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2017/01/01

2017年(酉年)新年あけましておめでとうございます!





激動の2016年からの2017年、皆様におかれましても、昨今の変化に富んだ世界を、賢く美味しく愉しめる一年であられますよう、エールをお送りいたします。今後とも、気兼ねなく気の合った仲間が少しづつでも増えていけば、と存じております。良き先輩・後輩的な雰囲気があったり、ボウタイの結び方や、まともな小物の選び方など、センスの交流ができるクラブ的な場になれば最高です。

2016年9月に50歳を迎え、少々自由なスタンスにトランスフォームさせていただきました。実際の営業場所は、1.表参道、2.田園調布、3.神楽坂という3拠点になります。会社の登記上は江戸川区小岩の東京の自宅においております。表参道はメゾン・コペルというアトリエ内で接客し、田園調布は、ラウンジとして、英:アンダーソン&シェパードをレスペクトしつつの紳士空間にしています。

現在、神楽坂は、弟子の竹内君が自分自身のお店 『Berun : ベルン』 として、営業しております。彼自身、基本クラシックスタイルの生真面目な信頼できるテーラーです。僕も、どうしても神楽坂がいい、というクライアントの場合は、ベルンの場所を借りて接客などやることもあります。ベルンの竹内くんも、結構旅ばっかりしていてね、誰かと一緒であんまり店にいないようなのでね。。(笑)




私事ながら、一昨年に僕自身含め、家族で長野県松本市に自宅を移しています。ですから昨年の都庁選挙も選挙権ありませんでした。今は長野県民です。一番上の写真は昨年11月11日に代官山のギャラリーで催されたイラストレーター・松尾たいこさんの展示会のものです。そのまま、一羽だけが特別に見えてしまったので購入して、松本の自宅の玄関先で飼うことにしました。見上げると、ワタシ元気よ、ちゅんちゅん、と挨拶してきます。

マーケティングやテクニックからではなく、精神の奥底の部分の衝動から生まれだしたような素朴で繊細な佇まいが気に入って衝動買いしました。買った瞬間、即ここで飼おう、と決めていました。気に入っています。こどもたちが大人になった時、遠い記憶の中に家族を思い出し、玄関先の小鳥も思い出すんじゃないかな。

2017年、スーツ・スタイルを中心として引き続き、頭の先から爪先(※って15年間言ってたら、ほんとうに爪先のアイテムが引き寄せられてきました。次の記事にて)までの全身一式製作を行なってまいります。フェイス・ブックやインスタやこのブログのそれぞれの個性がちょっとだけ新人なりに理解できたので、2017年はネット上でおしゃべりになりそうです。





2016年はクライアントはもちろん、職人の方々や、そして、社内的に強力なアドヴァイザーとなっていただいたアカデミック世界の人々、学びをもたらしてくださる方々との出会いが多くありました。ほんと、最高レベルでありがとうございます!特に9月から10月、11月、12月と激動と学びと閃き(ひらめき)に溢れすぎて、脳や精神がついていけていたかどうか、自信がありませんでした。

9月のパーティー前後の打ち合わせによって、多くの学びとインスピレーションをいただいた仏文学者のまい先生を筆頭に、まい先生からのご縁で、今後ファミリー的な存在になる穏やかなお兄様的存在の紳士、世界のプロトコルに通じておられ、眩暈がするほど切れ味最高のカスタム・ヴィンテージのコレクターでもあるタックさん:(Tak)さんなど、スタイルについて鳥瞰的に語れる体制が整いました。

弊社の名前を冠した、乗馬馬である、エドワードエクリュ号とバロン氏こと前田氏の精進もものすごく、Sクラス ⇒ インターメディエイト ⇒ セント・ジョージ ⇒ グランプリ とたった6年で駆け上がっている努力はモンスター級だと感じています。先日、ハンガリーの乗馬クラブで、際立って美しい・優秀なライディングをしていた同世代がいましたが、訊くと26年のトレーニングとのこと、バロンが6年と聞くと信じられないと驚愕していました。天才的な伸び率に賭けつつ、応援団もひそかに増えてきています。




上写真が、アーチスト(イラストレーター)であられる、松尾たいこさんです。ファン・サービス慣れしておられるようで、フレンドリーに肩口にとまってくれている感じのポーズで、作品とご本人が似ておられます。御自身の精神に対しても愉しみながら静かに探求されておられるご様子で、大いに共感しました。一年間服を買わなかった経験を雑誌CREAに書いておられるようです。ショッピング全盛の時代からの次のステージ、服に対する新しい姿勢がシンクロニシティとなって各方面で生まれはじめているように感じています。


2016/09/12

開発やアドヴァイス、小さく深く進行中。




これは、3年前パリに渡ったマダムMさん用に企画製作したものです。馬術・乗馬服や狩猟や野外用のトラウザーズ(パンツ)など、タフな素材で、極めて英国的な生地、Bedford cords(ベドフォード・コード) を使っています。それをコーレスポンデント靴仕様にして、グレイッシュな黒で合わせています。靴先の洗練を強調させるべくチゼルにしたりロング・ノーズにしたり、尖らせたりするよりも、ちょっと英国風の素朴なシェイプである部分が大切な微差(びさ)だと思っています。見せたいところはアクセント1つだけ、あとは、その通常からしたらイレギュラーな仕様に沿うようにできるだけ自然に、やらかさずに通す、ということです。

素朴さは、風通しのよい余白のようなものなので、できるだけ、デザインの判断において、トンガリかふんわりか選ぶ局面があれば、エドワードエクリュ的には常に迷わず、“ふんわりして素朴”のほうを選びます。このあたりは、尖がって鋭いものが大好きな男子感性と違うところかもしれません。英国×仏国×男性×女性その4つの要素の組合わせがテイストづくりの鍵かもしれません。

これを、無地ワントーン・コーディネートのグレイッシュな挿しアイテムとして使うと、とてもステキだと思います。小脇にフィガロ誌でも挟んで、カフェでお茶している姿が似合いそうです。このコードという生地は実に風合があって、大好きです。これが組織が薄くなると、最近なかなか手に入れにくい、ピケ素材(×コードレーン ⇒ 〇ピケ:Pique)になります。

