2009/05/25

靴をピカピカにすること、


それと靴を長持ちさせることは違う、といいます。ピカピカさせても栄養をあげないとひび割れてしまいます。というわけで、本日は午前中から浅草の取引先にて靴メンテナンスについて細かく吸収してきました。

靴先のコバの部分も、ウェルト・クリームでお手入れします。このウェルト・クリームはそのまま製靴過程で使用している“本気”のものなので、手につかないように手袋がついています。コバの部分は結構目に付くので、ここもキチンとお手入れしておきたいです


ちなみに、コバは、履いているうちに、微妙にズレてきたり、削れて横に広がって来る時もあるので、ちょっとマニアックながら、粗い80番だったり、キメの細かい300番だったりの紙やすりを使いわけて、軽く削ってからこれを塗るときれいに染み込みます。


上、写真は中国、重慶の白豚毛を手植したつや出し、仕上げ用の高品質のブラシです。日本の物づくりのスピリッツが感じられる平野ブラシとモゥブレィのダブルネームです。ブナ材で握りと機能性を考えたカーブ形状。長さ・硬さの妥協しないクオリティにほれぼれします、Eサロンにて税込み4200円で販売しております。

たとえば、長年履き込んだ、クラシックなシェイプの靴。丁寧に磨かれ、独特の艶を出していて、持ち主の愛着を感じさせるもの、、、、電車で前に座るビジネスマンや男性を見ていてそんな靴を履いている人と出会う確率はどれくらいでしょうか?だいたい200人に1人くらい?これが20代の男性だと1000人に1人くらいでしょう。(“クラシックな靴”という制限のために、えらく絞られてこの確率だと思いますが、、、)

そんな、3、40点が平均点、というような日本の現状において、いきなり絨毯の上で履かれるような、100点満点中の120点のような最上級レベルを話題の中心に据えたがるのも、ファッション雑誌のマジックでありエンターテイメント性なのでしょうが、まずは現実的に、必要条件を満たしたベイシックな美しさを持つ靴を、5、6足揃え、それを大切にお手入れしながら履くのが健全かと思います。

No comments: