2016/02/01

Sunday night's discovery and learning





日曜日深夜、勝手に珈琲ブレイク・ブログ。

先週は、6年前に僕のフランス語学習のきっかけになるべく家庭教師をお願いしたmai先生から日本を代表するGentleman's Club に連れて行っていただきました。会員の平均年齢72歳。ずっと元気で頑固で苦味走っていていただきたい。若者や女性・子供に媚びない空間なんてすでに貴重すぎて絶滅危惧種ですから。。。

彼女のご友人のS氏ともに印象的でした。知的で気の利いた遊興を通じて交流を確かめる一般的なG.C. とは少し趣き異なり、創始者福沢氏の矜持なのでしょうか、学び寄りの趣意であったとのことが特徴のようでした。

実学寄りのスタートが文学や芸術寄りに進んでおられる模様。その方向性の変化の重要なキーマンであられるS氏、といったところなのかもしれません。まず真っ先にエンジのボウタイをした紳士がふつうにお食事されておられるところが wao! とまず、トキメキました。

さて、6年前になるでしょうか、mai先生とは、知人を通じてご紹介され神楽坂だったこともあり、2011年夏は朝7時から表参道のスタバで、独自の学びに付き合っていただきました。

フランス語を学ぼうかと ( 知人たちに大見得を切ったため、そんなの一撃でマスターするよとかなんとか。。。トほほ ) 思っているんですが、参考書探しても、例文がダサすぎて、地味すぎてだったら未だしも、頭が記憶することを拒否るから、何とかしてほしいんですが、と。

むちゃ振りもいいとこで、今でもはっきり覚えている最初に、僕がリクエストしたのは、

『 できれば、ルキノ・ヴィスコンティの映画 【 山猫 】 に登場するサリーナ公爵(バート・ランカスター)みたいな風体・貫録の英国老紳士が仮にパリに行ったとして、そこで、片言だけど妙に礼儀正しい(しかし慇懃無礼な皮肉っぽさは皆無で)古風なフランス語で、たまに間違え込み込みながら、それもまた確信犯的心配芸として機能しつつある一方で、これまた妙に由緒正しきロマンティックで強烈に際立ちの良い詩的インパクトが薫る、そんなキレッキレの文例集が欲しいです 』 

.....   ここまで教科書をカスタム・リクエストした人間もいない自信があります(笑)でも、じゃないと退屈ですぐ勉強をやめてしまいそうでしたから、、、、

『ああ、なるほど。わかりました。』 

あっさり、mai 先生は特に表情を変えることもなく、応えられました、さすが。普通の先生だったら、このニュアンスわからないかもしれないけど、いや絶対わからないけど、どうやら、この人は余裕でわかっていらっしゃるらしい、そういう驚きと安心感がありました。やった!しめた!と感動したのを覚えております。さて、結局早朝講義&製作を第10回までやり、言いたいことを日本文で伝え、それを彼女が日本語段階から多少修正し、仏訳する。全部で99(掛け算99のように、暗誦用にするため)が出来上がりました。

そのあまりの、ふっ飛ばしぶり・振り切りぶりをここに、一部開陳しようと思いました。そして、自分なりの一層の精進に追い込もうと思います。翌年、これを覚えて行って、ぶっ放してパリでたのしい思いをしました。その場からmai先生に全部言えました、とブラックベリーで写真撮って、報告したことを誇りに思います(笑)

デリシューズ、なんと美しいコトバなんでしょうかね。また、学びを再開させようと思います。文例6.7.8. は18禁ですが、もしロミーシュナイダーとテラスのカフェで隣にいたとしての、強者へのチャレンジ・プランでした。

この、ハイ・ブラウなmai 先生が近々tv のフランス語講座にレギュラーで登場するようです。もちろん、衣装は全身ドレス系からハイファッションまでCopelで装いますから、毎回楽しみであり、学習に身が入ります(いろんなきっかけをモーチベーションにしたいところ)。


第四回 ロミー・シュナイダーのスタイルを賞賛する
(製作:2011年7/7) タイトル
Délicieusement vide
美味に空虚に(美味に空虚なあなた)

1、 Romy Sheneider, c’est une fleur de lotus.
  ロミー・シュナイダー、それは蓮の花。

2、 C’est une tempête sereine.
  晴朗なる嵐。

3、 C’est un tailleur Chanel.
  シャネルスーツ。

4、 Elle porte un tailleur Chanel pour coucher avec la société,
  社会と寝るために、シャネルスーツを着る。

5、 Elle enlève mon âme.
  私の魂を奪う。

ロミー・シュナイダーに向かって

6、 Je vous ai vue dans « César et Rosalie. »
  『夕なぎ』でお姿拝見しました。

7、 Vous me permettez de vous offrir une boisson fraîche ?.
  冷たい飲み物をごちそうさせていただきたいのですが。

8、 Je voudrais vous avoir comme dîner..
  あなたを夕食に欲しい。


もともと、ロミーはオーストリア(ウィーン)人ですが、その少々なまりのあるエキゾチックな香りが一層魅力になったらしいです。単純にフランス語のコトバの響き、口の動かし方、特に女性は神がかって魅力的です。

さすがに最近はそうでもないでしょうが、自撮りプリクラ用の静止画像用のアヒル口気味の表情もまあよいのでしょうが、そろそろ、それからさらに(唇のステキな)動かし方へと進化させてはいかがでしょうか。フランス語発音練習によって女子力も上がるのではないでしょうか。

以下、80年代的デュエット曲より。どちらも魅力的なヴォーカルですが、英語の口の動かし方とフランス語の口の動かし方の違いがよくわかります。やはりフランス語学習は女子力上がりそうな気がするなあ~(笑)