この秋冬は厚手コットンの白のトラウザーズを作ろうと思っていますが、素材探しがたいへんだろいうなあ、と思います。個人的な2016年の春夏はイタリア・カルネ社のエクリュ色のコットントラウザーズ3本がとても重宝しました。カーキほどワークではなく、白ほどカジュアルではなく、淡い白、練乳色の白、極めて淡いまくりのベージュ、というようなエクリュ色のやや厚手のコットンは、端正で上品なので、どんなジャケットやポロシャツにもよく似合いました。




こちらは、ネクタイ用に描き起こしたペイズリー柄です。上の明るい黄金色で実際にタイを作りました。人気だったので、自分の分までクライアントに販売してしまい、サンプルタイもなくなりました。なんなんだろう?ペイズリーって、と思います。あまりにも、売っていないので、スコットランド・ペイズリーまで行きました。結果、博物館しか存在なくて、そこもチロチロ資料しかなくて、大したものが売っていませんでした。というわけで、作りました。おそらく、人間が目を閉じたときの瞳の裏の光の残像のようなものだと思います。

人間の(いや、犬もネコもかもしれないが、、)意識が混濁した時に、古今東西を問わず、意識・無意識の中に出現する模様、というか。。曼荼羅やマンデルブロー曲線のようなものですね。昔から存在する、土の色、煉瓦の色、エンジ色、緑色、辛子色、といった地味でオーガニックな色だけを使った、何の変哲も無い、トラッド調のものがほしいのですが、なかなかいまだに見つかりません。スコットランド・エジンバラに行った際には必ず寄る(インスタでもフォローしている笑)、老舗トラッドショップのスチュワート・クリスティにはボウタイも含め売っていましたが。。

人生の記憶に残っている、クラシックなペイズリーといえば、数年前日本橋三越の一階で見た、企画物のネクタイのカスタム・オーダーで、タイ・ユア・タイのコーナーにあった、生地サンプルに最高のペイズリーたちがありました。それ以来、一度も製品としてクオリティの高いペイズリーを見たことがありません。時々、写真でいつもぼんやり眠そうな表情のルチアーノ・バルベラ氏が、さらっと普通の挿しているのを見るくらいです。



なにしろ、今年の4月からフェイスブックをはじめ、ライン、インスタグラムと愉しんでいますからね。数年前の自分はどこへ行ったというくらいの、2016年の心境の変化っぷりです。そして、先月は、ポール・スミス展にも行ってみたという、以前の自分では絶対にやらない選択肢でした。って、ことで、わりと、ファッションに対しても自由な感覚にここ15年ぶりになっているのですが、上のヴィヴィアンも実はヴィンテージ資料として数年前に買っていました。アーマー、ツイードでどんな仕組みになってるのかな?と。連結部分はいったいぜんたい、と。でもこれは、やはり、凄い発想だと思うんですよ。買ったとき、正直、猛烈にトキメク自分がいました。

70's 80's いずれもやりたいことの宝庫。特にヒネって、オリジナル風に加工する必要も感じないくらいに、そのまんまパクりたいこともたくさんあります。さすがにアーマーはやらないでしょうが。。この秋冬はあくまでも普通のジャケット、普通のヴェスト、普通のトラウザーズ、というアイテムをメインでやりたいと思います。そのふつうって何?ということですが、たとえばトラウザーズならば、股上26~28センチ前後あり、わたり幅、ゆとり寸もしっかりあって、裾幅も最低20センチ前後あって、そして今年の一番重要なリトマス試験紙ポイント・チェックポイント、その着手のスタイルに対するスタンスが一番良く分かる部分でもあるパンツ丈。それも、ハーフ・クッションくらいしっかりあって、といった至極真っ当なかんじで行こうと思います。最近業界的に多い着こなしである、8分丈、9分丈のスーツスタイルでのパンツ丈が極めて滑稽なものだ、と認識される(カジュアルならアリですが)のには1年とかからないだろう、とエドワードエクリュのクライアントたちは見ています。

追伸:
今月9月22日は、表参道にて中規模パーティーを催しますが、今回は基本レディズ発表会とちょっとした記念バースデイなので、そのどちらの要素もいずれも関係ありそうな方にだけ、お声お掛けしました。午後6時ジャストにショーが始まりますので、くれぐれも遅くとも午後5:00時までには、受付を済まされて、地下のボールルームまで降りられて、ご歓談していてくださいませ。5時50分ごろから、入り口入っても、下り階段が使えなくなりますので、ショーが終わる19時からの再入場になってしまいます。くれぐれもご了承お願いします。


2016/01/11

新年あけましておめでとうございます。 

 


2015年11月、12月、2016年1月と企画/製作に追われ、ご挨拶もおそくなってしまいました。年賀状は、ごく身近な親戚関係に、ほどほどな案配で送りました。とはいうものの、ありがたく頂いている年賀状に、充分にお返事など返せずにおります。

申し訳ございませんが、いつものことながら、懲りず・気長に・なかば忘れたくらいの感覚でお待ちくださいませ。

今年もかわらずゆっくりしたテンポで静かに仲間をふやそうと思います。ほどほどにプライベートなお付き合いを通して、塩梅の良い新しいスタイルを企画・製作いたします、と硬めのご挨拶から。。。




ところで2016年、今年でエドワードは創業15年目になります。個人史でいうと35歳1月1日に独立して今年9月で50歳を迎えます。

ふりかえってみれば、クライアントの近くにいて、ある時は正面から熱く・ある時は耳元でしずかに装いをアドヴァイスをする Dresssir 業は、実際のところ気が合う・話の合う仲間探しのための口実だった、とカミングアウトさせていただきます。。。

ある時は優雅にお茶しながら近況アップデート、ある時は一杯酌み交わしながらスタイル談義、昼夜問わずのお喋り尽くし、Gentleman's (life) Voyageの理想を追いかけつつ・時には実行に移しつつ、、、

、、、ちょっとした男子の楽園で盛り上がる時間。まじめな哲学なんだかバカ男子なんだか、床屋談義なんだか、、言ってみれば、ことば通りのテーラー談義を通して古い・新しい・古今東西の美意識を共感し合える友をたくさん得ることができました。まことにありがとうございます。

