2017/10/05

B o n s o i r C o u t u r e  つかの間の夢のひととき



9月22日に催したボンソワール・クチュールの夜会の100枚の写真を感覚的に並べてみました。気まぐれですが、参加者のパーソナリティが漏れてくるようなホっくりとできる並びにしたつもりです。直観コメントでシーンを振り返ってみました。印象以上・解説未満のコメントです、あしからずご了承くださいませ。鈴木タックさんの撮影です。


ゴールド・イエローのエドワードのスーツにて、クラウン役(ボードビリアン風狂言回し兼司会)のフィリップ。大人のファンタジーへと誘ってくれました。いまからこの世でない、つかの間の夢のひとときへ皆さんお連れしますよ~ という重要な案内役を引き受けていただきました。名演・力演はぐいっと心ごとさらわれてしまうものですね。


そもそもぼくが彼らの一番のファンです。ほんとカッコ良過ぎて、カンジ君とかもうやんちゃ時代のビフォアの画像アップしたくなるよね!(笑)そこそこ忙しいアレックス君は、年間通してラブコール送ってましたからね。ヴィスコンティ的な耽美の世界を入れてほしい、と。耽美には、退廃のスパイスも入ってますからね。ほんとシュプリームの行列に一番先頭で並んで(クジではずれて)る場合じゃあないんだよね!


 全員そうなのですが、ご自身らしい確かなシルエットをお持ちの方々に、デザインが出しゃばる必要はありません、このドレスのように。やわらかく体に添うように、それが作り手最大の知性である『わきまえ』なのだと思いますよ。ドレスよりも、パーソナリティ込みの彼女自身こそが記憶に残ります、それが一番うつくしいドレスの在り方でもあります。


エルメスのスカーフがエレガントにお似合いでした。ドレスのボディがシンプルに体に添っていると、いくらでもご自身でアクセントを考えて愉しみ続けることができます。竹内君 From Berun のスーツもカットにクセが無くて、端正です。


しれっとオーセンティックにディナー・ジャケットの装いを愉しむアレックス君。ファッションに対する熱を感じさせないニル・アドミラリなニュアンスが、エドワードの世界観を体現しています。丁寧に、女性をエスコート。色数もデザインも考え尽くされたシンプル。数周まわってからのシンプルです。


うっとりしますね。何もやらかしていないディナー・ジャケットの装いを、なにか“ひとと違ったこと”をやらかしたい盛りの年代の青年紳士達がシレっとやってのける。今の時代は、着ている服に興味なさそうに装う紳士の粋の基本姿勢が忘れられています。

ヘアスタイルもムスターシュ(髯:ひげ)も言うことないじゃあないですか。コバタツ氏の端正な味わいはNYでもいぶし銀の輝きを放つでしょう。おしゃべりすぎる服は野暮です。上質で物静か。抜けの良い余白、あるいは間こそが、最高の装いの効かせ方であり、終着駅です。


リハーサルの段階から、プレイヤーやミューズのクオリティが本番クオリティだったので、ここ数ヶ月の集中も相まって感極まってしまったコペルこと上原さん。それを暖かく支えるなっちゃん。なっちゃんは、コペルのスペシャリテという肩書きで、優雅な切れ味で総合的なフォローを受け持ちます、今後ずっと。


最初にエドワードのネクタイに出会ったとき、天才的にきれいな絵心で締めた佑樹君。イキることなくシレっとフツーの(ファッショナブルでしょ、という手がかりを一切与えない)ディナージャケット。エスコートする姿も堂に入っています。幅広い年代層のさまざまなパーソナリティのミューズの方々。味もコクもある、マチュアな女性たち、すばらしかったですね。全ペアに向かって心の中で、ブラボー!!と叫んでいました。


おそらく、若い世代にとっては、地味に見えるのかもしれません、会場となったバンブーさん。しかしよくよく目を凝らして見てください。あちこちにある、あらゆる家具や調度品や什器の本物っぷり、センスの良さ、落ち着いて控えめで安定したサービスを。。。


