2012/01/17

2012年の(スロウ)スタートなど、


今年も、どうやらまたしても一生懸命働く年になりそうな2012年です。そんな中にもかかわらず、現在エドワードエクリュとの連絡はPCアドレスと事務所の固定電話のみとなっております。顛末的には以下です。

先週1月9日月曜日、事務所にオーダーリクエストのスタッフ連れで来ていたJet氏と話していて、最近個人的に感じていたことでしたが『で、携帯電話って結局のところどうなんだろう?フェイスブックも同じに感じる』と若干過激に僕が口火を切ったため、“そもそも論”の展開で、一層危険な空気に盛り上ったのでした。

要約すると『仕事で集中すべき時間が流動的になりやすい』『腹落ちして会話していないから、内容がカジュアルすぎて、大事な仕事の話などで不向きなのかもしれない』フェイスブックに関しては、個人的に『世界を狭くする必要性を感じない(人と人との心地よい適度な距離感は、自分の感性でチューニングしたい)』ということがあります。

といった展開によって『んじゃ、今から解約しに行きましょう』という切味抜群の提案を受けた次第です。一瞬逡巡したものの、言い出したのが自分なので、乗るべきとの判断で『行きましょう』となったわけです。半ば勢いで二人ともスマートフォン(ブラックベリー)をその日に解約・破棄したのでした。

それ以降、午前11時と午後17時に2度パソコンメールをチェックするようにしています、と会ったクライアントには伝えています。ご連絡が行き届いていない場合、ご迷惑おかけしております。適宜・フォローいたします。

スタッフが一名加わるとまた体制が進化すると思いますが、当分はそのスタイルでいきます。基本的にスロウで丁寧を謳っているのですが、トータルでのパフォーマンスは上がり、クライアントの方々にも結果的にサービス向上になる、と強く確信しております。

ところで、マドンナ監督2011年の映画からですが、携帯ももソーシャル・ネットワークも無かった時代、あっと驚くソーシャル・ディスタンスを築いたカップル、The Duke & Duchess of Windsor 。一見飄々としながらも、自分にとって本質的で純度の高い理想の王国を作り上げたエドワードⅧこそ、紳士服業界にとってのみならず、生き方としても見習うべき部分があるのかもしれません。

2012/01/04

Scott の 靴初め



昨年末、ここ4、5年ほどのお付き合いになる、靴職人のSさんが、トラウザーズの納品受け取りに来られ、ご自身で丸縫いしたScott用の革靴を贈ってくださりました。ありがとうございます。じゃっかん体重・身長ともに重め、大き目で育てているので、サイズ的に少々心配ですが、若干の修正で大丈夫ということがわかり、うれしく存じます。

この靴を見て、靴関係の仕事をしていた、神楽坂マダムMさんが、『あら、これ作った方のセンスは日本人らしくないわ』との感想。欧米的には、子供がふにゃふにゃの足首のころから矯正的な誘導もあって、しっかりした木型・固めの革靴を履かせてきれいな足・足首・脚を作るのだそうですね。

知人達のアドヴァイスを総合して、Scottには正道会館と水泳教室に通わせるのがよさそうだと、プランが固まってきたので、それまでには、よく笑って・よく寝て・よく運動して・よく食べてということに加えて、正しい姿勢を習慣にしてもらおうと思っています。(さらには英語は小学校4年から、まずはふつうの日本語を、と勝手に決めている親)



なんですか?ボクのこと?

2012/01/01

あけましておめでとうございます



新しい一年がはじまりました。昨年は大きなスケールで、強烈な出来事が多々あって、否が応でも哲学的にならざるを得ない一年でした。しかしながらどんな状況だろうと、個人的には結局のところ大みそかの夜まで紅白もTVも一切見ずに徹底的に仕事した一年でした。

2011年は、ひとりでできる業務の限界に挑戦していた部分がありましたので、今年は進行管理スタッフを増員して仕組改善していく予定です。それから年賀状、若干遅れますので、ご了承くださいませ(笑)

日本も世界も、なんだかんだとややこしくなってくる部分もありますが、ベビーフェイスにもヒールにも素晴らしく充実して、味わいと深みのある豊かな1年であらんことを、強く祈っております。