2016年は、エドワード・ボーイズ出身の國枝(くにえだ)君を連れて、古き良き香港やシンガポールに仲間を広げようと思います。宗主国イギリスやフランスの歴史への愛を微かにでも抱いている老紳士たちとのご縁を育てたいと思います。

具体的には、土日を挟んで週の前半を企画・製作 or 出張というリズムで、2016年は、営業日を週の後ろ半分である、木・金・土曜日中心にアポ日で進めさせていただきたく存じます。ことしも御贔屓よろしくおねがいいたします。

                                   2016年1月11日
                                      エドワードエクリュ株式会社
                                                  木場 紳匠郎

2015/10/21

秋の黄昏 ロマンティックな冬支度

 


時が経つのは早いものですね。ここ数日、急に寒くなってきました。さすがにまだコートという気分にはなれませんが、そろそろぼちぼち冬支度という感じです。今年も、いや毎年毎年かわらず大活躍した淡い水色のコードレーンの3ピーススーツ。白の面積が大きくなると、ついつい遠慮したり怖じ気づいたりするものですが、色数を減らして結果たまたま目立っているだけで、むしろセットアップよりも同じ生地でさらっと揃えることがオーダーメイドの醍醐味だと思います。


それにしても、このブログで画像をアップできない状態が2か月余り続き、壊れたかと思っていましたが、InternetExplorerをアップデートしたらその瞬間治りました。ここ2、3か月の写真はエドワードファミリーであるタック氏の最高度クオリティの画像が唸るほど溜り上がっていて、これを徐々にアップしたいと思っています。今年も取り組んだ和歌山国体の馬術チームのノーフォークジャケットの装いや、真鍮で製作したブートニエール、ようやく完成したフラワーホルダーなど月末にかけて連続でアップする予定です。




先日、10月18日、すばらしいお天気に恵まれた日曜日、飯田橋のキャナルカフェにてウエディングパーティがありました。新郎はエドワードの一番弟子の歴史を持つ竹内君。とはいっても雑談したり、一杯やりながら、哲学を語っていただけです。現在、旧神楽坂エドワードエクリュの店舗にて、自身独立して“Berun” という店舗を構えております。後先顧みない身を持ち崩すほどの装い好き、危険を怖れない旅人であった青年紳士は、たぐい稀なる “ 装い力 ” を持つ美しい伴侶を見つけました。おめでとう!


奥様のウェディングドレスは、エドワードエクリュのレディズをすべて担当している“Copel ” が、企画・製作しました。クラシックで美しいドレープ&シルエットが出るように考え尽くされています。NextGeneration の2人は今後、自分の作品を手に、世界に挑むことでしょう。来年には50歳に到達する僕は、彼らの作品を愉しみにしながらゆっくり応援します。エドワーディズム哲学の継承者たちは、装いの世界に革命を起こす最終兵器だと認識しています。




イマドキの風貌、目ではありませんね。彼も生きる時代を間違えてきたタイプです。昭和以前の熱すぎる男のまっすぐな瞳、革命家の瞳をしています。英語会話能力からっきしゼロにもかかわらず、熱病にとりつかれたようにロンドンに数度渡りながら、そして業界の重鎮たちに、運よく接触しながらも、会うたびに、彼のあまりの英語力の進歩の無さ(勉強しなさっぷり、徹底的に勉強しない)に何度も怒らせ、呆れさせ、、、


と、ここまで書くと一見マイナス要因に見えますが、それが竹内君にとっての最大のプラス要因だったと今となってはわかります。初渡英の朝、前夜あまりに楽しみにし過ぎて眠れなかったせいで、パジャマのまま空港に行き、前夜考えまくっていたコーディネートも台無しになり、ヒースロー空港にはパジャマとスリッパで降り立ったというエピソード。まさに彼の人間臭さの表れです。


今後、機械的な仕事能力の高さ・正確さをビジネスマンが持っていたとしても、それはコンピューターに取って替わられるかもしれません。速さと正確さではPCに敵いません。昨今、世の中そういった準PCのような、ビジネスマンが増えていますし、人々が準PCであることを期待する “ 大衆感性 ” が増えますから、人間臭さこそ、最強の錬金術であるように感じます。これから10年、20年、どんな巨大な人間ネタを作るのか楽しみにしています。




日本人にとっての、礼装は最終的に黒紋付き袴ですから、洋装に関しては、モーニング、燕尾服、タキシード、に関しては過不足なく、ひねったり、はずしたり、あそんだりすることなく、必要充分(必要最低限でも良い)の仕様で仕立てること、これに尽きます。時代の流行に乗ることなくして、常に凛々しく悠然と旬で居続ける。業界志望者は、ファッション誌を100冊読むより、世阿弥の『花伝書』を一回読むほうが得るものが多いでしょう。




田園調布界隈を拠点にしている現在でも、飯田橋キャナルカフェは、定番の打ち合わせ場所です。南北線を利用すると、飯田橋⇒田園調布は乗り換え無しで行けます。何が楽しいって、お昼時や夕暮れ時、あるいは日が沈んでからのマジックアワーに、このデッキでぼんやり一杯やる時ほど穏やかな気分になる時間はありません。

まさに雑談タイム idle talk なのですが、この雑談こそが多くを伝えられる大切な時間だという気がします。雑談の多いテーラー、おしゃべりの大好きなオートクチュールのお店、年長者も若者も青年も女子も、いろんな世代が混じり合い、スタイルや哲学について気楽に語れる場所、それが、スタイルづくり元年のオーダースタイルだと思います。




人生を象徴するようなシーン、小船にゆられて大海原へと漕ぎ出だす、と言いたいところですが、ここは都内の静かな運河でありました。。お二人とも端正な佇まいです。ケミカルな白ではなくてオーガニックな淡いエクリュ色の厚手シャンタン素材です。ごくクラシックでシンプルなデザインだからこそ、職人の腕が誤魔化せません。デザインに逃げずに、勝負する、Copel のオートクチュール哲学といえます。




途中、デッキのお客さんたちも、祝福モードでとてもハッピーな雰囲気でした。すごーい、、これは盛り上がるね~、、いいわね~、、デッキ席からはため息が漏れていました。中央線、総武線の乗客も応援してくれますから、これほど劇場型のステージはそうそうありません。







