2008/09/11

徒然なるままに、身のまわりの萌え(moe)あれこれ

貝釦(貝ボタン)にも自然のキメ細やかさ、大理石と同じように微かながら2つと無い模様があってシビレます。本水牛もそうなのですが。こちらはブリオーニのショーウィンドーより。
Eでは手縫いのフル・ハンドメイドのオーダーも承っておりますが、その際は御紹介となります。実際に縫う職人の方の所へお連れして、わたしはコーディネートに徹するのみです。高品質の工場縫製ラインがEDWARDのメインのオーダー商品です。

先日お台場にてクラシックカーの常設アーカイブ展にてTOYOTA2000GT。後姿が最高にカッコイイ。トヨタのテストドライバーだった福澤氏(日本の『エドワーズ』というブランドの愛用者であり、このあたりの資料を僕は常に探し中)因縁の車。氏が着ていたコートはバーバリーではなくアクアスキュータムだったのではという林氏の意見。


渋谷駅内(銀座線乗り換え時)でここ何年も気になりつつ通り過ぎているので、休日悩ましい香りを放つワッフルに決着をつけようと食しました。ビン牛乳の黄金ポーズ、手は腰に置きつつ、ワッフルパクつき。牛乳は昨今ジャンクという説が有力だと思いますが、われわれ人間自体が既に地球にとっての一番のジャンクですから毒を持って毒で制すの精神で免疫放射を浴びせかけましょう。気軽な便秘薬という認識です。


先日Hマダムがはめていたマルコス元大統領夫人だった、イメルダ婦人が所有していた翡翠のネックレス。つるりんとしたトップにまとわり着くようなゴージャズな台座が萌え!翡翠の色が美しいほど価値も高いと記憶しますし、金の重量感でそうとうなもののようです。

昨日も、知人Aちゃんにこれでセクシーなスーツを仕立てることを強くおススメし採寸・生地決め・フィッティングのチェックしました。ゲージを着用してからのチェックです。女性こそスーパー150'sでカシミア混は最高の選択です。最高品質の底艶、光沢、上質な手触り。カシミアがソリッドな質感を柔かくまとめます。シルエット的には、重心を上に上に持ってきます(背丈とかスカート丈とか)。ハイヒールは7cm以上でお願いします。そうすると美しく何ともいえない8の字シルエットが完成します。紳士ビスピーク用の高級素材で、レディススーツを!というのも魅力的なテーマです。きっとアラサー(30代前後)やアラフォー(40台前後)のセクシーでかっこよく、仕事バリバリの方も、凛々しくありながら、着実に幸せ“確定”電車に乗れるのではなかろうかと存じます。
先日ロジャー氏の自宅でEのホームページ更新などで作業中、分解中のマックが傍らにあり、そこに萌えを感じてしまいました。もともと私はプラモデルキチガイでしたから、ちょっとしたきっかけでAボーイに進んでいた可能性も大です。ここのラジエーター部分にグッときます。しかし自分がちょっと感性変わったな、と思ったのは、画面中央、太い配線ベルトの縁の細いピンク色(際から1ミリ巾みたいな)にグッと来た点です。これはエルメス的な配色だ、と感じました。


Kさんより招待券を貰って駒場東大前駅ちかくの日本民芸館に行ってきました。木の質感は最高です。


結局作品よりも、この廊下の木の質感が一番好きでしたが、コレが何の木なのか、スタッフの方もわからないそうです。

最近読んだお茶菓子のパンフレットに大いに感動しました。確か以下のようなことが書かれていました。若干僕の記憶の都合の良いアレンジが入っています。

、、ただ静寂にひたるだけでなく、心を静めながら新しい力を生み出す時こそが茶の心。季節にふさわしい銘の響きと姿、彩り美味しいお菓子愛でつつ、いただく瞬間そしてその後の一服のお茶。何ものにもかえがたい、、、

