2013/06/20
The Geat Gatsby 。。。アリだ!
昨日水曜日、定休日。後輩格竹内君からの誘いで、“華麗なるギャッツビー”を六本木東宝シネマへ観に行きました。金曜日にスコットがおたふく風邪を発症し、規定の中5日のお休み期間の最終日で預かり当番。母に頼んだり、全員で神楽坂に移動したりして何とか調整でき、10時30分到着。、、、すいません、午前中は3Dしかないんですよ。。。と竹内君。
ただでさえ、クール・ビズ嫌い、携帯端末(の過度なモデルチェンジ)嫌い、イマドキ電気機器は全部嫌いの僕にとってGreat Gatsby を3Dで? 無い。無理。となりました。何かとこの時代、生きにくい我々が3Dなんかい?そう怒りを爆発させた後、フト、ネタ的には面白いのかもしれん、、、自分では絶対にしない選択肢、どこかで聞いたセリフですね。。
いつもエドワードにおいてクライアントに言われるセリフじゃないか、、、ということで、今回は自分では絶対に取らない選択肢、3Dでギャッツビーを観ることになりました。オリバー・ピープルズのボストン眼鏡(ゲーリー・クーパーのモデル)の上にさらに、モダンな3D眼鏡をオン。その時点で、きわめて、すこぶる非日常です。
シャツが美しすぎて泣けるデイジーの文脈も今回の製作側の解釈がニック・キャラウェイの口から語られていたり、と充分楽しめました。徐々に重くなっていく後半の展開に際しても、ほう、こうきたか、ほほう、ここで一気に行くか、などと、若干オッサン的に心の中で突っ込みを入れつつ愉しめました。
ディカプリオが見せる、往年のハリウッドスター的表情もある種、型に忠実であり、観るほうは物語に乗っていけました。そもそも原作のギャッツビーのキャラクターを考えると、前作ギャッツビーを演じたレッドフォードの甘い風貌は、どちらかというと心のバランスの取れた柔らかい人の表情をしており、逆にそこのギャップがミステリアスの発生源だったのですが、今回のディカプリオの集中力顔は思いつめた人生を送る思い詰めたギャッツビーらしい風貌ともいえるのかもしれない、と思いました。
一度横から、『これ、ボタンダウンで合わせてますよ、、、』などと服飾的突っ込みが竹内君から入ったりして、『背中にいくつもプリーツが入っていて充分カジュアル・フィーチャーだからアリだ、(などと真面目につぶやく自分もいたりして)』ちょっとしたお祭り、トラッド祭りでした。
股上はそうとう深かった点は画期的だったように感じますが、パンツが細めなのも、現代的には充分アリだと思いました。最近エドワードではサスペンダーボタンは後ろは外、前は内で、ループも無しが100%に近いのですが、ゆったりパンツに抵抗がある方はおられます。トラッド勢力は欲張らず、大事にいくぞ~とばかりに、1ヤードづつモード勢力のベースラインを押し戻しております。
3Dによって洋服の立体感が良くわかりました。アクション・シーンで目が回るようなシーンが過度になかったのもよかったでした。クラシックな建物に入っていくようなシーンは立体感と奥行きにはわくわくさせられました。映画を観た後の醍醐味はアフターでエラそうにあれこれ言える権利であり快楽ですが、ほどよく突っ込みどころもあって、大いに愉しんだ数時間でした。
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