今年も、どうやらまたしても一生懸命働く年になりそうな2012年です。そんな中にもかかわらず、現在エドワードエクリュとの連絡はPCアドレスと事務所の固定電話のみとなっております。顛末的には以下です。
先週1月9日月曜日、事務所にオーダーリクエストのスタッフ連れで来ていたJet氏と話していて、最近個人的に感じていたことでしたが『で、携帯電話って結局のところどうなんだろう?フェイスブックも同じに感じる』と若干過激に僕が口火を切ったため、“そもそも論”の展開で、一層危険な空気に盛り上ったのでした。
要約すると『仕事で集中すべき時間が流動的になりやすい』『腹落ちして会話していないから、内容がカジュアルすぎて、大事な仕事の話などで不向きなのかもしれない』フェイスブックに関しては、個人的に『世界を狭くする必要性を感じない(人と人との心地よい適度な距離感は、自分の感性でチューニングしたい)』ということがあります。
といった展開によって『んじゃ、今から解約しに行きましょう』という切味抜群の提案を受けた次第です。一瞬逡巡したものの、言い出したのが自分なので、乗るべきとの判断で『行きましょう』となったわけです。半ば勢いで二人ともスマートフォン(ブラックベリー)をその日に解約・破棄したのでした。
それ以降、午前11時と午後17時に2度パソコンメールをチェックするようにしています、と会ったクライアントには伝えています。ご連絡が行き届いていない場合、ご迷惑おかけしております。適宜・フォローいたします。
スタッフが一名加わるとまた体制が進化すると思いますが、当分はそのスタイルでいきます。基本的にスロウで丁寧を謳っているのですが、トータルでのパフォーマンスは上がり、クライアントの方々にも結果的にサービス向上になる、と強く確信しております。
ところで、マドンナ監督2011年の映画からですが、携帯ももソーシャル・ネットワークも無かった時代、あっと驚くソーシャル・ディスタンスを築いたカップル、The Duke & Duchess of Windsor 。一見飄々としながらも、自分にとって本質的で純度の高い理想の王国を作り上げたエドワードⅧこそ、紳士服業界にとってのみならず、生き方としても見習うべき部分があるのかもしれません。