はたして、お茶に魅かれているのか、お菓子に魅かれているのか、、、あやしい今日この頃でした。

人の骨格や筋肉、そして肌もひとそれぞれ。日々できるだけ健康に保ったほうがいいですね。最近、夜遅く、健康リズムに戻すべく改善中。昨日は、昼は松戸のK歯科医院に。坂の上のレストラン“ポアロ”でハンバーグランチ(後日写真アップ予定これもグッときました。ポタージュスープからランチが始まります)BGMは、ニューシネマパラダイス。

そしていったん家に帰り伝票整理。夜は知人からの紹介。会社訪問して御紹介いただいたT氏、23歳。イマドキのモード好き若者の雰囲気ではなく、趣味の良いクラシックなこげ茶の靴(トゥモローランドのオリジナルとのことだった)ハリソンズのグレンチェックを選ばれました。若き紳士の英国好きに応えるべく、僕の愛読書、林勝太郎著“英国の流儀Ⅱをプレゼントしました。

2008/09/08

ステキなおもてなし

今週は、おもてなしをする・される機会が何度かありました。

僕のほうからおもてなしした状況は自宅ではなく外食でした。おもてなししていただいた状況は御自宅にてちょっとしたホームパーティー形式にて。個人的には、外で食べるより友人宅、知人宅などのパーティーのほうが、一層その方の人生の物語を聞けたり、可能なら蔵書を見られたりして楽しいです。

もともとは採寸に伺う目的だったのですが、中国・イタリア講演のためのパーティーなどで着用するスーツを、ということで、“語りの女優”であられるKさん宅にお呼ばれいたしました。娘さんは、26日のわたしのウェディングパーティーでもスペシャルなケーキをお作りいただいたご縁があります。

風呂敷でワインを包んで持参。日本男児たるもの、風呂敷を持った風情はスーツ姿にもキマります。
講演とセレモニーで、中国、イタリアを周られるとのことで、こちらもある一定以上の“格”を持つ生地を御提案いたしました。最終的に選ばれた生地は、やはりエドウィン・ウッドハウスの『ディグニティ』シリーズでした。ウッドハウス(英)、スコフィールド(英)、ハリソンズ(英)、カノニコ(伊)、ゼニア(伊)をお持ちしましたが、僕自身の当初から、この線で行っていただきたい、という老舗生地ブランドに決まり、安心いたしました。

そして、今回結構意外だったのが、スコフィールド・スミスの生地は女性に人気がある、ということでした。英国的なるハリソンズともまた雰囲気が異なり、フランス的といったらいいのか、エクレクティック:折衷的といったら良いのか絶妙な色目。

国内の生地元の担当者から、スコフィールドの社長の話を聴き、そのライフスタイルのコスモポリタンぶりを伺い(本人はバルザック並の貫禄で奥様はキレイ、だとか)なおさら気になる生地です。最終的に2つに絞られましたが、やはり最後にはディグニティになりました。

料理でおもてなししてくださった娘さんMさんは、スピルバーグ監督のハリウッド映画 『SAYURI』 の打ち上げの豪華なケーキを作った実績もあるスイーツのプロフェッショナル。そして甘いものだけでなく普通のお料理も完璧にプロでした。美意識・味意識を堪能し、我が家も精進せないかんと感じました。

仕事はできても気さくな彼女、その旦那様になる方は、一生のグルメ・ライフを保障されたようなものですね、羨ましい限り。(現在フリーの御様子なので彼氏募集中とのこと)僕の尊敬する女性美容ジャーナリストの齋藤薫さん曰く、夫婦における大事なポイントは『会話と食事』とのことですから。

親子方々(今週、マダムHさんから頂いた手紙など)、格式ある素晴らしいお手紙をお書きになり、やはり、すばらしい方、セレブリティ系の方々はどっしりとした素晴らしい手紙を書かれるのだな、と確信しました。私も反省してできるだけ、やはり手紙を復活させねばならん、と自戒いたしております。