沖縄からお越しいただいた、『熱帯テーラー』ミスター・ヴァカボンドこと田中氏もおられます。ありがとうございます。黒、ベージュ、エクリュ、白、これだけでも充分の色のご馳走です。それでこそ、シルエットや装いの調和を読み取ることができます。このカンジ君の日本人的な貫禄のある体型、絶対に昨今の雑誌には登場しないでしょうが、物凄く魅力的なんですよ。一般的な雑誌モデルのセレクト・センスの貧しさ・違和感を持たない人は、装い以前に自然な感性をゆがめられてしまっています。


今回はお子様はお断りしましたが、このマノンちゃんだけは、参加された唯一の6歳のミューズでした。年齢差ありますが上原さんの親友の一人でもあります。ドレッサー側も決して子ども扱いせずに、彼女のための才能教育の一環として、大人のレディとして普通にエスコートします。受ける側も堂々とエスコートされてこそです。

フォーマルの愉しみも、真剣にやる “ 遊び ” です、そういう趣向です。ごく微量の文化的ニュアンスの問題なのですが、ある種の物々しさ、ぎょうぎょうしさ、というのは、そこはかとないユーモアの温床なのです、英国のあらゆる局面での重厚長大な行事には、うす~く、シニカルなユーモアのニュアンスがあります。

自分達、こんな滑稽なことやっちゃってるよ、という、自分達を遥か上空から突き放して、喜劇として観ている(冷静に見えている)。もうひとつ上位のレイヤーから自分たちを眺めて愉しんで笑っている、そんな共犯関係の遊びです。話は飛躍しますが、そしてそこそこの真理だと確信しますが、それだからこそ、英国は良くも悪くも世界一戦争の強い国としてのメンタリティを獲得したといえます。


ママのパリジェンヌに憧れていた尋常じゃない熱い思いが、パリジェンヌの風貌を持ったマノンちゃんを生み出したにちがいありますまい、そう感じます。パパもかっこいいからなあ、おじいちゃんも、おはあちゃんも。。


前回から進化した部分は、いろんなパーソナリティ、年代層、その方らしい魅力にあふれた方々にミューズ役をお願いしたことでした。みな生き生きと輝いていただきたい、決してプレゼンテーション・ハンガーとしてのみキャットウォークを歩いていただきたくない、というコペルこと上原さんのメッセージです。ニュアンス、コク、深み、これらは即物的で定型の身体的スペックを持ったモデルの方々に作り出せない味わいです。


端正に装うということには、静かな(当世風ではない)パワーがあります。空気をつくりますし、景色をつくりだします。華やかなミューズにはもちろんのこと、慧眼の方々には、その場に貢献している黒子の存在にも興味惹かれるはずです。美しいオールバックのヘアスタイルも、ベージュの空間に美しい景観の一部として融け出してひとの美意識を揺らします。


びっくりしました、いきなりリハーサルで美しい和音を奏ではじめ、弾き始めた鞄職人の福島さん。世界を旅する、ピアノを弾く、カポエラをやる、それが自分を深める方法。一般的な教育システムの不自由さ・不十分さに気がついた人は、自分でインスピレーションの素を探しに、浴びに、あらゆる美しい情感を焚きこみに世界へと出かけます。そして値千金の、何ものにもヒモ付けられていないニュートラルさを手にします。みなウットリ聞惚れていました。


リトル・ブラック・ドレス、特にハレの日でなくて、日常毎日でも着ていていただきた一品です。10年ほど前にバレンシアガの工房に別注していたエドワード(オブ・サウスケンジントン)時代からプティ・ローブ・ノワール、隔世の感がありますが、今はメイド・バイ・コペルでの作品、作品・商品となります。体験も商品のうちなのですが、仮縫いの時間、自分のためにトワルを組んでいる時間、これらは全部優雅に自分を見つめることのできる、かけがえのない時間です。



