2013/06/25

Inspiration from “Special” BRITISH GRAND PRIX


ここ最近の都内移動で、電車タクシー以外で一番乗っている移動手段は、Jet氏のランボルギーニ・ガヤルドかフィリップ氏のAudiR8、という貴重かつ特殊で恵まれた状況もあって(さらに来月は戦車にまで乗せていただくことになりそうですが) 車関連の動画を見ていたところ面白いものを見つけました。



単純に、そもそもの設定が違うと、結果は根本的に違ってくるのでしょう。 動画に登場する、一般車、ラリーカー、フォーミュラ1のそれぞれのセッティングは、人にとっては、自分自身でコミットしている(肚の底で、自分はこうだ、と決めている)ことに当てはまるのかもしれません。

どの分野でも 1.初心者、 2.得意な人・本気の人、 3.プロ・ガチの人つまり命を懸けている人 と分けられるように感じます。実際、1 ⇒ 3 に向かって命の危険があるわけですが。。。 一般車、ラリーカーの加速の横を、さらに圧倒的な加速ですっ飛んで行ってしまうイメージ。

 かたや、 プロから初心者を見ると、こういうふうに見えている、、、



さらにイメージとして体感できるのは、どんなジャンルであれ、圧倒的である、ことは脳天を貫くような強烈な絶頂感(エクスタシー)を味わえる、ということ。これは大きなモーチベーションですね。どのセッティングを生きるかで人生が決まります。いずれにしろ、どの階層を生きるにしても、死ぬまで精進なのでしょう。

2013/06/20

The Geat Gatsby 。。。アリだ!



昨日水曜日、定休日。後輩格竹内君からの誘いで、“華麗なるギャッツビー”を六本木東宝シネマへ観に行きました。金曜日にスコットがおたふく風邪を発症し、規定の中5日のお休み期間の最終日で預かり当番。母に頼んだり、全員で神楽坂に移動したりして何とか調整でき、10時30分到着。、、、すいません、午前中は3Dしかないんですよ。。。と竹内君。

ただでさえ、クール・ビズ嫌い、携帯端末(の過度なモデルチェンジ)嫌い、イマドキ電気機器は全部嫌いの僕にとってGreat Gatsby を3Dで? 無い。無理。となりました。何かとこの時代、生きにくい我々が3Dなんかい?そう怒りを爆発させた後、フト、ネタ的には面白いのかもしれん、、、自分では絶対にしない選択肢、どこかで聞いたセリフですね。。

いつもエドワードにおいてクライアントに言われるセリフじゃないか、、、ということで、今回は自分では絶対に取らない選択肢、3Dでギャッツビーを観ることになりました。オリバー・ピープルズのボストン眼鏡(ゲーリー・クーパーのモデル)の上にさらに、モダンな3D眼鏡をオン。その時点で、きわめて、すこぶる非日常です。

シャツが美しすぎて泣けるデイジーの文脈も今回の製作側の解釈がニック・キャラウェイの口から語られていたり、と充分楽しめました。徐々に重くなっていく後半の展開に際しても、ほう、こうきたか、ほほう、ここで一気に行くか、などと、若干オッサン的に心の中で突っ込みを入れつつ愉しめました。

ディカプリオが見せる、往年のハリウッドスター的表情もある種、型に忠実であり、観るほうは物語に乗っていけました。そもそも原作のギャッツビーのキャラクターを考えると、前作ギャッツビーを演じたレッドフォードの甘い風貌は、どちらかというと心のバランスの取れた柔らかい人の表情をしており、逆にそこのギャップがミステリアスの発生源だったのですが、今回のディカプリオの集中力顔は思いつめた人生を送る思い詰めたギャッツビーらしい風貌ともいえるのかもしれない、と思いました。

一度横から、『これ、ボタンダウンで合わせてますよ、、、』などと服飾的突っ込みが竹内君から入ったりして、『背中にいくつもプリーツが入っていて充分カジュアル・フィーチャーだからアリだ、(などと真面目につぶやく自分もいたりして)』ちょっとしたお祭り、トラッド祭りでした。

