これほど積もるとは思いませんでした。
午前中に来店していたMiyabiさん、『 こんなに冷える大雪の日は、パリならランチはガレットとシードルって気分だわ 』と自信満々に断言したので、その案に乗ることにしてエドワード店舗4m先のフルッティフィカーレでのランチ予定を急きょ変更し、毘沙門前のLe Bretagneへ徒歩10分、雪の中。
たまたま店に置いて(処分しようとして)いたスウェードでダブルフェイスのジョッパーブーツに履き替え、行軍へ。大久保通りは神楽坂上交差点で、ベンツが変な角度で放置してあったり、交番から拡声器で新宿行きで、スタッドレスを履いていない車は通行禁止です、、、、などなどたいへんな混雑ぶりでした。
妄想属の我々は、歩いているうちに、急遽サンモリッツでスキー中だけどちょっと休みたくて、小腹が空いてゲレンデのカフェへ向かう、という見立てになっていました。ル・ブルターニュは満席。さっそくテラススペースで、強いお酒を飲んで暖まろうと、カルバドスをあおりつつウィンターリゾート気分。
あまりの神楽坂上の混乱ぶりに、ダイヤの乱れ⇒帰宅時に風邪という流れはこの時期避けたく、そくスタッフの分までアグネスを予約しました。午後浅草までタクシーでスタイリングに祭りの中屋に行き、足袋一式を購入などし、店に戻り、ほっと一息。
いったんホテルにチェックインをすませると、とてもおおらかに気分になり、夜はむしろアグネス住まいのBaronと2人で深夜1時前に勝手に神楽坂パトロールへ出かけました。世の中的には連休最終日、さらに月曜日、そして大雪、しかも深夜、というおあつらえ向きの逆バリ状況だったので、深夜の散歩となり。神楽坂の端から端まで巡回しました。やはりどこもお店開いていないな、と結論づけようとした瞬間、その店に出会いました。
過酷な状況を歩き続けたプロセスあっての発見と思えてしかたがありませんでした。灯台下暗し、アグネスそばのバーを発見。年中無休7時から29時までとのこと。中に入ると、何事もなかったかのように(←ココ大事)過激にフツーに営業中の様子。この日、この夜、値千金の価値があります。
それでこそ、ってところじゃないでしょうか。ごくオーセンティックなバー。燻したラフロイグのソーダ割りにオレンジピールをつまみつつ、至福の時間・空間を深夜の神楽坂にて愉しむことができました。
深夜に雪かきしておられる人がいたり、歩き回っている人もいたり、ほっぺたが紅潮している人々をたびたび見かけました、、、、。雪はたいへんなのですが、なぜか街全体トキめいているようにも感じました。有事は困りますが、とはいってもイレギュラーな出来事になると血が騒ぐB型気質にとっても不謹慎ながらワクワクを感じる一日でありました、、、。
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