ご結婚したてほやほやのリホさん。オブヘアの岡田さん。Copelの世界観を深く理解してくださり、頼もしい力になっていただきました。ミューズの方々は、プロのモデルの方々ではなく、ご自身のプロフェッショナルを持っておられる方や、夢中になっているものに突進してあられ、歩くという中にも、そのために奥行きのある魅力がにじみ出ておられました。


見えるより隠す、前が開いているよりも背中が開いている、Copelが作り出すドレスもそのスタイルが多いです。英国スタイルの基本美学である、アンダーステイトメント紳士の横におられる存在として、その美学にはお互い共通したものがあります。


軽やかなドレープのようなピアノを奏でるフレッドの、このブレイシズ(サスペンダー)は、尊敬すべき英国ヴィンテージのお店デイビッツにてまだ上原さんが勤務していたころ、彼女から購入したもの。佑樹君がモデルでやったムック本の当初記事2ページ分のスタイリングの予定が、ヴィンテージとエドワードスーツ(のお古とサンプルゲージ服の低コスト)を使ってルードボーイ風にスタイリングしたら、10ページ分の記事にしていただいた、というラッキーな逸品です。


ヴォーカルのミホさん、大好きな世界観でのパフォーマンスだったので、リハーサルから気持ちよくて浸りまくってました。大人のドレスも3人のプレイヤーとよくよく合っていました。男子は常にブラック・タイの精神で。いいんですよ、パーティー終わってもその設定のままで。何も困りません、どころか世の中がよくなります。




母が丹後ちりめんを使ったドレスで装って84歳ミューズとしてウォーキングしました。近所のスーパーで知人にひょっくら出会ったような、会釈がとてもよかったです。マイペースです。年の割りに姿勢はいいらしい、という自信はついたようです。左が与謝野町長の山添氏、右が6代続く地元の機屋さん宮眞株式会社の宮崎氏。端正な美意識のお二人に大いに共感させていただきました。


マノンちゃんのおばあちゃんに当たるメイミーさん、生き生きした姿勢や歩きっぷりがとてもチャーミングでいらっしゃいました。彼女からのオーダーメイド(オリジナル一品モノ)で、いくつかのモデルができました。メイミー・モデルという凄くカッコいい型は彼女由来です。


不思議にご縁を感じるなっちゃん、金沢美人の優雅な勉強女子であられます。あらゆるポテンシャルが高すぎて未知数です。Copelの海外での評判をあちこちで確かめている模様。私がストールにしているのは、イタリア、カリアッジという老舗糸を使ったハイゲージのシルクカシミアのマフ(Muff)という一品です。

一般的なイタリア物は(無地の場合)発色がきれいですが、長すぎてジャケットの外にぶら~んとはみ出し過ぎてかっこ悪いから首もとで巻くんですよね。そして首もとで巻くのがはたしてほんとにカッコいいのか?って話です。一階の由さんのところで販売しています。税込み43,200円。


 配色の妙がある、ドレス。シックな色使いは、婚礼の時の貸衣装からでは、選択枝がきわめて少なかったりします。せっかくですから、仮縫いやトワルを組んでもらって体験したほうが愉しいと思います。


大人の女性をエスコートする青年や少年、という図は絵になりますよ。簡単です、ただ身近なひとをごく素直に、親切にしてさし上げる、という気持ちだけです。タキシードは自分のことはさて置いて、まわりを親切にするための表明、くらいに考えていれば魅力的な自己表現になったりするもんです。何かに仕える者は(それが信念や使命であっても)魅力的です。


上原さん2世を感じさせる大物感を持って登場してきた(といってもヘッドハントしてきた)、由(ゆい)さん。現場の機動力が高く、ゴリッと指示を出していました。参加者のフォローもやっていたりと、さすが高峰秀子を尊敬しているだけある、凛々しさでした。