股上はそうとう深かった点は画期的だったように感じますが、パンツが細めなのも、現代的には充分アリだと思いました。最近エドワードではサスペンダーボタンは後ろは外、前は内で、ループも無しが100%に近いのですが、ゆったりパンツに抵抗がある方はおられます。トラッド勢力は欲張らず、大事にいくぞ~とばかりに、1ヤードづつモード勢力のベースラインを押し戻しております。

3Dによって洋服の立体感が良くわかりました。アクション・シーンで目が回るようなシーンが過度になかったのもよかったでした。クラシックな建物に入っていくようなシーンは立体感と奥行きにはわくわくさせられました。映画を観た後の醍醐味はアフターでエラそうにあれこれ言える権利であり快楽ですが、ほどよく突っ込みどころもあって、大いに愉しんだ数時間でした。

2013/06/12

新日本紀行 @新潟

 

時が経つのは早いもので、思い出を書き留めようと思いながらはや一か月。一般の方々より一歩遅れてのゴールデン・ウィークのお休みに、家族で5月20日から2泊3日で新潟へ行ってきました。


松本さんとのご縁、燕三条の物づくり(磨き)、鮭、海の幸・山の幸、温泉、という魅力に誘われました。とはいっても、“観光”より“テーマ”で動くほうが面白い、という昔からの木場家の旅の(こむずかしい)方針もあるせいで、今回も松本さんのアテンドで社会科見学の要素もたっぷり入れました。


新潟の印刷機械部品メーカーの代表を継いでおられる松本氏。青年海外協力隊時代に、ヨルダンにて柔道のナショナル・チームのコーチをしていました。神楽坂に来られるたびに、何度も素晴らしい日本酒やご当地のあられ(新潟産のお米で作ったもの)や甘いお菓子をお土産で持ってこられ、新潟の魅力に完全に背負い投げで一本負け。今回もすばらしい旅を演出してくださいました。ありがとうございます。


シンプルで美しいアイテムの数々。手のぬくもり、丁寧にきちんとしたものをつくろう、という意志を感じる逸品があふれています。使いやすいなんてことのない普通のデザインでありながら一生懸命丁寧につくられたものが一番使いやすいです。


燕市中央通り2丁目の『玉川堂(ぎょくせんどう)』さんです。カンカン、、、と店の裏手の工房では始終響いておりました。われわれが見ている時に、大手乳酸菌飲料の社長ご一考も視察に来ていました。なるほど、“ツバメ”つながりということらしいです。一度工房の音を聴くと、それからは、湯呑みを見るたびに耳の奥でその音が聞こえてくることになります。


自分のペースでのモノづくり環境を作っているとの、経営者の方のお話でした。職人たちへの深い愛情や思いやりを感じました。人・モノ・そして地場を愛して、営々とモノづくりをされておられる姿勢は、自分たちが作り出しているものへの長期的なスタンス・視野を表しているように感じさせられました。


モエ・グループからのオーダーでつくられた逸品。社長も直接寄られたとのこと。さりげなく飾られていました。僕も現在アルコールを控えている妻にビール飲み用のコップを購入しました。


この地方によく見られる、一直線の土間。


このような日本の日常の逸品がたまりませんね。それぞれがすばらしいものでした。


こちらは、一番最初に i-pod の非常に高いレベルのオーダーを圧倒的に超えてみせた伝説のK研業の壁の配電盤。10年以上前でしょうか雑誌でこちらの工場について知って、一度は来てみたいと思っていた場所です。社長のお話を2時間近く聞くことが出来て、たいへん勉強になりました。

やはりやんちゃさ、もお持ちで、野性的で猛烈な闘志を彼の魂の中に感じることができました。息子のスコットを抱っこして写真撮ってもらいました。すばらしい人間に会う、という一次体験こそ何よりぜいたくな英才教育です。そして大人にとっては学びこそ人生最大の遊びです。

松本さんの実家の工場も視察させていただき、そっくりの弟さん、お母様、おじい様おばあ様とご挨拶いたし、たいへん勉強になりました。ありがとうございます。工場は、丹念に整理整頓されており、動きの工数や距離など作業の効率を限界まで高める工夫をしており、静謐ともいえる空間でした。