360度どこから見られても、立体的で優雅な揺らめき・ドレープが見えます。立体的なドレスには重要な役割を果たす “ Panier パニエ ” を標準装備したCopel のドレスに皆うっとりして、言葉を失くしていました。あちらこちらで、ひらすらため息を引き起こしていました。ほぼ完成した状態での仮縫いの際、新郎の目にはキラリとひかるものがありました。

あれだけ製作物に対して冷徹な観察能力を発揮する竹内君が、その瞬間ばかりは、ウェデイングドレスという物としての関心よりも、運命の女性が目の前にいるのだ、ということに純粋に感動していたという点こそ、職人の仕事冥利に尽きる、と思いました。




こちらはパーティー前の新郎。気持ちの良いクライアントに囲まれて、祝福された最高の一日でしたね。さて、僕自身はといえば、2001年創業で未だ14年しか経ってはいませんが、創業時の最初の頃の身軽で飄々としたスタイルに原点回帰しようと考えています。テーラー、あるいはDresssir®を名乗り、縫うことをしない僕は、メジャー一本だけをポケットに入れて、オープンテラスでお茶したり、一杯やりながら、クライアントとひたすら雑談にうつつをぬかす、たまにボーイズ君たちにエドワードの哲学(という名の雑談)に耽る、、、、そんな近未来の自分を夢想しています。



2015/04/10

Spring news and thema

 
 
三寒四温といいますが、なんですかね今週の冷え込みは。。。朝の気温2度!一気に冬物コートに逆戻りです。神楽坂の桜もかろうじて持ちこたえているかに見えます。全国区の飯田橋駅そばのキャナルカフェの混雑も日頃の落ち着きに戻りつつあります(が、すこぶる人気が激化しております)エドワードエクリュ前のクリスマスローズもすっかり春気分で一か月前くらいから可憐に咲いています。
 
昨年末から個人的な趣味で小説を書きはじめてから、一気にブログの更新がおろそかになりました! 仕事に追われすぎると、味のあるアウトプットが出来なくなりそうで、遊びの要素を!と、店内にギターを置いてみたりしています。シングルタスク人の宿命で、どうしてもブログが後回しになりがちです。時々お知らせや、エドワードの近況などまた更新しようと思います。おしゃべりしてエドワード健在なり、をアピールしないといかんですからね。



最近おっそろしく大胆なエクリュ(淡い生成り色)のダブルのスーツを仕立てた國枝くん。先日の知人の結婚式に出かける直前です。正統派のタキシードスタイルにて。凛々しいウィングカラーと手巻きのブラックタイ。エドワードのDRESSSIR®(ドレッサー)として顧客へ基礎的な装いをアドヴァイスしています。(バーバー)ヘアスタイル、そして太い(剃ってない)眉毛も凛々しくてステキです。

隣は、Copel(コペル:上原さんのエドワードでのコードネーム)です。昨年、レディズのオーダーメイド、オートクチュールが小ブレイクしました。クチュリエとしてレディズ全体、メンズ・ビスポークまで網羅して担当しています。後日、彼女のプロフィール、バックグラウンドをブログの記事でしっかり書く予定です。着用しているのは、現在人気のマキシドレス。このラインを使ってウェディングドレスも製作しています。


想像もしていませんでしたが、最近、一気にウェディングの装いのオーダーが増えました。ありがとうございます。ウェディング専門店にしようかな、などどよく冗談を言っていますが、冗談は何度も言っていると本当になるそうなので、ほんとうになるかもしれません(笑)おめでたくていいじゃないですか。やっててこれほどハッピーな気分になるものはありません。最近はエドワードはアクセサリーもつくっていますし、実は装いに関しては洋装ウェディングを完璧にフォローできる体制になっています。

上は、Hさん、カジュアル目のウェディングスタイルのため、爽やかで少しノスタルジックなスポーツの世界観で一式企画しています。白系のスポーツウェアはテニスにしたっていくらでもスタイルのレパートリーを作り出せますよ。素敵なブートニエールも、上品に襟元をあしらうことにしても、クラシックスタイルの装いは実はウェデイングスタイルと相性抜群ですね、エドワードのフォーマル・スタイルをウェディング・フォーマルへ持って行くのは簡単です。


エドワードはカタログも無いし、きちんと写真を整理していなかったりして、つねに制作したドレスやスーツは幻です。カゲロウのようです。無意識のうちに、そんなもんでいいや、と考えているフシもあります。オートクチュール、オーダーメイドは非常にパーソナルな世界なのでむしろ秘密めいていていい、オーダーされたお客様、作った人だけが知っていて、大切にしてくださればいい、とかそんな考え方です。今年はどうやら世界に向けて新しい一歩を踏み出しそうなので、ビジュアルは残そうと考えを改めております。

レディズは、エクリュを多用します。エクリュを纏うことで、着用時には行動に多くの制限がかかります。パスタのトマトソース系が食べられないとか、そんなようなことの高度バージョンです(笑)クライアントに厳しいエドワードでした。。。ハウススタイルとして、タイトスカートの丈は8分です。ミニは永遠に作らないかもしれません。見せるより隠す、そんな大人の美意識をCopelさんは追求しているようで、僕はすべて彼女を信用して任せています。


ま~、ズルいですわ、DNAが。似合いすぎる。アレックス氏が先日完成したグレン・アーカート・チェックのダブル・ブレステッドを着用して思いました。もちろん日本人にも似合う、たいへんすばらしい柄です。ひとり一着はもつべき必須アイテムでしょう。今年はグレン・チェック何着つくりましたかね、もはや覚えとらんとです。これはシャツでも良いし、美しいロイヤル・ブルーの色だしの、エドワード製のタートルのビスポーク・セーターにもよく合います。

僕自身、ロンドンでも、イタリア人から褒められます。彼らもこのきわめて英国的な生地が大好きなんですね。ついつい、オレ、この柄好きだよ、ウィンザーチェック、ウンウン持ってる持ってる、もちろん僕もこのダブルを持ってるよ、いいよね~合わせやすいよね~便利だよね~と感じよく褒めてくれます。新人君も装いの玄人さんもどちらにも優しい抱擁力のある偉大なグレン・アーカートチェック。アーカートの渓谷と意味の柄です。