大いにお役に立っていただきました。ある意味親孝行なのか、なんなのかわわかりませんが。ガルゼ、ジョーゼット、クレープといった風合いの丹後ちりめん。お年を召した方々は、その身体の輪郭がかすれて(感覚的な表現)くるのですが、そういうときに固い、重い、厚い生地で作ると、あまり美しくありません。やさしく体のシルエットに添うようなやわらかい、軽い繊細な生地が一番です。





ご結婚ほやほやのウェディング姿のリホさん。聖なる雰囲気をナチュラルに放っておられました。それを優しく見守る星さん。職人として気が遠くなるハイレベルの手仕事の工程から来る感慨無量さなのでしょう。涙もろい(過ぎる)ですからね、星さん。控え室では、麗しい大人の女性たちと(一瞬)優雅なお茶のひととき。。。


丹後ちりめんで有名な京都与謝野町の山添町長と、6代続く丹後ちりめんの老舗宮眞代表の宮崎さんが、着物をお召しで前列に。ヴォーカルのミホさん、背中もこれくらい大胆に開いていても全体の(前面の)控えめなバランスで上品に成立します。



フレッドは、できればクラシックな複葉機やヴィンテージ・カーに乗ってやって来た風のゴーグルをスタイリングしたかったんだけど、持ち合わせがなく、あきらめました。いつもすばらしい演奏で、うっとりします。鉄井さんは、パープル寄りのフランネルの3ピース・スタイルで、ロマンティックにキマッっています。


絵になっていました。すべての配色が親和するように。。色調の基本はマニエリズム:Maniérisme のトーンです。


この写真はカメラマンのタックさん(鈴木さん)の作品なのですが、開場前のショットもいくつかあってそれもすべて魅力的にその人をとらえています。今回、多くのことでお世話になり、プロジェクトも共に現在進行していただいているワードローブ(株)の小西さん。ふとした登場シーンがあまりに素敵だったので、急いでシャッターを切りました、とはカメラマンタックさんの弁。


金沢で催された、椿サミットのために作られたドレス。モスグリーンは今年の流行色になっている側面もありますが、このようなグリーン系は、オールドハリウッドの女優たちの、シルクシャンタンで作られたオートクチュールのドレスのように永遠のクラシックといえます。



グレイのオーガンジーを使ってレイヤーさせたドレス。グレイヘアとよく似合っていると評判でした。若い上原さんの世代が、愛情を持って84歳のおばあちゃんのために、素敵なドレスをデザインして作る、とっても素敵じゃあないですか。コペルでは、とにかくいろんなパーソナリティの方に向けてお作りしたいという熱い気持ちがあります。皆様のご注文をお待ちしています。


コペルも大きな信頼を置く、ミューズのあかねさん。優雅で端正な雰囲気がまっすぐコペルの世界観を体現してくれます。3年連続のミューズです。


はなやかな控え室。Copel(上原さん星さん、職人の方々) がこのドレスをデザインしていますから、色のトーンに統一感があって美しい景観を作り出しています。一人ひとりは少し地味なくらいで抑えて、それでもって全体が調和した時、それはそれは美しいです。

ひとりひとりが全開で燦然と輝いている空間も一般的な光景ですが、ひとりひとりはすばらしいのに全体で見ると胸焼けがして、何かが残念だったりします。ドレスコードを守る、という未開の地の素敵さを、人はアタリマエ過ぎて忘れがちです。


丹後シルクで装っている小西さん。エクリュ色のシルクが優雅な小西さんの雰囲気を一層華やかに引き立てます。コペル、エドワードの三顧の礼にて、ミューズとしてのご参加に、なんとか御快諾くださり、この日に至りました。


明美嬢、かれこれ20年弱のお付き合いをいただいております。僕のレディズ第一号クライアント。美意識のきわめて厳しいクライアントでした。男気のようなマインドで応援してくれました。コペルが引継ぎ、最高の相性でなんとご家族4代!に渡ってお付き合いが続いております。ありがとう!