この↓スタートから、和洋古今東西のおいしい懐石が延々繰り広げられました!どれもグッとくる美味さ!ビールとも良く合います。
そして、昨日は武蔵小杉の義理弟であるN氏宅へ。今年ロンドンから帰国され、転居した模様。こちらの義理妹もロンドンでパティシエしていただけあって、美味しいものに詳しい御様子。みなさんホントよくいろいろ美味しいもの知っていますね。こちら宅にて、『EDWARD西東京オフィス』としてご協力いただいております。

美味しいご飯をいただいた後、妻方の母がおられたので、いろいろお話をしていて、“表”千家のお茶の話のレクチャーをいただき、説明相性が良いのか非常に脳みそに吸い込まれました。そして、今週のおもてなしした、されたことの総括めいた感じになって、実に明快・巧みな描写で語られるものだから、イマジネーション体質の僕はすっかり茶席を終えた気分でした。

2007年に早朝やっていたパーティーや、いくつかのイベントを思い返し、ひきくらべつつ聴いていたのですが、パーティーや社交の際の『マインド・コード』のようなものが、利休の本には完璧に書かれているんだな、ということがわかりました。下は『面影(おもかげ)』という名前のお菓子でした。
そして、スイーツ男爵と一緒にぜひ出かけないといかんイベントかな、と思ったのですが、お菓子懐石、というものがあるらしいとのこと。3ピースでキメて、厳かに、慇懃に、キメ細やかに、、、、お茶と“御菓子”を味わう。これもまた、そうとう魅力的ですね~!途方も無く1分の隙無くキメて、、、ハズす必要はないです。お菓子食べに行く時点でハズれてますからね。女の子に混じってスイーツ懐石を食べに行く、なんともステキな時間だ!

今日はいったいどんな甘味を味わうのだろう?スイーツ男爵は今日も甘味に思いを馳せて、、、

2008/09/06

今週のキー・トピック


テーラー業という、たくさんの人と毎日お会いする、いわば『越中富山の薬売り』に近い環境にいるため、日々バラエティに富んだ出会いやトークがたくさんです。いわゆる、昔から世界各国の街角で行われるバーバー(床屋)談義、というのもそのようなものでしょう。

毎日沢山の人とお話することで得るコンテンツは膨大ですが、基本姿勢は『エンターテイメント加工』ですので、おそらくいろんな部分で、バーバーもテーラーもお客様の話をいくらかファンタジー加工してます。

私の場合も、今週はそのスケールの大きさに脳内メモリーのキャパを完璧に越えてきました。会話全体のワード数を換算するマシンが欲しいです。

ハンディな録音器(80'sマイアミ・スタイルのでっかい白い携帯電話型だと理想)があるといいですね。インプット量のほうがアウトプット量より今週は多かったです。メモがリアルについていかないのでキー・トピック(キーワードとキーセンテンスのメモをそう言う事にしました)だけを、どんなに風になるか並べてみることにしました。

トピックの棚卸しです。

没頭・熱中・熱狂していたこと、まずは仕事関係(生地とか縫製とかオーダーとか)、人から聴いて納得してメモしたフレーズ、顧客・知人からの(公開しても問題ない)最新ニュース、最新プロジェクト誕生の種、発芽状況、水やり状況、未来へのポテンシャル(できるかもしれない、できないかもしれない、でも少なくとも物凄く面白い)、アドヴァイザーから言われて、腹の底から魅力的だな~と感じたこと、記憶に残った人間力アドヴァイス、何かと(人・モノ)出会って得た気づきキーワード、学びキーセンテンス、、、、、思いつくごとにランダムに加筆・修正・更新。これナマケモノのメモランダム方法です。メモしきれないけど、すべて僕にとって面白かった今週のキートピック。ブレイクダウンして、説明書き、背景書き、詳細説明する時間と労力がないので、好奇心ある方は直接合った時に1~20番号にてご指定ください。


