2016/05/01

" Borsalino " Gentleman's Finishing Touch




スコットランド・エジンバラ、Calton Hill,Old Observatory, 旧天文台です、と絵葉書として届きそうなこの1枚、昨日マジック・アワー前後にJames から送られてきた写真です。by Mr.Tack@明治記念館(笑)。お見事。

自己存在の佇まいを、描きたい景色(≒理想の世界)のFinishing Touch としています。この場合、英単語単体でいうならば、理系的なランドスケープ:Landscapeというより、情景、シーン: Sceneという感じなのでしょうか。

どのアイテムも主張しすぎていない。服=パーツが自己を主張しすぎず、ただ 淡々と role ( 役割 ) を果たし、1つのアイテムがその次のアイテムへまっすぐ・すみやかにバトンを渡した結果、全体の端正な佇まいが完成する、といった感じです。

古典絵画がお好きならば、その理想の景観へと溶け込ませるイメージで。その風景が持っているポテンシャルを最大限引き出すためには、よろこんで風景の一部になりましょうぞ、といった紳士の心意気で。








昨年このブログの 『 クラシックに装う紳士たちへのご褒美 』  に書きましたが、シュアーに(:的確に)、体に合ったゆとり量のある、気が抜けるほどふつうのカットの3ピース・スーツにこそ、ボルサリーノは似合います。

細いパンツだと、そのままイタリア・ピッティにいるおしゃれオヤジ一直線になってしまいますから、そうならないように気をつけてパンツの裾幅、膝幅をよくよく検討して目立たなさを追求すべきです。つまり、必要最低限の仕様で、ふつうにやればよいだけですね。

昨日は、一枚目の画像のJames氏(code name)と “ ラインで(笑!)” やりとりして、今年のボルサリーノを選んでいました。シーズン入るとここ数年の動きを見ていると一気になくなりますよ。しかし、あれだけ数年、真夏には品薄なのに、街でかぶっている人が少ないのは何故だろう?シャイなんですよ、殿方は。。。

初心者は、伝統的な黒リボンではなくて、色が甘めの(コントラストが弱い)モスグリーン(上から3番目)のほうが、合わせやすくお薦めします。よりドレッシーにいくなら、オフホワイトよりも真っ白ですね。ジェームズ氏のキャラは真っ白+エクリュ(上から2番目)です。ネイビーと白はマリンスタイルというコントラストの歴史・背景がありますので、使いやすいです。ブルーグレイや赤茶は応用編かもしれませんね。




最近は、表参道のCopel にいることが多いです。この画像は、一階のショールーム。​國枝君がシャツの採寸中です。以前は、ブルーボトル・コーヒーそば、と言っていましたが、最近は、Shozo珈琲そば、あるいは、キルフェボンそばと言うようになりました。南青山、さすがに良きご縁も増えて愉しくなってきました。ぜひ、アポの上、お気軽にお寄りくださいませ。



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