2009/08/01

神楽坂の夏、一息入れて


神楽連の阿波踊りも終わり、(本日アップしようとしましたが、連続写真にしたいため、本日はタイムアップ)ちょっとした達成感とともに、一息いれております。今夜も、神楽坂で一番愛用させていただいているカフェ・レストランの 『Artdish(アーディッシュ)』の外のテーブルにて、ゆっくりと食事を楽しみました。オーナーのSさんともお話できて、おいしい時間をすごすことができて、ああ、2009年夏はすばらしい日々だった、と数年後にも記憶に残ることだろう、と確信しました。※↑、余談ながら、僕的には、着物の帯の位置は、腰高にし過ぎて、西洋人風にするよりも、右女性のように、昔からのまっとうな位置にした着こなしのほうが、日本的な美意識と風情を感じます。


このお店は、実は最初は、カフェ飯的食事なんだろうな、とタカをくくっていましたが、口にした時、これは只者ではない!(とはいっても、それほどわたしは自分の味覚に自信あるわけではありませんが)と感じたのでした。それから、僕のお客様でも相当なグルメ・ツワモノを連れて来て食べさせてみて、やはりみな感動する模様で、ますますここは相当おいしい店だ、と確信を深めたのでした。

本日、Sさんとお話をして、もろもろ納得しました。おいしいものを作るアプローチの仕方が非常に本質的(世の中的には個性的)だったのですが、野菜・肉の材料の調達から調理まで、独自のアプローチをされておられる、という点で、まあとにかくストレートに、ものすごくおいしいので、今週などは4、5日通っているくらいの、この引力の謎が解けた感じでした。お料理ができあがるまでの、人と人のつながりを大切にされておられるから、これだけ、おいしいものができるのですね。



アートは、なにも美術館だけにあるのではないよな~と実感します。料理といえば、市川のイタリアンVのみどりさんが作る前菜の色合いや佇まいにも凄いアートを感じさせられますし、話は飛びますが、雨の日の神楽坂の路地裏の石畳を歩く猫の面構え、お茶の水駅ホームに立つ人々と人々越しに見える萌える緑にも、アートを感じます。

最近のビスポークスーツ・オタク的ネタでいえば、セヴィルロー・ヤーン・カウントの生地(セヴィル・ローの職人たちが、あらゆる生地のなかかから、このくらいの生地が実は一番仕立て映えするんだよな、と選ぶ、いたずらに高価さを競った生地ではない、ほどよい打ち込みの生地)のバランスの良い艶にも職人の感性に響くアートを感じましたね。


夏の黄昏、(はマッカラーズの小説ですか)を感じるキャナル・カフェの風景ももちろん常に絵になります。飯田橋、神楽坂、日々、そのすばらしさを実感しております。

2 comments:

Miz said...

木曜日は、素敵なお店に招待頂き、ありがとうございました。

あっという間の4時間にビックリです。

またご一緒させてください!

E 。 said...

どういたしまして!
また語り倒しにおいでください。

エド