1.Harrisons of Edinburgh 300g フロンティアの生地。2.目の醒めるようなロイヤルブルー(これはキレイ!実ははじめて裏地に本気になれた)の黄金の裏地。3.デコパージュ、工芸、芸術。4.花、美しい花、世界の城ホテルに飾る花、その美しくスケールの大きいパーティー。5.インドで、城を13こ(1城という単位だろうか?)買い取った人物の魂のスケール。6.マインドが大きな人物は身近にいると人生楽しくなってくる。小さな人物の場合は息苦しくなってくる 7.“クリスマス・デコパージュ”11月8日、11月9日@ミッド・タウンにてイベント。8.『アンテ・クリスマス』 11月14日、会社軸のパーティー(≠プライベートでのパーティー)。9.日本で展開しているアーユルヴェーダ風と本物のちがい、違いを知るひとは憤慨している。10.優雅で超ゴージャズなアンダーウェア企画、ナイト・ウェアの企画、パーティー企画。11.タージ・マハール、頭に素敵を巻いている紳士達、クールでゴージャズなターバンの企画(ダーバンではないですよ)。12.誰でも経験あるが、人が“減点法的マインド”に傾いた時、他人の長所・素敵な部分が見えなくなり、アラばかりが気になる。13.自身、自戒すべきは、万人は皆、他人に厳しく己に甘いもの、他人を上から目線で評価することはできない。14.人は皆、『水の袋』、70~80%が水、つまり水モノ。人は常に状態にすぎない。すべて気にすることはない。直せばいい。15.個人的アドヴァイザー氏曰く、“村社会マインド”では、刷り合わせコスト(時間・労力)ばかり大きく、発想のスピードが遅くなり、つまらない“村発想”しか生まれてこない。(※その際、直接的なアドヴァイスは皆ウェルカムだし大切だしそこが成長の一局面。一番ダメなのが愚痴的コニュニケーションを通して、それを批判すること。核と同じで相互総破壊へ向かい個人的感情のカタルシスしか生まない)16.北京オリンピック情報、ジャーナリストたちのあれこれ。17.淡路町の近江屋の生ジュース、生クリームたっぷりすぎる独特エクレア。18.青山一丁目の加圧トレーニング、近々靴職人連れて、カカト・フィッター(これは凄いアイテムだった)購入予定。19.やはり仲間内のホーム・パーティーが一番楽しいですね~(スペシャル・ギフトの口実ができますね)。20.スペシャルギフトの演出方法あれこれ、日本的な演出方法はこれだな~を発見。

2008/09/05

オレンジ男爵、


今期のドーメルの生地ブック、あっミスター・オレンジが登場している、、、と発見しました。ちょっと細身になられましたか、、、世界的流行ですね。オレンジ男爵世界へ!

こういう時代だからこそ、色を楽しむ、表立って目立つのが苦手であれば、裏地で色を楽しんだりする、そういうやわらかい感性もステキだと思います。いろいろ方がおられますね、外側・内側と陰・陽の組み合わせ。

ニュースを見ても(来年はTVを処分予定)何かと世知辛い世の中ですね。今日油断して朝からTVを観ていました、起きぬけに事件の情報はちょっと良くない、やばいやばい、マインドが怒りやネガティブな心境になるヒマはない、と気分を転換。

というわけで、朝からステキな、わくわくさせるロマンティックなプレゼントについてだけ意識を集中させることにしました。

これは今思いつきで『プレゼント・ヒーリング』と名づけました。世界中の億万長者達のうちで、精神科のカウンセリングを受けている方々(かなりの割合だと思われます)が全員採り入れていただきたい必須メニューです。世界がちょっと良くなるかもしれません。

そういえば、今月は親友の何人かが、偶然誕生日だしおめでたい記念日。プレゼントの演出と、幸せな気分へと広がっていく言葉を考えているうちに、平和でロマンティックな気分になりました。