コクーンシルエットのエクリュ色のサテンのドレス。マタニティの方にも優しいシルエットです。カンジ君のスーツの色は淡いベージュのヘリンボン織りです。そろそろ、きついダーク中心のスーツのトーンから優しい色に世の中が変わってくると思いますよ。ダークな色ももちろん魅力ありますが、ライトな色も同じくらい魅力ありますからね。今は世の中全体がダークサイドに向かってるせいなのか?何なのかビジネスシーンは、ダークばかりに偏っています。冬でも明るい色でいいんですよ、別に。


パソコンの根源的ストレスから僕を救ってくださった白石さん。ベルンのお客様です。奥様のスタイルはコペルでのオートクチュールです。きっと頭脳明晰のお二人の会話も電光石火なのでしょう。いろいろPCの質問はよろしくお願いします。


ポケット両手をつっこんで、自由気ままなフラッパー風にに歩いたり、とってもチャーミングなメイミーさん、旧軽井沢のテニスコートが良くお似合いです。こういうカップルがいる街もいいなあと勝手に想像いたしました。


アレックス君の姿勢の美しさは世界レベルですね。普通の紳士はこの姿勢を目に刻んだ上で、自分らしい肩、首、背中、腰、脚の運びを自然に自分らしくすればいいのだと思っています。正しい、きわめて美しい姿勢を記憶の中で知っているということが大事です。ラベンダーの麻のヘリンボン生地で作られた小西さんのドレスも白やエクリュやベージュやブラウンの色調に溶け込んで優雅です。




控え室の麗しいミューズの方々、パーティーは特別に開始からの時間だけが本当のスタートってわけでもなく、ここから始まり~という話でもありません。つねに出会いやご縁は、『開放系』で存在しています。むしろ本番という時間よりも、その前後のリハーサルや準備や企画の時間こそすてきな時間だったりもします。寛いでいるシーンも本番とのテンションのギャップがあまりなく、それぞれに絵になるという点が、もしかするとプロのモデルの方々とミューズの方々の大きな違いかもしれません。ふつうのままでいてほしいのです。


ちょっと大人の女性をドキドキしながらエスコートさせていただいたり、青年の一生懸命のエスコートをほほえましく受け止めていただいたりと、そんなギグシャクがいいんですよ。むしろ、そのときに、ひとそれぞれの自然なパーソナリティが露出しますし、一筆描きのような素朴なハートが現れてきます。


ここにあと2人、國枝くんと酒井くんが加わり、今年は全員ドレッサーが集まりました。僕の少ない経験では、服飾業界のスタイルなのか、年配の方ほど、みんなと違った特別な格好をしたがる、おれはこれでも許されるのだ、とオレ流をやりたがるように思います。

自戒を込めつつも、こういう席では僕は一生、地味でベイシックなディナージャケット・スタイルでいようと思います。みなと同じ格好だからこそ、ちいさなニュアンスまでそのひとらしさが現れる、というパラドックスを体現したいです。


歩いている方々だけでなく、観覧している方々も主役です。最終的は、全員がミューズであり、モダン・ジェンツであります。


親子ウォーキング、3ピース。明美嬢、マノンちゃん、ベアちゃん。みなお揃い。


リハーサルも、立派なイベントです。この時間も愉しいでした。昨年は、友人からペアリンクでワインといただくお鮨のお店に拉致されていたので、当然酔っ払ってベロンベロンになっていたので、何も手伝えませんでした。しかしながら、竹内君を中心に完全な統制がとれていました。昨年のリハーサルの限界状況はすばらしいグルメな時間でした。


すべてが絵になって、子供心に素敵なワンシーンになるといいなあと思います。


今年は年代層をやや上方修正させたので、若さはじけるふきちゃんは、コペルのフォローをやっていただきました。マノンちゃんも英才教育ですね、ぴりりとしたお姉さまの方々とお友達になっています。。