さて、最後に昨日伺ったばかりの津久井さんのアトリエにエドワードが別注オーダーしている、ビスポークしているプレーン・トウです。モナコやヨーロッパで世界のあらゆるラグジュアリー文化を愉しんでこられたY氏のオーダーで企画・製作しました。つまり、世界のあらゆる靴を圧倒的に超えるべくセクシーな逸品をつくるというミッションで取り組んでいたものです。ごくごくシンプルだが、考え尽くされたシンプリシティ。削りこまれた流面体シェイプです。日本が誇るものづくりの粋を結集させています。

この革の色は、限りなく黒に近いブルー。ウィンザーⅧ世風に言うと、ミッド・ナイト・ブルー、モンブランの万年筆風に表現するならば、ブルー・ブラック。エドワードエクリュ的には、“パーティーが引けて、アフターアワーズでシャンパンで酔っ払ったまま明け方の庭園の芝の上を歩くときは、黒よりも少し蒼みがあったほうが緑のコントラストでロマンティックでしょ?”と表現したいとことですが、、、実はY氏の閃きがオリジナル・ソースでした。。。漆黒に見えるブルーブラックにゴールドのエドワードモノグラムが輝いています。これが究極のデスティネーションでしょう。

2014/09/23

9月22日(月)~9月26(金)、

 
 
神楽坂のお店はスタッフ2名で営業中ですが(水曜日はお休み)、店主の木場は出張で渡仏しております。到着し現地J氏と合流し、 マレ地区のホテルへ。近所のカフェでおいしいランチをして、初日に個人的な用事をすべて済ませました。最初にホーズ専門店、アンダーウェア専門店で買い物。

 
夜、itu ( EdwardでのコードネームはJet氏 ) と合流。滞在中はこちらのホテルのジュニアスイートの部屋をシェアします。22日出発当日早朝神楽坂にて、30インチのグローブトロッターにitu作品 の作り立てを詰め込んで羽田搭乗手続きチェックイン時間を過ぎてギリギリで到着という感じでした。


昨日は、Baronの新ジュニアに子供服のお祝いを購入し、絵葉書を投函し、ボンマルシェの日本展を観て体力をリカバリーさせましたが、さすがに夜の時間は半分寝ぼけてテンションがスーパー・ローでした。出発直前スタッフからi-pod を贈られ、いよいよi デビューという感じです。本日はファッション・ウィークのパリをituとメゾン訪問で、エドワードもこれを機にファッション・アレルギーが無くなる記念すべき日になるかもしれません。。。


2014/06/15

lovely " White " tennis ball

 

あっという間に一年の半分が過ぎました。お店の前の紫陽花が満開となっています。この麗しい(うるわしい” を和英辞典で調べると、lovelyと出ていました)時期が過ぎると、さあやってくるぞ 夏が!という心境になってまいります。、

サロンでは、國枝君、上原さん、中島さん、という3人の新スタッフで4人体制に進化したもののなお忙しく、てんやわんやしながら、活気溢れています。

接客のスキルがどうこう、というよりも、ふつうの、敢えて言うとふつうより少々丁寧で親切な人が、たまたまエドワードで接客している、という風に接客させていただいております。

メンズもこの夏は国産生地メーカーのたいへん優秀な盛夏用のウール生地を一推ししています。これは3年前に見つけていて、僕自身が香港のレパスル湾の海水浴場にて着用してみて、さらに3度の季節を着用・耐久実験していたファブリックです。

であった当初、一見手触りも華奢なので、耐久性に疑問がありましたが、3年実験してみて優秀だ、と実感しました。ようやく今季はじめて本格的に売り出しました。オーバーナイト・バッグに詰め込んでくしゃくしゃにしてもシワが気にならない優れたVoyageSuiteといえます。

この生地で作った3ピーススーツは、2011年夏香港にて、ペニンシュラが経営するトラディショナルなティールーム “ベランダ”のチーフ・マネージャーから絶賛されました。このおかげで、ペニンシュラ名物のスフレとクラシックホテルの写真集絵葉書セットまで贈られました。


 
Lovelyといえば、一昨日、サプライズでプレゼントをいただきました。エドワードⅧ世夫人、シンプソン夫人のアイコンでもあったブリーチ系のハットドレスの職人であるフランス人のガエラさんが特注の白のテニスボール(英国、バースのボールメーカー製)を贈ってくださったのです。思い起こすに昨年末、、、
 
駒場にある国立大学にてフランス哲学を教えておられるガエラ夫人の旦那様からテニスしようよ、とお誘いを受けたものの、僕がある理由で今はテニスが出来ないのです、と熱く語ったことを覚えておいてくださったようです。
 
麗しいグリーンの芝生、白を基調としたテニス・ウェア(ラコステのロングスリーブ・ポロシャツ、シンプルなチルデンセーター、ホワイトフランネルかホワイトコットントラウザーズ、ごくシンプルなホワイトキャンバススニーカー)そして、ウィルソンのウッドラケット。ここまでは僕自身2013年夏時点で完全に揃っていました。。。
 
しかし、finishing touch 画龍点睛、さいごの仕上げの “ 白 ” のテニスボールだけが、どうしても手に入らなかったのでした。独自にしらべ、テニスメーカー、ダンロップに問い合わせ、その親会社住友ゴムに問い合わせ、その工場、タイのテニスボール工場に問い合わせ、色を醜い蛍光・ケミカル・イエローに染色する以前の白のテニスボールを購入させてくれ、という交渉にもかかわらず、断られたところでストップしていたのです。
 
風景に紛れる、遠近感覚が取りにくい、という理由であの黄色の醜いイエロー・ケミカルボールに替わったらしいです。よく考えてみたらいいですよ、その条件は皆が等しく同じハンディとして存在する、ということを。。。芝の色に似あいますかね?似合いません。クレーのコートでも白のほうが美しいんじゃないでしょうか?
 