豪農の家、(渡邉家)。士農工商、日本のクラス世界。もともと商だった、この家は金融を営むことで、土地を増やして行き、最終的に農地を大きくしたので、結果的に農、それも“豪”農となった。非常に興味をそそられる間取りでした。北から南に向かって一直線に大きな土間。それも年貢を納める馬が通りぬけられるほどのもの。

北は飯炊き人から始まって、南側の旦那が接客する場所まで、それぞれの身分に応じて15センチくらいづつ高くなっていく。。。格の高い家からの嫁入りの際に、華やかな場所で一週間近い宴が繰り広げられたとのこと。。。妄想族の僕には、余裕でその場面が、花嫁の化粧メイクの細部までイメージできてしまいました(笑)


改装中でしたが、池で鯉にエサをやってきました。


左手が上座、右手が下座。さぞ人間ドラマが繰り広げられていたのでしょう。


屋根はこれが完成形。派手にせず、地味に。家訓も見せていただきましたが、一定の年齢になるまで、綿を着るべし、などなど、そのワキマエと知恵が刻み込まれるがごとく、記されておりました。華やかな中庭。大名貸し、という大名にお金を貸していた豪農。ちょうど、ヨーロッパで、国にお金を貸す金融家が影響力を増大させ、結局は歴史をつくっていったように、日本にも同じような立場で歴史をつくっていった部分があったのでしょう。


伊藤家』。 七代目文吉氏は、アメリカのウォートンスクール卒業。終戦直後の進駐軍の担当が同じ学校だったこともあり、その彼の協力もあって屋敷を残すことができた、というくだりが、ソサイエティの匂いがして、興味をそそられ8代目文吉氏の著作を購入して現在読んでいるところです。


つわものどもの夢の後をのんびり妄想している父と、ソフトクリームを食べさせてもらえず(卵アレルギー)悔しがるスコット。


シャケに関する博物館の中ではおそらく世界一ではないか、と思われるスケールのイヨボヤ会館。藩の中の知恵者が、鮭の繁殖について工夫し、発明し、養殖に成功。米、鮭、と新潟の豊かさを決定づけることになったのだそう。発酵した鮭の塩分が大好きなので、これにはずいぶん刺激的でした。シャケばっかり食う熊として、生まれ変わったとしても、僕はそこそこやっていけそうです。


宿は鷹ノ巣温泉、喜久屋(喜は、七を3つの草書体)。でした。すべてが離れの部屋で、各部屋に内風呂・外風呂・露天風呂があり、ちょっと離れた露天風呂もあり、ここに松本さんと入りにいったのですが、ほぼ熱湯だったにも関わらず、ぬおう、と叫びながらも二人してしばし首まで浸かって、ホウホウの体で部屋に戻りました。しかし不思議ですね。お湯に向かっていく時は熱さを感じないのですが、出る時にギャ~っと叫びたくなる体感になります。大笑いしながらのいい思い出になりました。


早朝の風呂も最高です。“ マークー、ワイコー ” と鼻歌を歌いながら、早めに上がりました(笑)時々熊いるそうなので。自然満タン、ということですね。


最終日は、宿泊先の部屋にてみんなで会食。松本さんの素敵な奥様の前で、コチンコチンに緊張していたスコット。ピクリとも動かず5分経過。保育園でも、お姉さん先生の前だと、どうも固まってしまうクセがありますね。全般的に大人も子供も楽しくすごせた連休でした。スーパーアテンドだった松本さんに感謝いたします。また新潟はいきたいです。

2013/06/02

かくれんぼう横丁




ネタ満載の5月だったにもかかわらず2度しかブログ更新できず、あれよという間にもう6月。づくづく5月は肌もち最高で、天気に恵まれていました。ちなみに明日(本日?)6月2日は路地(6・2)の日らしいです。神楽坂らしい石畳、昼も夜も絵になる街です。




今月は2度本格的な撮影があるため、ロケハンがてら夕方を散歩。上写真はエドワードエクリュのドレッサー、小島君、そして修行中のK君です。装いとは半分は自分のため、半分は他人のため。クールビズとは関係のない世界を生きる男たちがいても良いのではないでしょうか。




