2009/02/17

Gentleman's Voyage vol.2                  “Early birds catch luckiness ”


いつもと同じ、旅行中はたいがい午前4時~5時には起きていました。ゆっくりバスタブにつかって足先をあっため、体全体を温め、けっこう寒いロンドンに負けないようにしました。長湯しながら、じっくりロンドンのガイドブックを読み、最低限の街情報を吸収していました。

ちなみに、早起きとはあんまり関係ないながら、上写真は、セヴィル・ロウの老舗アンダーソン&シェパードにて、マシュー氏、彼のスーツの生地、シビレました。明るいネイビーは結構コーディネートの幅がせまく難しいものですね。氏からネイビーの美しいアンダーソン&シェパードオリジナルのネクタイを選んでもらいました。絞りの位置高いですね、と聞くとそんなことないよ、僕の実際の絞りの位置と同じだよ、とのこと。

日本人と体型ちがいます。彼がサルトリアリストに登場していた時の写真のスタイルもシビレます。この記事のコメントも面白いですね。氏のスタイルにクラシック・テイストが見える人が通な人でしょう。

さて、話もどって、ホテルの朝食スタートが7時なので(ほぼ毎日朝食1番乗り)、そのころまでにはお腹はペコペコで死にそうになります。旅先の生活リズムは、日々の日常と変わらず、早寝早起き・朝ごはんはしっかり食べて、晩御飯はできる限り少なくして、というフレームさえキープしておけば、絶対に体調崩しません。

ここ20年以上、僕は風邪もひいたことないです。風邪ウィルスが体内に入ったな、というぐずぐずした状態も何度かありましたが、サプリメントを普段の倍以上飲んで、腰のあたりをストーブやドライヤーでやけどギリギリまで温め(マネする際、やけどに注意)、あとは気合いで(風邪ごときに負けるはずがない、という自信)数時間で治します。

今回、妻が中盤に喉痛・頭痛の典型的風邪症状があったのがわかったので、僕自身の場合と同じように長湯させ、足先からやや熱めのお湯を出して、こまめにビタミン補給をさせつつ、あとは自己暗示、“だいたい、この楽しい旅行中に風邪が登場するはずがない、酒を控えめになんて考えている場合ではない、それは気持ちで負けている。

美味いワインの力でウィルスを叩き潰してしまうイメージでもってガンガン飲むべきだ”というわけのわからないパワフルな考え方が功を奏して、見事翌日復帰し、早朝ハイドパークをジョギングしました。

ホテルがランカスター・ゲイトのロンドン・エリザベスホテルという古くてコージーなところ(下写真背後の僕の頭の位置の建物)だったのですが、そこがハイドパークのゲートまで30秒のところだったので、便利でした。ジョギングの前日に、これまた早朝散歩でコース確認をしていたので、皇居ジョガーでもある妻の背後から、ムービーを持って撮影する、ということをやりました。

ゴール地点(スタート地点)で、カリスマティックな雰囲気を漂わせながら取り巻き仲間に囲まれている黒人女性から、『ハイ!あななたち2人を撮影してあげようか?』と話しかけられたので、おおっありがとう!それじゃあ、よかったら僕らに何かインタビューしてくれないですか?とその場でインタビュー撮影が始まりました。

ところで、あなたはもしかしたら有名なラップ・ミュージシャンかなにかで?と今度は僕のほうから訊いたところ、“わたしはアスリ(アスリート:運動選手)よ”ということでした。ああ、彼女はアスリって名前のミュージシャンかなんかなんだな、アシャンティとかビヨンセとかそんな感じの、、、と僕は認識した次第でしたが、妻からアスリート:運動選手よ、と教えられました。

後で彼女は、Christine Ohuruoguという北京オリンピック女子400メートルのゴールドメダリストだよ、会えてそりゃラッキーだったね、ってハリソンズのJ氏から教えてもらいビビったものでした。いつも彼女はインタビューされてるほうで、自分で誰かにインタビューするのはさぞ新鮮だったことでしょうね(笑)

彼女に、やっぱりアディダスのゼロ(その時彼女が履いていたランニング用の超軽量スニーカー)は調子いいですか?って訊いたら、やっぱり抜群いいよ、って答えでした。そして、あなた全身“LONSDALE(ボクシングウェアからはじまったロンズデール伯爵の老舗ブランド)”よね、ってウインクされながら言われました。

せっかくとばかりに、前日にピカデリーサーカスのスポーツ百貨店リリー・ホワイトで70%セールをしていたので、揃えたものでした。あまり見たことなかったんですが、ロンズデールのスニーカーは、すっきりしたシンプル白スニーカー(せめて色数はロゴ色含めた2色まで、余計な切り返し少なくワイズできるだけ狭いの希望)推進委員会理事長代行のぼくとしては即買いの1点でした。

コンバースのキャンバスの白。少し、エッジに味があって、サイズ合えば買ったのですが、、、下も面白い素材でした。


今回、典型的な観光地らしいところはほとんど行っていません。ハイドパークはこの1週間の滞在で大ファンになり、また今度来るときの宿泊先もハイドパーク沿いにしよう、と思いました。なにやらハイカラな犬くんたちも散歩しつつ夏なんかは籐のバスケットに最高に美味いサンドイッチでも持ってワインやビールを持って出かけたいもんです。なにしろ美しい、広い公園があることは豊かなことですね。

次回は明日、ショップ巡りでどこにいったかを備忘録しておきます。※メルマガの続きも近々やっとこさできあがりそうです。しかし、本日の早起き(午前2時、シャワー浴びてブログ一発、さらに今から仮眠予定)は時差ボケ由来の早起きですね。

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