まあまあ、そんなことを美味しいディナーを頂きながら熱く語ったものでした。。。
 
それがとうとう手元に贈られてきました。まことにまことにありがとうございます。。。いよいよ、テニスコートに行くことができます。かんじんの実力のほどは?それは皆さまに突っ込まれないように、お願いしたいところですが、、、、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

2014/03/04

お知らせ 昨日からメール・サーバーがダウンしております。


クライアントの皆様にご迷惑おかけしております。申し訳ございません。

アメリカ・オハイオにありますエドワードのホスト・サーバー がまる一日以上ハード異常を起こしており、想像以上に復旧が遅れております。昨日よりメールが使えない状況にあります。本国の対応等含め若干の疑問を感じました。

これを機に、国内サーバーに全面的に変更することにし、速攻で新生アドレスになりました。着る人であり、“旦那様!装ってくださいませ” ( Dress ,Sir ! ) からの造語、Dresssirです。

GentlemansVoyageは現在までその言葉の佇まいも世界観もお気に入りだったのですが、新生エドワードということで、以下のアドレスになります。

info@dresssir.com

アドレスでご不便おかけしておりますが、よろしくお願いします。


2014/02/01

あしからず、2月3(月)は不定期ながらお休みいただきます。

 
2月になりました。時が経つのはつくづく早いものです。来週の月曜日はお休みいたします。あしからずご了承お願いいたします。私事ながら、第二子出産のため3ヶ月ほど松本に帰省していた一家を日曜日迎えにいき、月曜日夜帰京します。保護者代表を二期連続やってる真面目育パパ業再開です(笑)
 
3才長男Scottと1ヵ月ちょっとの長女Mariも田舎松本の日本アルプスの空気を吸って元気に育ちました。Scottは松本でスイミング・スクールに通っていました。見学したところ、先生のいうことをきかず勝手に機嫌よくワンパクし放題で大目玉をくらっていました(笑)理想的に育っています。
 
Mariもおそらくおてんば娘に育つだろうと思っています。独自の経験をたくさんして、おもしろいピリッとした人間に育ってくれればと願います。子育ては深い世界ですね。親が学ばされます。小さくても、一人の人間として普通に気遣いしてあげて、厳しいながらも、できるだけ尊敬しようと思います。
 
写真は、生後9ヶ月での香港旅行2011年8月。Scott初の水泳体験。レパルス・ベイでの海水浴もしました。泳ぐ、走るはスポーツの中では言い訳できないソロ・スポーツ。ひとつはやるべきです。一方パパは、水泳とも異なる、楽に泳いでいるように見せつつも、結構スピードがあるじゃないか、の“ホテル・スイミング”の世界を究めようと?精進中です。
 

 

2013/11/14

本日14日(木)から20日(水)まで、

 
 
ご不便おかけいたしますが、エドワードエクリュ店主は短期出張のため不在です。スタッフ須藤さんはおりますので、急ぎの納品受け取り、必要なアクセサリー購入、またはボウタイ・ネクタイ、ポケットチーフの挿し方のガイダンスなどが必要な方は定休日の木曜日以外は9時~18時までは来店可能です。

渡英(スコットランド)することになり、大好きな古都エジンバラ、アイラ島界隈を回ってまいります。弾丸ツアーながら、旅日記もつける予定でおります。この機会にあまり詳しくないスコッチウィスキーに関するたしなみを体に焚き込んでこれればと思います。

写真は、現在松本に帰省中の息子スコット君。七五三を迎え、元気にすくすく育ってくれました。根気強いママのおかげでもあります。食欲旺盛、率直で頑固。スコットと名付けた(※ニックネームではありますが)思いがそのまま叶ってうれしい限りです。そろそろ冬景色の北の国に思いを馳せつつ、未だパッキング中。

2013/09/17

夏の名残り

 

 
 台風めいたものが通り過ぎ、今朝は外は冷気を湛えております。9月も半ばを過ぎました。私は個人的な話ながら、誕生日が今月の22日、47歳になります。この日は秋分の日の前日なので、暦の上では夏の最終日ということになるかもしれません。

今でこそ、セントジェームズ界隈の~、エジンバラの~とか、なんとかかんとか、北の国の話題を偉そうに語りますが、誕生地は南の果ての鹿児島、分類的には島気質の人間です。日向くさいカンカン照りの午後がそもそも大丈夫なのも、結局はDNAかもしれません。



写真は、2010年8月2日、鳥取砂丘にて。3ピースにて砂丘を横断した時のもの。砂丘の行き止まりは中段の写真のような断崖で、眼下に海が広がっていました。飛行機の時間があったので無理でしたが、当初の予定ではバロン氏と泳ぐ予定でした。

後で、聞いたところでは、海辺は強い離岸流があって、あっという間に沖に運ばれるよ、泳がなくてよかったですね、と言われました。エドワード感覚カレンダーでは、今日、秋宣言。数回揺り戻しは来ましょうが、夏からの使者はそろそろ彼岸入りです。。


 
 
 

2013/09/12

定休日、変更のお知らせ

 
 


今までは(水曜日)・(日曜日)が定休日だったのですが、9月からは(木曜日)・(日曜日)が定休日となっております。定休日は電話は留守番電話となっておりますのでご了承くださいませ。 画像 Emile Claus :夏の夕暮れ

2013/07/24

Jet氏の休日

 
 
やることすべてが、粒立ちの良いネタになりすぎて、むしろ書くのに困る最近のJet氏やフィリップ氏ですが、先週日曜日に会う機会がありました。普段のウィークデイとちがって、たいへん寛いだ雰囲気で、スタイリッシュにキメています。
 
場所は銀座4丁目(交差点、一階がドトール)、三愛ビルの8階にてテラウチマサト氏の富士山をモチーフにした展示会を観に行きました。世界目線、世界感性で日本を鳥瞰しているポップ富士、チャーミングなヌケ感があり最高ですね。
 
最近のJet氏は休日はサイコロを振ることなく(※ここ半年くらいスタイリングはサイコロの意志(導き)により決定している)意図的に愉しみつつスタイリングしているので、安心できるスタイリッシュな雰囲気があります。
 