2008/09/04

326名@30代のオーダーメイド・スーツ観

先日、とある研究会での資料より。326名@30代@年収800万円、2008年7月10日集計のアンケート結果です。



2008/09/02

ダイエットと禁煙の成功者曰く、

“しかし、こんなイイ世界があるとは知らなかったです” 彼女は静かに語った。

彼女は長年、憂鬱と自己嫌悪という名の“長くて暗いトンネル”を脱出できずにいた。最近ダイエット&禁煙に成功した。今度はこちらから質問。

“その『イイ』って、もうちょっと詳しく、感覚的でいいですから、どんな感じなんですか?”


イイ気分って、ステキな気分、キラキラした気分、そしてふんわりセクシーな気分です。これからの人生楽しみ、いろいろやらなきゃ、というような気分です。確かに今まで私には、痩せたいという目標がマンネリ化して る別の自分がいました。でもその一方で、(変わる前の)私が知らない・感じたことのないステキな世界(変わった後の)が何かしらあるみたいだわ、という予感めいたものや直感がありましたから、、、目標自体に飽きることがなく、コツコツ前に進めました。


想像以上の、イメージしていた以上の満足感、そしてそこに勝利のトロフィー的な充実感があったのなら、それは達成して明らかに良かったわけですね。私の個人的感覚では、男性なら恰幅が良い方は良いなりに堂々としていて押し出しが効いてカッコイイと思いますし、女性の場合も深刻にならなくても結構、というぽっちゃりタイプの方(男子的にはこういうタイプは好きだ、という人間が結構いるもんだし)がほとんどだと思いますが、、、




しかしながら一方で、ずっとダイエット、ダイエットと思っていながら、それを強迫観念のように、自身に染み付いたのろわれた概念のように強く思っていなが らも、未だ達成していない、そしてそれが原因で自己嫌悪が日増しに大きくなっているのだったら、絶対に、早々に、それを成功させて、気になるくだらないこ と(そもそもがクダラナくても、無視でぬストレス量となって深刻な状況)をすべて、きれいさっぱり忘れ去ったほうがよろしいですね。





外見的にどうこうではなく、自分が自分を許せて、好きになって楽しくなると、余裕ができて出会いなんかも自由自在に広がるのでしょうね。外見の変化というより、自分自身の気持ちの問 題ということが大きいのではないでしょうか。コーディネートも広がりますし、スタイリングも可能なことが多くなり、サイズでいちいち悩まないで済みます。





※さて、手前味噌ですが、オーダーメイドスーツの注文においても、オーダーのワクが本人のセレクトだけだとチョイスが狭いですね。いつも結局は同じテイス トのものに落ち着いてしまいます。ちょっと異質なセレクトで違う世界を感じる、直感することも若い世代の人(30、40、50代も若いと思います)には大 事だと思います。



たとえば上は全てエドウィン・ウッドハウスの『ディグニティ』シリーズです。既成服ではなかなかお目にかかれないようなビスポークの世界の生地。スーパー150'sにカシミア混の底艶のある生地です。

堂々たる無敵の気分になる生地。それもたまにはよろしいのでは。※一番上の写真はゼニアの生地ブックより。ベイシックだけとセクシーな雰囲気。シンプルで艶、ってどこかの女性誌で特集されていました。

すなわちこれも『ストライプ』などのように言語化できる特徴が無い分、強烈に『感じるスーツ』なのでしょう。現在の日本人に一番欠けていると思われる、貫録ある、悠然とした、生地です。仕立ても凛々しい英国調での御仕立てが一番合います。カジュアルもいいでしょうが、たまにはこういう気分もいいですよね。

EDWARDオーダー販売価格
【スーツ上・下】¥141,280(税込み¥148,344)
【スーツ上・下下:スペアパンツ付】¥193,680(税込み¥203,364)
こちらの縫製のクオリティはN0.6レベルです。
(この生地はスーパー150'sなので普通の工場ではできません)