椿サミットのためにおつくりしたモスグリーンのドレスで装った小西さん。優雅にエスコートするのは、カンジ君。身長は高いほうではありません。がっしりした体型をしています。体格の良い平均的日本人、という彼ですが、つねにフォトジェニックです。胆力を感じさせるゆったりした呼吸、落ち着いた動き、静かな声、若くしてさわやかな貫禄があります。




すぐ上はリハーサル光景。ミューズのみなさまに言えることですが、リハーサルの写真や本番前後の写真で、小西さん、つつ美さん、みなさまどこでどのように(プロのカメラマン・タックさんから) 抜き打ちで写真を撮られても、すべて優美や表情でおられます。すべてが使える写真ということになるのでしょうが、実際のご自身が、見せているままの姿と普段が限りなく近いということなのでしょう。大事なポイントだと思うのです。練習、本番といっても、すべて人生においては本番しかないわけですね。皆様とても魅力的な笑顔をされています。


2時間の小宇宙でしたが、舞踏会、晩餐会のイメージで。。。


母も、大いに愉しんで、海の京都からのきわめて上品な客人とご一緒に記念の一枚です。




はるか、京都からお越しいただいたお二人には、今後の打ち合わせも兼ねて、近くのシャルドネにてアフターでのミーティングをセッティングさせていただきました。ここは、往年のハリウッド・スターの写真もあったりビリヤード台もあったりしてとても素敵なサンクチュアリです。生地商社マルキシの岸くんから教えていただきました。


色数の少なさは、会場全体の上品につながります。


箱根のアルベルゴ・バンブーや、小笠原伯爵邸、バンブー、いろんな思い出がありますね、いろんな人といってるなあ、。バンブーさんは、僕が初めて上京した時、姉のまさ子さんが友達といっしょに連れて行ってくれた場所です。さすが、ハイカラたい、とキョロキョロしながら美味しいサンドイッチを頬張ったひとときを覚えています。30年ちかく前の話ではないでしょうか。。



これだけディナー・ジャケット(タキシード)を自然に “ きちんと ” 着ておられるひとびとばかりのパーティーというのは、日本では存在しないと思います。ゼロにひとしいです。ブラックタイ=堅苦しい、って思われてますから。それくらい、自由と豊かな多様性を理解することは難しいのだと思います。正装しておられて、自由にのびのび愉しんでおられる様子はとっても美しい景色です。きちんとすべき場所に僕はハズして行くんだ、って考える若者ばかりですから。。おのれ一人で遊ぶんじゃなくて、みんなで遊ぶという遊び心が有るか無いかだと思います。



これはリハーサルあたりの控え室の一枚。


オブヘアの岡田さんを紹介してくれたのは、ハルナさん、おしゃべりしたいなあとコペルこと上原さんはつぶやいています。


ウェディング用にタキシードを作られた際、だんな様はお色直し用に、本格的タータン(ディストリクト・チェックはマクドナルド柄)のボウタイとウエストコートという粋なスタイルで愉しまれました。奥様とご一緒に。最新のフランネルのコートをパターンから起こして賢く製作中。


マキシドレス、上質のウール・ウーステッドの生地を使っていますので、少々重さがありますが、丈夫で長持ちします。同じドレスを何度も着ていただきたい、そんな文化にしたいと思っています。くるくる変える必要はありません。同じドレスで何度も装って、パーソナリティを覚えてもらったほうが賢いです。ドレスがアイコンという考え方。これは、アリストテレス・オナシスと再婚する以前の、質素だけど強烈にお洒落だった時代のジャクリーヌ・ケネディの考え方でもあります。


ヘアースタイルも、トップを立てるところから、7・3寄りにクラシックにスリークにすることをおススメしています。昭和の風貌は、ここ数年日本全体で底流で流行ってもいます。結局、スーツスタイルには、一番似合います。エアリー・ヘアはカジュアルやモードには合う場合もあるでしょうが、スーツスタイルには、この髪型だと思います。


