望した時に、“ああ、今までこれを全部ひとりでやっていたのか”と半ば茫然とします。いやはや7月までゆっくり丁寧に準備させてくださいませ。
最近映画化が決まったカワードの自伝というかアメリカ滞在時の2週間を描いた作品(Mad Dogs and Englishmen)をコリン・ファースがやるらしいですね。定期的に訪れる英国ブームなのでしょう。
英国では、じょじょにオリンピックで盛り上がりつつありますね。僕がもし開会式のプロデューサーだったら、この曲を選曲しますね。ノエル・カワードのトリビュートCDに収められている1曲。