※価格は税抜き、生地によって細かく異なります。
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“EDWARD bespoke office ”

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2008/08/31

呼吸と香りとメランコリー

マルセル・プルーストは、マドレーヌの味から失われた時への回想、脳内の旅が始まった。華麗なるギャッツビーにしろ、過去を振り返る甘美な(悩ましい?)時間になにかしらの香りがそこにあったのかもしれない。

そして彼らは深く追憶するために、一人の時間、より正確にいうと、誰にも邪魔されずに“一人ゆっくり深呼吸する時間・空間”が必要だったのだろう、と想像する。



先日、ある勉強会で新しくて古い(クラシックな?)ヨガを日本に持ち込まれた関係者からの話を聴き、僕自身の中でそういったひらめきやら気づきがどんどん発生して自分なりにいろんな仮説が繋がった。

呼吸の話になるが、人が通常息を吐き切った状態を0、一杯一杯に深く吸い込んだ状態を10と仮にするならば、ぼとんどの一般人は4-7の(4から7の状態)浅い呼吸の状態で生きているのではなかろうか。

0呼吸をして見える風景、感じるもの、そして10呼吸して見える風景、というのは浅い呼吸とは全然違った世界が見えているはずだ。深い呼吸は、よく深く広くいろんなことを感じることができる、と思う。

しかし、過去に嫌なことがあると、本能が働いて、わざと呼吸を浅くして、いやなものを想起しないようなメカニズムが働くような気がする。自分と出来事を敢えて、和えないような仕組み。

しかしデータやスペックを認識するに呼吸はいらない。1秒で理解できる。しかしそれは、人間よりもコンピューターのほうが上手にやるのだ。

ちなみに昨今多人数で話しをする場合、ゆったり呼吸なんてしてたら、永遠に話題にカット・インするタイミングが来ない。時々関西のお笑い芸人の方を見ていて息苦しくなってくる理由は、この性急さによるのかもしれない。

さんま氏を見ていると、このままだと過呼吸か酸素足りなくて死ぬんじゃないかな、と心配になってこちらまで苦しくなる。タモリは安心して見ていられる。

一度、僕が自分なりに呼吸法に凝っているとき、電車の中で深呼吸をし始めて、あわてて止めたことがある。感覚が鋭くなってきてしまって、一気にいろんな臭い(残念ながら、香りでも匂いでもなかった)がはっきりと感じ取れ過ぎてしまったからだ。そして、すぐさま、あえて感覚を鈍化させるために5~6で超浅い呼吸をして外界からシールドした。

深い呼吸をしていると、過去から現在から未来から同時に全部一緒に考えることができる気もする。タモリ氏が白紙の弔辞を読めたのは、そいういう点もポイントだったのかもしれない、と思う。

確か歌舞伎か何かで浅い呼吸は派手な動きと結びつく、と読んだ記憶がある。浅い呼吸でテンションが高い会話、というのは、お互いはじきあうことを前提とした非常に防御的なものなのだろう。それはそれでおもしろいだろうが、、、あれ?何を言おうとしたのかな?

そうだ、安心して深呼吸できる、というのも大自然の中で、森の中で、海で、というのならほぼ大丈夫だが、この2008年東京において深呼吸するには環境を整えて、空間と時間を確保する必要があるのだろう。そうやってはじめて本当の香りを楽しめ、鼻から近い位置にある脳に届き、脳から電気信号で様々な感情が引き起こされるんだろう。

(良き時代の)映画では、ギャッツビーにしろクラーク・ゲーブルにしろ、ダンディたちの深呼吸は、結局のところ深い溜息のようだ。彼らはメランコリーを嗜みながら、過去・現在・未来を漂う。まるで香りの良いシガーのようなもので、ちょっとした毒だが、さぞ甘美なひとときとだろう。