青山のヴァルカナイズ・ロンドンで、ふと立ち寄った際に見つけた、草木やお花や虫などの柄のリバティー・プリントを使って、エドワードⅧ(ウィンザー公)シルエットのニッカ・ボッカー。そして同じ柄のボウ・タイ(BatWingBow)で首元をあしらっています。淡い乳白色エメラルド色の地。


息子のスコット君はいっしょにベトナムで遊んでもらったりと、記憶があるのか不思議と早々に打ち解けている模様。
やはり見た目にインパクトあると子どもにも覚えてもらえるのかな~。直近号の週刊SPA!で彼のコラムのページで僕個人について書いてくれています。おもしろがっておりますが、ありゃ~少々大げさやろ、、と言うと、まわりはいやいやそのままだ、といいます。

書いてくれた勢いなのかJet氏の担当するニコニコ動画(週刊SPA!編第7回ジャイアンの倒し方)にもゲストで出ています。自分の映像はスタッフトレーニングの際にムーヴィーを使っているのでテレはありませんが、日々の反省になるので、とニコニコ動画を観ようとしていたのですが、諦めました。

有料登録などの手続きを2回、何とかかんとか済ませて、さて見ようとしたら、今度はアドビの動画フラッシュソフトのアップグレード無しに見れないとのことで、数回アッグレードしたものの、その都度、アドビのアップグレード・ページがら先に進むことができません。スタッフに訊いてもわかりません。

その時点で、根気が0%、即解約手続きを開始すると、月極め課金中につき解約できませんとのこと。つくづく、向いていないことがわかりました。こうやってさらに自身のキャラクターが一層宇宙人化するのでしょう(笑)。神がおまえは他のことに時間を使えい!と言っているのでしょう。

いずれにしろ、本当は自分が日常どんな表情をして、会話表現をしているかチェックするのは役に立つことなんですが残念です。神楽坂では26日(金)、27日(土)が神楽坂が阿波踊りがあります。普段ご贔屓いただいている皆様には、休憩サロンとして解放いたしますので、シャンパンで一息入れてください。そして詳しい方がおられましたら閲覧方法をお教えてください。

時間が経つのは早いもので、伊藤氏のためにひと肌脱いだ “ エド紳匠郎 ” から2、3年経ちます。方向性のみ指示を受け、全員脚本無しのノリ一発でたいへん楽しかったです。


2013/07/10

まさに礼装。いやいや冷装。あるいは涼装。





タイムリーの炎天下なので、涼しい装い、涼しげな装いについて考えました。七夕過ぎあたりから、ちょっとした異常気象の様相を帯びてまいりました。梅雨明けも普段よりずいぶんと早く、いくつかの点でふつうと違っています。あらゆる業界のマーケット的には、夏は暑くて冬は寒いほうが、景気は良くなるそうですが。。

しかしながら、いよいよ、クールビズ勢力が追い風に乗って、完膚無きまでにアンチ・クールビズへ猛攻撃している状況です。2ピース族も、ついにクールビズの軍門に下る、という有様ではないでしょうか。

エドワードエクリュでは、酔狂なネタづくりとはいえ一昨年は3ピースで、真夏の鳥取砂丘を縦断完歩していますし、つい今月の一日には、京都の伏見稲荷の頂上へも登って降りてきましたから(そのまま、先斗町の床 ⇒ 祇園お茶屋遊びしたくらいなので)、40度だろうと、どうってことありません。

感覚的な話なのですが、熱めのお風呂に裸で入るのと、スーツで入るのとどう違いますか、というような世界じゃないでしょうか。そもそも気温が35度を超え、40度近くまでになると、もはや極端な話、裸でいようが服きていようが体感的にはそれほど違いないように思います。

薄着の体感・快適度は、20度~30度前後のレンジでの違いの問題ではないでしょうか。そんなことより、むしろ帽子をかぶることをお薦めします、本気で涼を求めているならば。かんかん照りの炎天下で、帽子無しで長時間いるほうが、個人的には耐えられません。5度以上は体感温度が下がります。太陽放射を直接頭部に浴び続けて、脳味噌が沸騰してめまいしますよ。

クールビズという現象が、涼しさ・省エネを指向するという合理性から施行されいるのではなくて、漠然とした群集心理、あるいは帰属意識(人と違うことはコワい)から来ていることが、この、ギラギラの炎天下で帽子をかぶっているビジネスマンがほぼ一人もいない、という状況から感じられます。

ところで、最近、法人向けのクールビズ対応のドレス・コードを考えるオーダーがあり、シンプルに結論を出しました。頭のイイ、発注元の経営者の超合理的な考え方のお陰でもあります。

タイドアップの3ピースで、ジャケット無し、というスタイルです。従来、秋冬の時期の3ピースは納得できますが、春夏時期の3ピースは(暑すぎて)ちょっと無理があるのではなかろうか?という違和感もこれで解消できました。

春夏だから、クールビズだから、ということで、妙ちきりんの頓珍漢アイテムを新たに買い足す、という経済的無駄遣いをすることなく。むしろクラシック軸に沿っていて、アンチ・クールビズからの理想的な回答ではなかろうかと思います。

そして、再度くどいようですが、目立つことを怖がらずに外出時に帽子をかぶることをお薦めします。ヘアスタイルを気にする人は、ご自身の信念に沿って構いませんけども。少なくとも、熱中症予防には効果絶大です。いいじゃないですか、ボルサリーノでやりすぎ感出過ぎの中年が続出しようが。アリですよ。

帽子を選ぶ時のコツは、スーツに合わせる場合、スーツのラペル幅とある程度合せることです。それから、リボン部分があまり主張していないものがおススメです。日本人は、アングロサクソン人種とちがって、頭蓋骨の鉢(はち:額のほぼ横幅)が大きいので、自分の鉢のサイズ、スーツのテイスト、ラペル幅と総合してから帽子を決定したほうがよろしいです。

さらに帽子をかぶるとなると、ますますもってエアリーなヘアスタイルではなく、スリーク・スタイル(頭を小さく見せるバーバー・カット)になります。バーバーネタは、ありすぎて、語りだすとキリが無くなるので、語りません。しかしながら、これらの、作りこんで行く数々の特徴は、クラシックな佇まいづくりとしては全体的に一層理想的な方向性といえます。

40度、SoWhat? です。





2013/05/08

立夏 (Rikka)





萌える緑、そよぐ風、五月晴れ。。ゴールデンウィークは仕事三昧でしたが、お天気も良く、肌もちも抜群で、とても気持ちの良い日々でした。4日土曜日、エドワードの向かいにあるイタリアン、フルッティフィカーレにて、窓際の席をリクエストしてオープンテラスにしてもらって、ゴキゲンなランチタイムを過ごすことができました。

写真左の店長のT氏、同郷の鹿児島出身の魂のこもったおもてなしをしてくださいます。そして右はO氏。何よりも、たまたまこの日、T氏もO氏ともにエドワードエクリュで装っておられ、そのせいか普段から美味しいワインがよりいっそう美味しく感じた次第です。

フランス人が多く居住する街にしては、気持ち良い場所に、もうちっとばかしオープンテラスがあっても良いのではなかろうか、と感じます。密閉した室内よりも、風通し・抜けのよい空間のほうがずいぶんと気持ちが良いです。

4月から店から徒歩1分、白銀公園そばに台所の広い物件を借り、会社のバックヤード兼食堂にしました。さすがに店には小さな試着エリア(兼納品前スーツ置き場)くらいなので、休める場所が無く、昼寝できそうなカフェがあるはずもなく、思い切って一部屋借りることにしました。

店から30秒という点と日当たりの良さ、台所の広さで選びました。ご縁なのか、大家さんも、以前からいつもニコニコご挨拶してくださるおばちゃまでした。

せっかくなら、一汁一菜の料理くらい作れるようにしよう、と北鎌倉まで精進料理習いに行ったりしました。新規商品開発を筆頭に、やりたいこと(やるべきこと)がぷりんぷりんにひしめき合っているため、時間の壁が立ちふさがります。

最近の明らかな失敗としては、近所の24時間オープンのスポーツ・ジムに会社ごと入会したものの、6ヶ月間で一度たりとも利用していない!という事実。アタタ。。。 やはり散歩が丁度いいのかもしれん、退会手続きを済ませ、そう思った次第です。




2013/05/06

Great Gatsby




スコット・フィッツジェラルド原作、グレート・ギャッツビー。今回はレオナルド・ディカプリオがギャッツビー役。飽きることのない演目を、いろんな俳優が挑む、たとえ少々ネクタイが細かろうが、トラウザーズの股上が浅かろうが、充分に楽しみです。男たち女たちの夏の盛装をゆっくり堪能したいものです。。

最近の007シリーズの、“ダニエル・クレイグ・ボンド”と同様、女性観客に十二分に対応したキャスティングにも感じます。しかしそれも時代なのでしょう。思いつめた眼差しが得意で、表情の可動域はかなり狭いディカプリオが、どのように(最後半以外はずっと)ミステリアスな(はずの)ギャッツビーを演じ切るか。。。ハマると再び名作のひとつになるのでしょう。あるいはロミオとジュリエット的に大胆な演出なのでしょうか。

ところで、以前からブレイシーズの話やパーティーの案内で書いたブログでたびたびギャッツビーのイメージを借りているのですが、やはり夏の白系のスーツというのは殿方のひとつの憧れの到達地点といえるのではないでしょうか。コードレーンやシアサッカー、好きな人間には夏の装いとしては限りなくキュンと来ると同時に、とても快適です。

そして、当然のことながら、これにハットを被ることになります。スーツもハットも着用している当人にとってはごく普通の流れである一方で、ただでさえ、クールビズの昨今にあって、街中では爆発的に目立つことになります。さあ、どうしましょう?このあたりで、殿方は決断を迫られ、そしてほぼ9割の殿方が脱落してしまわれます。平均を生きるか、軽く飛び出してみるか?ちょっとした人生観が問われるグルメな瞬間です。

【追伸】
エドワードエクリュのゴールデンウィークの営業日は通常通りで水曜日・日曜日お休みですが、5月18(土)~23日(木)をお休みとさせていただきます。ご了承くださいませ。

2013/01/04

雪は空の花びら、




新年あけましておめでとうございます。

2012年は、まことにありがとうございました。

初心忘るべからず、の気持ちで

2013年、変わらず精進し続け、素敵な世界観をつくりだそうと、

いっそう心に期しております。

なんだかんだ、世の中は “ 激動の時代 ” といいますが、

こまかく動くものに焦点を当てようとすると、

それは大忙しでしょうが、

動かない本質を意識していると、

心穏やかに、日々進化できるのではないかと思います。

関係各位、皆様が大いなる喜びにあふれた、

すばらしく充実した一年であるように

微力ながら応援させていただきたく存じております。


大雪の乗鞍高原より

2012/02/26

Quadrille カドリーユ



あれれ、もう2月末です。2・8(ニッパチ)の2月といえども、休みなく・遊びなく、スケジュールを地味にコツコツ完遂させております。なんだかんだ、まことにありがたい限りです。最近、忙しさに対しては、ほぼ達観の境地に到達しました。


余暇とは『時間を気にせず、ゆっくりていねいに仕事をしている瞬間』あるいは『仕事において新しい分野の開発をしている瞬間』ということで自身と折り合いがつき、あくまでも余暇も仕事内での出来事と認識しております。


本日の日曜日、そういった意味で、余暇な一日でした。エドワードエクリュ取締役M氏、本日はエレガントで美しい馬術を見せてくれました。競技前にさんざん心配芸を披露していたK氏も十分にタメを作った上で完璧な馬術を披露されました。


2人が着用したジャケットは、ファブリックはイタリア老舗生地、メランジ調の紡毛生地を使用しています。ミドルウェイトで、淡いラベンダーと淡いブルーです。あまりコテコテにせずにシンプルに、4つ釦・バックベルトルック&アクションプリーツ仕様。


持参した桃の花を、ブートニエールにして。梅も桃も性質上、花が落ちやすいのですが、お二人ともお行儀良く、花を落とすこともありませんでした。


さて、2012春夏、梅春物もどんどん納品中ですが、この春夏は不況が良き影響を及ばしているせいか、きちんと根拠のある贅沢な素材が多く、うれしい限りですね。こういった、仕事内での感動も、徐々に余暇に分類されていくのかもしれませんね。