2010/03/04

Mr. Fabulous

ハリソンズの代表のJames氏が “fountain of knowledge”と言って繋いでくれたCameron氏。ヨーロッパ、ニューヨーク、どこの誰にでもつながっている人物でした。前日は、スコットランド対フランスのラグビー戦で、スコットランドが負け、“昨日はイマイチな気分だった”と笑っておられましたが、ホテルまで迎えに来ていただき、自宅に案内していただきました。

自宅に到着し、外で来ていたスーツの上着を脱いで着替えたジャケットが、ハリソンズの最上級ラインのMillionaireという100%ピュアカシミア生地を使用したものでした。まさに、知人を自宅に招待し、クラブに食事に出かける前に食前酒をちょっとひっかける、というシチュエーション用のジャケット。学ぶことが多いです。

ラウンジ・ジャケットのように、優雅にエレガントに寛ぐ、という愉しみ方ですね。古今東西、ヨーロッパ、ニューヨーク昨今のモダン・ジェントルマンスタイルについて貴重なお話を伺いました。ジャグアから降り立ち、ニコニコ佇む氏を見ていて、ホテルの玄関先にいたちょっとトッポイ感じのお姉さんがポツリと “Oh! Fabulous !”と呟いたのが非常に印象的でした。ファビュラス、という囁き声、脳味噌にズバッと刺さりました。

クラシックというよりも、ファビュラス!(ロマンティックというニュアンス含有しつつ素敵!)という若い世代の受けとめ方こそが、伝統的なものへのリスペクトにつながって、クラシックをイキイキとしたものにしています。さらにそれを旬の魅力として採り入れ、紳士はいっそう悠然として優雅にいられるし、街はますます素敵な街になっていくでしょう。ブキャナン氏ネタは次回も続く、、、

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