ソーシャル・ダンスをやられているお二人。右の関さんは、ミッドナイト・ブルーのタキシードでいらしていました。エスコートに喜びを感じられるのは、ダンスの精神でもあるのかもしれませんね。左の足立さんは、装いを教養と考えられている好紳士でいらっしゃいます。



ドレッサーである、美國(みくに)こと國枝君。堂に入ったスーツスタイルが貫禄を感じさせます。あまり体を鍛えすぎないように(笑)たしかに同じスポーツしていただけあってこう見ると、昭和のキックボクサー沢村氏のような風貌ですね。


リハーサルで感極まるコペルこと上原さんを撮ったなっちゃんの一枚。良き一日をありがとう!!




2時間という時間の、長すぎず少々物足りないくらい、というのがちょうど良かったように感じます。大雨のなか、誠にありがとうございます。



すばらしい演奏でした。動画も撮っていますし、何度でも愉しむ予定です。参加できなかったクライアントの方々と一緒にシャンパン味わいながらアフターのおしゃべりを愉しみたいです。当日は、印象だけでも、後日つながることができる、というは良いものですね。


カッコいいお兄さんから、本気でエスコートしてもらったことを、しっかり記憶して、わたしはすてきな男性にエスコートされるの女性なのだ、それは自分を大切にすることでもあるしとても快適なことだ、とセルフイメージに刻み込んでいただきたいです。



河口湖にて、すてきな棲み家を手作りしている、上原パパ。CM業界のカリスマ・プロデューサーでもあられました。トラッドのセンスや、人生の機微を上原さんはパパから学んできました。


なんと上原さんの保育園時代の先生。コペルとずっと親友です。むかしから世話好きで、野生動物みたいだったと当時を振り返ります。自分をいじめた男の子のまわりを隙をうかがってウロウロして、昼寝の時間に、襲い掛かってボコボコにしたワンパク伝説や、いろんな武勇伝を教えてくれました。右端は、ママ。ずっと婦人服を縫ってこられた職人です。クチュリエ長の星さんとコペルの連携もバッチリで、上原さんも生真面目なママに大いに親孝行しているわけですね。


このお2人は、上原さんに何があっても味方なんじゃないかな。。。素敵ですね。


名演・力演をありがとうございます。名クラウン。そのひとのスケールの大きさは、パーソナリティと生命力のパワーで決まるんだと、つくづく思っていました。終始赤ら顔の51歳と。






エドワードエクリュ(私)は、明解に振り切りまくって、わかりやすく生きる。これはイイ、これはダメと断言しながら。多少無理やりでもわかりやすく振り切って生きている、上も下も右も左もよく見える1個のちっぽけな石ころみたいになって。こいつは、こうやって生きたぞ、と。とってもわかりやすいぞと。あいつは、この角度からこう攻めて、こう突き抜けた、あるいは、こうコケた。。だから今度は、こうしてみる。。いずれにしても、一個の解りやすいサンプルを作りきって見せることが、あとに続いて理想へ挑もうとする若者たちへの明解な手がかりになる、と思っています。

大きな感謝の気持ちとともに、そう自身を振り返っていた51歳の誕生日でした。上原さんはじめ竹内くん、福島くん、アレックス、佑樹くん、カンジ君、國枝くん、そして酒井くん、いそがしい中来てくれたコーク君、なっちゃんもユイユイも、みんな一騎当千の天才Young and brightestだと確信しています。バロン、アキさん、J氏、アンちゃん、ミューズの方、タックさんとご友人方々、スマサガの面々、もちろんお越しいただいた方々全員、演奏してくださった方、お料理作ってくださった方、サービスしてくださった方、ヘアスタイリング、受付、みなさんが完璧なハーモニーを作り出して、あの夢のような一夜が生まれたのだと思います。100枚の写真を見ながら、またまた愉しい気分になってきました。。。