2010/06/12

愉しい金曜日、


金曜日いらっしゃったオレンジ男爵、当初、淡い、ソラーロ調のコットン生地やコーラル・ピンクの南仏調をご用意していたのですが、店に彼が近づいてくる様子を見た1秒で僕は激しく反省していまし た。彼は、最初に一着目を誂えた2005年9月7日(水曜日)から1ミリたりともブレていない!ピリリと周波数に合う生地をセレクトし、新作をオーダーいただき、一緒に街に繰り出したところ、小さい子供から大人、おじいちゃんおばあちゃんまで、熱い視線を受けること受けること。僕も普通の基準からいうと、かなり歌舞いているほうですが、隣のオレンジ・パワーの前では軽く消し飛んでおります。!


キャラの高純度にキープされておられます。セレクトをおしゃれに倒しすぎると、彼からやんわりとブレーキがかかります。“フツーじゃないものを作るのに、つきあってくれはりましたから、エドさんにおねがいしました”とニコニコしながらおっしゃられます。確信犯的におしゃれ世界のフレームを超えておられます。地元の大手百貨店の服飾部門のトップの方が、冷静に、イイものをお召しですね。と評価してくれたとのこと。うれしい限りです。つかみは、ポップだけど、背景や哲学は、Designd by own Philosophy and by History でありたいです。


実は、タイはエルメスをしておられることが多いです。そして、実はおしゃれのことも冷静に理解していることが、コソッと顔を出します。ポケットチーフをパフドスタイルにするか、スクエアでいくか、一度ぼそっと呟いておられたことがあって、なるほどやっぱりな、と思いました。50代、60代になった時、いぶし銀のオレンジ・ダンディー紳士になっていくんだろうと思います。黄昏時、本多横町のルグドゥヌム・ブション・リヨネというフランスリヨン料理のテラスにてパナシェを2杯づつ飲み、ほろ酔い気分で、かくれんぼう横町などを通って、アグネスホテルまでご案内いたしました。



昨日は午前中は、言問通りをいったりきたりで秋冬の秘密兵器の仕込み。↑途中目にした言葉、深い!お昼は、ポテンシャルの高い魅力あふれる実業家紳士達が来店し、納品と同時に、新しいジャンルの御提案もあり、新カテゴリーの可能性を多く教えていただきました。さらに、夜は手縫いマッケイ靴のアメリカン・イエスタデイのSちゃんらが、お寿司持参で来られ、またそこでまたビール飲み、今月課題にしていた、“毎日、執筆時間20分以内でブログ1個書くこと、というトライアルを達成しそこねました。ビール4杯くらいで、挫折しちゃうところがダメダメです。

まあそれくらい、楽しい金曜日だったということで、梅雨入り前の貴重なピクニック日和を充実させたいです。梅雨は梅雨なりに、これまた、雨に濡れた石畳には、和のしっとりした風情があります。日本の夏、キンチョウの夏が待ち遠しいですね。


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