2008/03/27

EDWARD Suit 3


昨日は納品のお客様に小岩の僕の自宅兼オフィスまでご足労いただいた。到着が午後6時だったこともあり、自宅にいる母が普通に夕食を用意してくれて一杯やりつつご一緒にごはんを食べた。ごはんしながら世間話、人生話、そしてビスポーク。

われながら相当に珍しい接客スタイルで、かなり楽しかった。食事をしたりお茶したりしながら話すほうが、会話に抜けがあって、自由に希望やライフスタイルなどが聴けるのかもしれない。

しかしながらママごはんを食べながら、FRATELLI TALLIA DI DELFINO【フラテッリ・タリアディ・デルフィノ】がですね~とかBAMBOO(竹)素材がどうだのこうだの素晴らしいですね~とオーダー話をやりとりしている図は、絵的にあり得ない感じで愉快でした。

しかしよく考えれば普通のことだ。今日、昼間プリンターの修理に来ていたエンジニアの方の作業が12時にかかったので一緒に昼ごはんを食べた。パソコン設定苦労ネタで盛り上がって僕が無線LANの設定で挫折したままだと話したら、明日午前中にたまたま余っているから、ご好意で純正部品持参してもう一度設定しに自宅に来てくださるとのこと。まことにありがたいです。

人との出会いは、一期一会でしばしば『瓢箪から駒』。想定外の展開になる。『小岩のアラン・フラッサー』そしてプライベートのビスポークスタイルに近づくために、立ち上げ期にママちゃんご飯も追い風になってくれるのかもしれない。


※BAMBOO(竹)バンブーは、やわらかいシャリ感、清涼感のある生地です。この生地は100%BAMBOOで黒、260g/mのもの。リネンやコットンのようなざっくりとした素材感ではなく、シルクのようにしなやかで、上質なモヘアのような光沢感がある。竹の繊維を溶かして、やわらかく再生させた繊維。吸湿性に優れ、涼感があり、綿や麻よりシワになりにくい特長を持っているので、竹は夏服の粋であるし、未来の定番、必然かもしれません。

※画像は、自宅の作業台、兼食台。朝焼け夕焼けの光の下で能率があがります。

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