先日のZegna 15milmil15 用に特注した裏地が届きました。ゼニアのロゴがぽこぽこ付いた、ゼニア純正の裏地ではなく、表面に淡いロイヤル・ブルーの霞みがかかったゴールド、LEAR BROWNE &DUNSFORDのもの。細かい仕様すべてお任せいただくと、勝手に・自動的に張りきってやります。

2008/08/22

フェルメールを観に来た男

下の写真の向かって左の男、最初この写真(DORMEUIL2008年秋冬・生地ブック)を見た時そう感じました。美しいフェルメール・ブルーを 思わせるような色のストールを軽く巻いています。捻ってはいません。おそらく彼は平日の朝一に来たので、団体客の喧騒ではなく、静かな環境の中で鑑賞する 幸福を味わったのでしょう。

この膝を立てている状態はなんでしょうか?おそらく、靴紐が外れて、結び直したのでしょう。もとの体勢に戻 ろうとした時、斜前方に、セクシーなニコール・キッドマン風のブラック・シャドー・ストライプのかなりボデイにフィットしたパンツ・スーツを着た女性が颯 爽と歩いていたもんだから、数秒間、体勢を復元させることを忘れてしまい、固まったところです。右の男は無意識に襟元を正しました。



日本の美術館でも、平日の気の効いた時間帯に行けば、こういうスタイルの紳士がたまにおられます。60代、70代の年配紳士ですが。静かに爽やかに観ておられる姿が様になる方はたいてい年配の紳士です。やはりこのスタイルでハードなワックスで髪をツンツン立てたヘアスタイルではちょっと似合わないでしょう。

ところで、生地ブック見ていても、ファッション誌見ていても、大人の老舗スーツブランドは変わらずですが、最近ではモード寄りのアルマーニにしろ、老舗系スーパーブランドは、ほとんど髪型もみんな昔の映画俳優のルドルフ・ヴァレンチノ張りに、最低でもクラシックなスタイル、しばしば極端な撫で付け(ポマードで7・3)スタイルです。満員電車で目に突き刺さりそうになる爆発系のツンツン・ヘアーではなく、小さな頭に固めたスタイル。

それにしても、このツンツンスタイルは日本、中国、韓国の20代30代、40代ビジネスマン@アジアの特徴ですね。昨年上海、そして一昨年ソウルに行って強く確信しました。

1.極端なピタピタ系スーツ 
2.ツンツンヘア(とデザイン性が強い眼鏡) 
3.びっくりするくらいの尖んがり系靴

これらは典型的な韓国(ソウル)のおしゃれ好き若者・中国(上海)のおしゃれ好き若者、日本人のおしゃれ好き若者の特徴です。

それにしても、どうにもあの髪がハリネズミ的全方位に逆立っているスタイルは、迷惑としか思えません。満員電車利用者としては辛いところです。たとえば、狭い箱のクラブで、満員状態なのにハイテンションで一人にしては過分の面積を使いながら(広いホールで誰もいなければ、むしろ見てて気持ちイイのだけど)踊り狂っている、空気読めない人と同じストレスをもたらします。

話は変わって広告業界をはじめクリエイティブな業界におられればおられるほど、いざキメル時はクラシックにキメたほうが、より人間的に奥行きと深みを感じさせて良い、と思います。スーツにクリエイティヴィティーを求めることが、実は結構陳腐な姿勢だということに気づき、センスの演出よりも自分という人間のブランディング上の“格”の演出に焦点を絞ったほうが、よろしいかと思います。

以前、カンヌ映画祭のレッド・カーペットで、役柄を意識してか、戦士のような“オンリーワン?”なタキシードで登場した男。グラディエーターで数々の栄冠を手にしたけど、ワースト・ドレッサーの称号も同時に得た俳優ラッセル・クロウ。

