2009/04/09

ベイシックなストレートチップ


ビジネスにも、正礼装にも、準礼装のタキシードにも合わせられます。そして時にはジーンズにも合うのがシンプルなストレートチップの靴。クセの無い上品なデザイン。エドワードでこの4月から正式に商品として扱っているオーダーメイドの靴です。

基本的なサイズとワイズを合せて、採寸し、サンプル・ゲージを履いていただきます。1カ月半で完成です。上質木製のシュー・キーパーもお付けしております。

私自身の長年の悩みであった、『甲低い、巾狭な既製靴で、値ごろ感あるものがない』という悩みも解消。ちなみに、僕は26のBワイズです。大学生時代は、当時の経済力で買える、気に入った既製靴がぜんぜん無くて、途方もないフラストレーションを抱えており、しかたなく、わりにワイズの狭かったリーガルのストレート・チップをジーンズに合わせていました。

そもそも、足巾の展開は、小さいほうから、B→C→D→E→EE→EEE→EEEE→Fとなっております。革は、妥協すること無く、フランス老舗高級メゾンや、シューズメーカーに皮革を提供しているフランスの名門タンナー・アノネイ社のものを使用しております。

※TANNERIE D'ANNONAY:アノネイなめし革工場。1984年に設立。ここの社名は所在地であるフランス中南部、ANNONAY(アノネイ)の名から。アノネイは周囲を山で囲まれ、ミネラル分が豊富な水に恵まれた町で、その良質な源泉水を利用して丹念になめされています。

フレンチカーフとは、きめ細かく美しいものの厚みが無いカーフを、なめしの行程の中で、皮を縮めていき厚さを出した皮です。気品のあるきめ細かやかさと、一定のボリュームが両立した靴用の最高の素材です。カラーは引き底艶ある深く美しい黒。

傷が付きにくい仕上げで、型くずれしない、弾力性に富んだ鞣しとフランス風の上品な色出しです。すでに、僕自身、過去のフラストレーションを晴らすべく、スタイル試作品として、そして実際にいろんなタイプを試してみて、実地に履き心地を確認し、自信を持って正確に適切な商品をおススメするために7足発注しました。現在4足待ち。こちらも、おいおい画像アップしてまいります。

英国ロンドン、セヴィル・ロウ界隈、ジャーミン・ストリート、セント・ジェームズ・ストリート界隈で、実際履いて、ウルサ方の紳士たちの率直な反応を見て、意見をさんざん聞いて、その価格と品質に驚愕され、老舗百貨店でも、靴専門店でも、ジュエリーショップでも、見知らぬダンディな紳士からも、どこに行っても絶賛された純日本製、Made in Japanの靴です。

2 comments:

てつ said...

初めまして。私も幅が狭くて困っています。これは黒のストレートチップだけの展開でしょうか?また27.5cmぐらいの大きくて細い物も対応していますか?

E 。 said...

てつ様へ

はじめまして!書き込んでいただきまことにありがとうございます。レスが遅くなり失礼いたしました。もちろんワィズはBから扱っていますし、靴のデザインも革もスェードはもちろん、いろいろな選択肢中から選べます。基本的にはラウンド・トゥのもの、ブーツもあります。流行に関係なくてずっと履けるものをおススメしています。ぜひ、一度御連絡いただき、チェックしにいらしてください。