端正な着こなしの背広男たちが似合う街でありたいものです。本日撮影した店前写真ですが、花も徐々に咲き始めました。微力ながら、街の素敵な佇まいに貢献できればと思います。店先の掃除の度に、しあわせを感じるほどの咲きっぷりとなりました。

2013/05/08

立夏 (Rikka)





萌える緑、そよぐ風、五月晴れ。。ゴールデンウィークは仕事三昧でしたが、お天気も良く、肌もちも抜群で、とても気持ちの良い日々でした。4日土曜日、エドワードの向かいにあるイタリアン、フルッティフィカーレにて、窓際の席をリクエストしてオープンテラスにしてもらって、ゴキゲンなランチタイムを過ごすことができました。

写真左の店長のT氏、同郷の鹿児島出身の魂のこもったおもてなしをしてくださいます。そして右はO氏。何よりも、たまたまこの日、T氏もO氏ともにエドワードエクリュで装っておられ、そのせいか普段から美味しいワインがよりいっそう美味しく感じた次第です。

フランス人が多く居住する街にしては、気持ち良い場所に、もうちっとばかしオープンテラスがあっても良いのではなかろうか、と感じます。密閉した室内よりも、風通し・抜けのよい空間のほうがずいぶんと気持ちが良いです。

4月から店から徒歩1分、白銀公園そばに台所の広い物件を借り、会社のバックヤード兼食堂にしました。さすがに店には小さな試着エリア(兼納品前スーツ置き場)くらいなので、休める場所が無く、昼寝できそうなカフェがあるはずもなく、思い切って一部屋借りることにしました。

店から30秒という点と日当たりの良さ、台所の広さで選びました。ご縁なのか、大家さんも、以前からいつもニコニコご挨拶してくださるおばちゃまでした。

せっかくなら、一汁一菜の料理くらい作れるようにしよう、と北鎌倉まで精進料理習いに行ったりしました。新規商品開発を筆頭に、やりたいこと(やるべきこと)がぷりんぷりんにひしめき合っているため、時間の壁が立ちふさがります。

最近の明らかな失敗としては、近所の24時間オープンのスポーツ・ジムに会社ごと入会したものの、6ヶ月間で一度たりとも利用していない!という事実。アタタ。。。 やはり散歩が丁度いいのかもしれん、退会手続きを済ませ、そう思った次第です。




2013/05/06

Great Gatsby




スコット・フィッツジェラルド原作、グレート・ギャッツビー。今回はレオナルド・ディカプリオがギャッツビー役。飽きることのない演目を、いろんな俳優が挑む、たとえ少々ネクタイが細かろうが、トラウザーズの股上が浅かろうが、充分に楽しみです。男たち女たちの夏の盛装をゆっくり堪能したいものです。。

最近の007シリーズの、“ダニエル・クレイグ・ボンド”と同様、女性観客に十二分に対応したキャスティングにも感じます。しかしそれも時代なのでしょう。思いつめた眼差しが得意で、表情の可動域はかなり狭いディカプリオが、どのように(最後半以外はずっと)ミステリアスな(はずの)ギャッツビーを演じ切るか。。。ハマると再び名作のひとつになるのでしょう。あるいはロミオとジュリエット的に大胆な演出なのでしょうか。

ところで、以前からブレイシーズの話やパーティーの案内で書いたブログでたびたびギャッツビーのイメージを借りているのですが、やはり夏の白系のスーツというのは殿方のひとつの憧れの到達地点といえるのではないでしょうか。コードレーンやシアサッカー、好きな人間には夏の装いとしては限りなくキュンと来ると同時に、とても快適です。

そして、当然のことながら、これにハットを被ることになります。スーツもハットも着用している当人にとってはごく普通の流れである一方で、ただでさえ、クールビズの昨今にあって、街中では爆発的に目立つことになります。さあ、どうしましょう?このあたりで、殿方は決断を迫られ、そしてほぼ9割の殿方が脱落してしまわれます。平均を生きるか、軽く飛び出してみるか?ちょっとした人生観が問われるグルメな瞬間です。

【追伸】
エドワードエクリュのゴールデンウィークの営業日は通常通りで水曜日・日曜日お休みですが、5月18(土)~23日(木)をお休みとさせていただきます。ご了承くださいませ。

2013/04/15

cufflinks カフリンクスを選ぶコツ




なぜこちらを選び、なぜあちらを選ばないのか?紳士服と紳士服をめぐるあらゆるアイテムについて、EDWARDÉCRUS®は、ハッキリと答えを持ってます。語り始めれば終わりがないのですが、クライアントから質問されれば、その理由を明確にA4 用紙 1 枚に収めお渡ししてお持ちのエドワード専用の赤いファイルに納めていただきます。

たとえば、現代におけるカフリンクス・スタイル全体を見た上でのクラシック系を選ぶとすれば、上のような楕円で “ 裏が無い ” ダブルトップ、そしてそれぞれのトップがチェーンで繋がれたものになります。このダブルトップという点がかなり重要(効かせどこ)と見ています。

ラグジュアリーブランドの数十万のシングルトップのアイテムよりも、ブランドがそれほど有名でなくても、基本に忠実なデザインで、丹精につくられているエナメル(七宝焼)の一品を5万円前後で選ぶことをおすすめします。

スーツスタイルをクラシックに上質に仕上げていても、袖口から見えるカフリンクスがそれなりのクオリティでなければ、その部分がボトルネック(水の出る量がボトルの首の一番細い部分で決まること、つまり一番の弱点によって、その物のパフォーマンスを意図せずも決定されてしまうこと)となります。

そして、美観的にいうと、ロジウムメッキ(プラチナの光沢に似せた、保存・お手入れがしやすく、つまり製作・販売側に都合のよい一般的なメッキ)の部分、つまりガワの部分ができるだけでしゃばらず、その存在をできるだけ消しているデザイン、つまりガワが薄いものを選びます。

たった、これら数点のポイントで、世の中を見回しても、99%のカフリンクスが選択候補から落ちます。今この2013年にあって、古めかしいカフリンクスをすること自体の意味、その嗜好、マインドを鑑みながら、遠い3カメ目線でアイテムを見ることが大事です。

カフリンクスを構成している素材とデザインのそれぞれの『存在』と『わきまえ』、それらを見究め、目を効かせ、素直に考えれば自然と選択すべきアイテムがふわっと目前に浮かび上がります。

さらに、もう一歩DRESSSIR®的にアドヴァイスを付け加えるならば、色はできるだけ淡い色をおススメします。これは通常使用のためのネクタイにも言えることですが、淡い色ですとコントラストが強くなり過ぎず、それがケミカルな色でない限り、どのような色(といってもこちらも、化学発色度の低い色ですが)とも気持ちよく合うからです。

※ バックの生地は、ハリソンズ・オブ・エジンバラのファインクラシック。こちらも、その佇まい、丈夫さ、良心的な価格、いずれもすこぶる英国的な逸品。

2013/04/12

番外編 GT@Germany




絶対的な存在感を見せた彼は、南ドイツからベルギーの検疫厩舎に搬送され、日本にやってくることになりました。ミッションを終えた一行は、ヴュルツブルグ、マイン河沿いの橋のふもとのワイン・バー Alte Mainmühle にて夕暮れ時のひとときを愉しみました。




古い街並みのいたるところに見とれていました。レストランもたくさんありました。



河からの気持ち良い風に誘われて、橋に佇んで、なかなか立ち去り難い様子です。




街中のおもちゃ屋でシュライヒ社の一頭を買って、記念にしました。今彼は神楽坂の店におります。今回のエドワード号に一番似ている馬を選びました。




ヴュルツブルグは医学の盛んな街で、日本でも有名なシーボルトが学んだ街です。街中に良心的な薬局がいくつもあり、もろもろ利用しました。医療用めいたオーガニックなシャンプーや歯磨き粉などを購入しました。




街の看板のひとつひとつにも見とれていました。歴史を感じさせる作品ですね。




この日の夕食は、野菜をたくさん食べたい気分だったので、“ 地中海風シーフードサラダ ”を頼んだのですが、登場した料理は、meatの量がだんぜん多かった!こりゃネタかい~?と叫びつつ食す。さすがにドイツ人R氏も、僕が何を言ってるのか理解しているらしく、“ テヘヘヘ、まあまあ、ドイツ料理、かんべんしてくんろ~ ”風味なことを言っていた様子。