かたや役柄でどんだけダイナミックにぶっ飛ばしていても、セレモニーの場面では、やんちゃ俳優からひとりの“紳士人格”へとチャンネルを切り替えて悠然と登場するジョージ・クルーニー。2人の評価は対照的でした。文字通り、役者が一枚上だった、ということでしょう。


           無地とはいえ、風合いがある、コクがある



深い森のやや暗い緑を思わせる生地。たしかシガーのソムリエのような方は、そのシガーを表現するときに『湿度の高い深い森の暗闇、やや湿った落ち葉を踏み 分けながら歩いている時に静かに漂ってきた森全体の香り、、、』みたいに言うのかもしれない。“生地のソムリエ”としては(今作った)、ワインやシガーに 負けないようなシンプルでもっとエレガントな表現を編み出したいものだ。実際触るのが一番だが。



この秋冬は茶系、とはよく言われている。ネクタイにしても茶と青という組み合わせはとてもあわせやすい。土と水の色だからだろうか?シックに決まるし、は めていて落ち着く。スーツにしても、ヤヤもすると妙に張り切っているように見られるストライプスーツも、青と茶の組み合わせなら地味派手で個性的。そして このスーツで職場からフェルメールを観に来てもキマる、というオチでした。



上3点とも高品質・値ごろ感価格 EDWARDオーダー(※パターンオーダー、工場縫製No4レベル、Made to measure)すべて込み販売価格。
【スーツ上・下】¥76,300(税込み¥80,115)
【スーツ上・下下】¥103,400(税込み¥108,570)※スペアパンツ付けたほうが、コストパフォーマンス良いですね。御質問・お問合せはこちら
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2008/08/21

着物女性をエスコート、そんなロマンシング。

どんどん、この夏まわり合服用生地、そして秋冬の生地が出揃ってきました。各生地会社は、それぞれ工夫をして、その生地を使って御仕立てすると、、、というイメージ打ち出してきます。

こ の生地はこういう組成で、これこれこんな優れた特性があります、、、という切り口に加えて、この生地でスーツを御仕立てすると、あなたにとって、これこれ こういうワクワクがあるはず、というロマンシング(ケンアオキ氏がこういう言葉使いをしていました、さっそく使わせていただきます)していただく過程があ ります。















妄想族にとって、これは頑張ってやる作業では全然なく、
ほっといても頭の中はデフォルトで、勝手にその方向へ動いていきます。
緑の美しい庭園で、この生地でパンツを仕立てて、靴は
これ、シャツはこれ、そうすると、片手にはソフトクリーム(?季節はどうなんだ!いや秋でも敢えて、、、とか延々と)、、、、そんな具合にわくわくしながら。

Harrisons of Edinburgh(ハリソンズ オブ エジンバラ)

トロピカル(ふつう夏物)で平織りのものなんだけど、しっかりした厚手の生地。夏まわりの合着です。サラッとして汎用性が高い。さらっとしているのがイイのは夏だけでなくて、ちょっと涼しくなってからも着心地良いですね。

上3点ともEDWARD 販売価格 
【スーツ上・下】¥76,300(税込み¥80,115)
【スーツ上・下下:スペアパンツ付】¥103,400(税込み¥108,570)

個人的にも平織りは、単なるトロピカル、というよりも端正な目付けで
好きです。柔かい風合いというか。この夏、コットン(伊:カチョッポリ)で数着
ご注文を承ったスーツもツイル(綾織)ではなく平織り、キャンバス織りでした。

綾織(生地目が斜めに走っている)の風合いか、平織り(生地目が縦横に走っている)風合いか、好みがあるでしょうが、基本的に涼しげに見えるのが平織りです。


そして各生地会社が競ってロマンシングしています。基本的にヨーロッパセレブリティ風のロマンシング。(一番最初の写真はドーメルの生地ブック)個人的には、着物姿の女性をエスコートする、端正な背広の男、その白昼夢に最近では夢中になっております。妄想が溢れ出し、余った、あり余る逞しき妄想のやり場をメルマガへと注ぎ込みました。


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