2010/06/07

Wing Collar、今も昔も


コードレーンの3ピースに、それ自体は本気フォーマルなウィングカラーのシャツを合わせています。ドレス・ダウンとも表現せず、インフォーマルともいわず、この合わせはカジュアルです。もともとウィングカラーはスワロウテールやモーニングなど第一礼装用のフォーマルシャツです。スワロウテールコート(燕尾服)自体、乗馬由来です。

今日は、ずっと浅草で企画の仕込みをしていました。帰宅の途中で、ほぼ完ぺきに、企画中の製品のイメージから、素材、デザインまで思い描くことができました。海外、たとえばロンドンのジャーミンストリートでは売っているけれど、日本では売っていないアイテムを現在開発しています。このジャンルではオンリーワンとなります。妥協せず、細心のこだわりでつくっています。

↓なんだか、キュンときませんか?映画 『三丁目の夕日』 のように、↓このシーンがえらく昔のことに思える日はそう遠くないはずです。このシーンを見ることができた人は、あっという間に歳をとって、息子や娘や孫たちに、話しているわけですよ 『わしは、このタワーの建設中をよく覚えているよ、、、』と。回想している自分がよく見えます。

人は常に、今いる世代での新人ですよね。80歳の紳士も、その人にとっては、初めて未知の80歳という歳を体験しているわけですね。外から見ると老人でも実は本人ドキドキもんですよ。きっと “へ~これが80歳の老人というものの気分か~なるほど”と感じているはずです。

中身はみな若いままなんじゃないですかね。僕がコーレスポンデント・シューズ履いて、ベスト着てる姿見て、君!ヴィスコンティの映画のベニスに死す、の登場人物みたいだね!言ってくれたおじい様テーラー(彼のアタマには、籐製の(※誤)ルサリーノ帽子がキマッていて)がおられ、やっっぱりな、感性の世界に歳は関係ない!と、うれしく思いました。

本日のミスター・アンカーマン(※誤→正 これにより、スイーツ男爵K氏ポイント3ゲット)ボルサリーノはパナマハットで南米産トキヤと言う植物から出来てます。籐は椅子、籠などを作る植物です。「カルデゥロヴィカ・パルマタ」と言う草製も有ります。

執筆者注)いいですね。細かいところも変やないか?と思ったらいってください。新刊はどんな具合ですか?そろそろ完成ですか?須田町の万惣で黒蜜たっぷりでホットケーキ時々食べてますよ。センチュリーの車内にいるような妙なゴージャス感が萌えです。

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