バロン氏は小さな端末を見ながら、日本の株式市場をチェックしていました。自身の勝負強さ・運気の強さを再確認していた模様。コンビの靴が珍しいのか、ご機嫌にしている日本男児が珍しいのか、子犬たちも寄ってきます。




今回たいへんお世話になったドイツ人R氏の友人、世紀を超える歴史を受け継ぎ、家族経営でワイナリーを経営しているM氏。この風貌は誰かに似ている、見たことある。。。。。そうだ!トランプの13、キングの絵札の風貌だ!

テスティングで真ん中の壺に戻すことのなかった、氏を見習い、我々も、出されたワインをすべて完飲いたしました。蔵から少年のような(王様の)笑顔でヘッヘッヘと笑いながら次々とお気に入りを小脇に抱えてくる姿がクールでした。






R氏から今夜の夕食は典型的な伝統的なドイツ料理、ということで、敬意を表してこの夜は大真面目にボウタイでした。タッターソル柄のオッド・ベストなので、“country dress”というスタイルになります。多少堅物と思われようが、フォーマル寄りに装うことで、相手に対する尊敬の念を表します。万国共通、それは気持ちの深い部分で相手に伝わります。




夕食まで時間があったので、二人でホテルの近所の街を散策しました。左は街の肉屋。





街の中心部にあったオープンテラスのバー&アイスクリーム屋。いつも明け方の散歩だったので、昼間見る街も新鮮でした。




きれいなシルエットでキマッていますが、右手に抱えているのは、野菜を洗うボウル。近所のスーパーにて、購入。この地域は方言がめっぽうキツく、レジにて、あまりの見事な言葉の通じなさっぷりに、並んでいたおばちゃん全員が手伝ってくれる始末。心配芸も芸のうち、言葉が通じるのも、通じないのも、それぞれにグルメな時間です。




ザワークラウト(酢漬けのキャベツ)の上にソーセージが乗っております。




空気が澄んでいるので、日本でいうところの秋の空のような、キュンとくる光が部屋に差し込みます。




最終日前日は聖地バイロイトに行ってシャンパンあおり倒しながらワーグナー聴いて帰国だ、と計画していましたが、目指す建物が改装中とのことで、タイミングが合いませんでした。

プランBとして、再び素晴らしく気持ちよかったヴュルツブルグで過ごすことにして、早い時間に夕食を摂りました。 “ はい、シャッターは長~く、押し してください”とニュアンスで伝えようとする酔っ払い日本人。 






帰国の途につき、フランクフルト空港へ、R氏。




帰国の機内はフレンチのコースを選び、和食をがっつかない自分の味覚も、これまたずいぶんと大人外人仕様になったもんだ、エライ!とわれながら感心していたのもつかの間、デザートを食べ終えるやいなや、いかなる気の迷いか、どんでん返しだか、突然みそラーメンをオーダーし、CAのお姉さまから爆笑される始末。そこはやっぱり日本人ですたい。




早朝6時30分、羽田着。本読んだり、備忘録つけたりしていて、結局は一睡もせず。雑誌『男の隠れ家』の哲学特集を読んでいてあっという間に羽田着でした。この雑誌に、確か12、3年以上も前ですが、日本の魚市場についての記事を4ページほど書いた記憶があります。




アドヴァイザー件マネージャー役であるH女史。渡独の際にも2人へのヘッドマッサージで、機内にて魔法のような安眠へと誘導していただきました。あまりにも効きすぎて、羽田へ向かう車中で、すでに睡魔にて撃沈していたという噂もありました。。。いつもありがとうございます。




そのまま早朝の神楽坂へ。出国時はまだ、つぼみだったアジサイも緑濃く葉をつけ始め、店前のクリスマスローズもかわいらしい花を咲かせていました。原美術館にあるインスタレーション作品のようなウィンドウペインを着たこの眼鏡男は、典型的なワーカホリック日本人よろしく、予定のランチの蕎麦も食べずに普通に終日仕事していました。