いよいよここ数日で春を感じさせる肌持ちになりました。ここ最近は予測不可能な天候といわれるものの、けっこう気持ちの良い爽やかな晴れの日が多いような気もしています。神楽坂界隈、飯田橋界隈はオープンテラス好きには最高のスポットがいくつもありますからね!
まずは外堀沿いのキャナル・カフェ。あるいは日仏学院のブラッセリー、時には静かにサン・ファソン。ランチ時には外の涼風を楽しむことが増えそうです。エドワードでは会社的に “ 昼飲み ” を奨励しているので、ほろ酔いで太陽を浴びてクライアントたちとのランチを大いに楽しんでいます。
年代層も激しく入り乱れ、最近のエドワードは活気のあるカオスとなっています。特に全身一式製作の納品時のお客様はほぼ新調一式のまま外に連れ出されますので(笑)覚悟してください。前のお客様と次のお客様同士をたまたま紹介しそのまま全員でランチ、というむちゃ振り連発、これも常に結果的にすばらしい出会いのひとときとなっております。
製作物はさすがに春夏物が増えてきました。一方、寛容なるクライアントのお陰で、エドワード純度100%の独断我儘スペシャルアイテムもオーダーお付き合いいただいております。フォーマルのハンドメイドの燕尾服やヴィクトリア・モードのダブルフェイス仕立てのシガー・ジャケット。そして9分仕立てのハンドメイド・シューズ。一点の妥協も許さないオーダーメイドの極めてクラシックな本七宝のカフリンクス、レディスのパリメイドのブラック・ドレスに、これもパリメイドのレディスのドレス用グローブ(ビスポーク)。。季節関係ない(無視した)ききわけの無い贅沢な商品の数々は、ずっと飾っておきたい(納品したくない?)ほど美しくて、圧巻です。
ついついクライアント優先で、いつも一番後回しになる自分用にもと、先週310グラムの薄手のエクリュ色のH&Sのハイエンド・カシミアでスポルベリーノ・タイプの軽めのチェスター仕立てスプリング・コートを発注しました。色は Higher Beige (限りなく淡いトーンのソフトなベージュ) 。心境変化だか、なんだかついに禁断のカジュアル領域突入?とばかりに厚手ホワイト・デニムと合わせる予定です、、、
そして新しい風として、Dress mannequin (ドレス・マヌカン) というポジションの女性スタッフを置き、レディスのLittle Black Dress をより徹底的に専門的に提案する体制にしました。2011年の渡仏し、パリの老舗工房にてエドワード用に製作し、ひそかに研究し続つづけ、ほんの数名の顧客向けに製作していたリトル・ブラック・ドレスです。哲学的なアイテムかもしれません。
女性のためのダンディーな世界観の結晶といえます。詳しくはサロンにて。もちろん、Gabrielle Bonheur Chanelには最大のレスペクトを捧げております。ここにおいては、単なるショップスタッフでもない、そしてモデルでもない、、マヌカンという点が大切ではないか、と考えております。そして(80年代に一度底値を打った)そもそもの“Mannequin”という本来の存在・機能を復活させようという野心を持っております。
男性Dresssir , 女性Mannequin この2者の存在意味をビジネス的にも世界観的にも明確にさせるために、頭と体フル回転で、ブログをしたためる脳みそ・体力も残念ながらここ数週間に関しては残っておりませんでした。土日、紅茶番長している國枝君も元気に神楽坂ライフを送れているようで嬉しく思う今日この頃です。神楽坂メゾン・ド・ボウ、最高の紅茶を愉しめます。
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