2012/07/18

スポーツを愉しむ休日、その2



日曜日、全日本ジュニア馬場馬術競技に出場とのことで、応援していたジュニアのSさん、緊張させてはいけない、と我々は反対ギャラリー席から応援していました。キレ味抜群の愛馬の動きに合わせて、Sさんの堂々たるライディングに観客は静まりかえり、見とれていました。

霧雨の中、まるで東山魁夷の絵画のように美しい光景でした。これだけ正装しつつ、自然の中に溶け込みつつ、美を競うスポーツ、なんというエレガンス、あらためて圧倒されます。

予選ですでに他を圧倒したSさんは、翌日のライディングも順調で、全日本ジュニア馬場馬術競技において優勝、全日本ジュニア王者の座に輝きました。金メダル“獲得”という表現もすばらしいのですが、『自分が王者である、という真実を証明してみせる』という、 “王者であることの証明”という表現も一層感動的ですね。


 きょうび、これだけ上品に正装している人々を一度に見る機会も、そうそうありません。


Sさんは、エドワードエクリュにてビスポークされたハンド・メイドの馬場馬術・ドレサージュ用の燕尾服を着用され、ドレッサーとしてクラシックな着こなしの技芸・アドヴァイスをご教授させていただきました。微力ながらも力になれたことを光栄に思います。


神楽坂のサロンに何度も足を運んでいただき、最終調整まで時間をかけました。ビスポークは、ひとつの覚悟の表明なのだな、と実感した次第です。最近偶然のきっかけから、仲良くさせていただいている本田大三郎氏も、本番に強い選手ほど、普段から清潔なウェアを身に着け、細心なまでに身なりに気を使う、と仰っておられます。


上、お父様も真剣です。前後横、すべての角度から動きやすく、絵になるように。優勝の副賞として、馬場馬術でのドイツ留学が決まっているとのことなので、彼女のアスリートとしての精進を労うべく、渡独への旅のための一品をプレゼントしようと思います。


さて、同じく馬場馬術競技に出場していたM氏。今回は惜しくも予選突破がなりませんでした。M氏本人も試合直前まで、全日本ジュニアレスリングの後援で、キルギスタンに10日あ海外遠征していたこともあり、調整が2日だけ、という状況でもありました。

楽しみはじっくりとっておきましょう。シャンパンでの乾杯は持ち越しとなりました。上写真は最新のロゴ。これは氏の最初の持ち馬だったハナミ号の輪郭から製作しています。今回は、2号目の自馬である純国産のカーロ号での参加となりました。


当日M氏は、応援にかけつけたミヤビ一家とわが一家の相手をしながら、、他選手のマネージャー役、地味な使役作業に徹していたジェントルマンぶりでした。ロイヤルアスコット的ながら、気ままな気合で、というアドヴァイスに乗って、花に梟(ふくろう)が乗ったハットで登場したミヤビさんには全員大ウケでした。



スポーツは自分でプレイするのはもちろん、観戦の愉しみも、これまたひとつの重要なキーポイントかな、と思います。一流アスリートの方々とのおつきあいを通して、豊かで文化的に膨らみを持ち、人生に影響を与えるような観戦の仕方、楽しみ方もできるのだ、と最近学ばせていただきました。


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