2008/03/15

EDWARD Suit 3



EDWARDが提案する、オーダーメイド・スーツについて。スーツをはじめて購入される方から 『そもそもオーダーメイド・スーツについて教えてください』 と質問があったので、普段口頭で説明していることを書きました。

オーダーメイド・スーツといっても、いろいろあります。一般的には、ショップで展示されている既成のスーツから、ほとんどの部分を手縫いで仕立てられるフルハンドメイドのスーツまであります。価格帯は1、2、3、4それぞれに生地によっておおよそ5万円~50万円まであり、5のフルハンドメイドの場合は30万円以上からになっています。

1.既製服 → 2.パターンオーダー → 3.イージーオーダー → 4.カスタムオーダー( ※ EDWARD SUIT ) → 5.フルハンドメイド

 1 → 5 に向かうにつれて、工程ごとの選択・自由度が上がる分、フィット感や好みのフィーチャー(仕様・特徴)が反映されていく度合いが上がっていきます。とはいっても、必ずしも → の方向で満足度が大きくなる、というわけでもありません。

たとえば、既成スーツでも全体が好みの感じでフィットしていて、生地も仕立ても全体の雰囲気も御自身にピッタリ合っていれば、すぐその場で持ち帰れますし、すぐに欲しい・すぐに着たいという状況ではなおさらありがたいものですね。帰り道はうれしくてワクワクしますし。

2 のパターンオーダーは、採寸用ゲージ(実際のサンプル・スーツ)を着用してからその差寸で出し(長く)・詰め(短く)の数字を決めます。既製服と同じ工場でサンプルゲージごとの固定型紙で生産します。細かい補正はできません。そのかわり納期も早いですし工賃も安いです。

3 のイージーオーダーは、採寸用ゲージ(この部分はパターンオーダーと同じ)を着用してその差寸の数字を決めますが、そこから各人ごとの型紙を差寸をもとにして作ります。通常オーダーメイド・スーツの工場で作られます。パターン・オーダー以上に細かく補正ができます。

4 のカスタムオーダーは、採寸用ゲージがありません。型紙をゼロがら起こします。採寸するフィッターの数字で新しい型紙を起こします。イージー・オーダー以上に細かい補正ができます。オーダーメイド専用工場で仕立てられます。仮縫いはありません。お仕立てにおいては手縫いの部分とマシンの部分があります。

5 フルハンドメイドも型紙ゼロから起こします。仮縫いを何度か繰り返し行い、各工程にもじっくり時間も人件費もじっくりかけて納得いくまで究極の1着を仕立てます。ほとんどの部分を手縫いで行います。

そこで、1~5全体を見渡して、どれを選択するかという判断になります。

(とりあえず続きは、明日)

No comments: