2010/07/31

続・熊追いツアー@花巻




7月29日午前7時。早朝の散歩は熊に注意して、というホテルの方の注意も聞きつつも、“ 滝がみたいね ” といいう軽い気持ちで出発。出来たてのゼニアのスーツに革靴のまま道無き道を滝へと向かうM氏。熊の遭遇より、スーツが汚れないように登ったとのこと(笑) “ おれ、さっきからかなり危険アラート鳴りまくりなんだけど、、、、自然は怖いよ、一番怖い、虫も嫌いだし~ ”と文明人コメントで大爆笑だったJet氏。



こちらは、専務、工場長らと。なぜかJet氏の新しい著作を手に持って(笑)。当日、ノリ一発で岩手まで一緒に来たJet氏でしたが、この日が記念すべき出版の前日だった、というツワモノぶり。自著の内容をそのまま地で行動してます。しっかり、たくさんのことを熱心に吸収していました。クマにあんだけビビるとは思わなかったですが、、、、。不思議なことに、同じ日に地球の裏側で、事件おこっていました。




東北方面だと、ご当地蕎麦は楽しみです。



こちらの、スーツの心臓部。首周りに吸いつくような仕上げ。そうとうなハイスキル製作です。



企業秘密の部分もありますが、その工程の丁寧さ、細やかさ、工芸品レベルの縫製技術を堪能しました。



ちょうど、M氏用に作った、ゼニアの “ クールエフェクト・ハイパフォーマンス ” ふんわり柔らかく、ソフトな印象。シルエットもソフトで、淡い色と相まって、ゆったりとしたいい面構えのスーツが出来上がっていました。着て、試して、さらにフィードバックして、、、。深い世界ですね。



やっぱ、温泉卓球ですよ。みな、おそらくクラスでゲーセン行って試合したらたぶん一番うまい、というレベル。盛り上がりました。勝負勘だけのフル活用のせいなのか、それほどうまくない僕が勝ち抜きで一巡させました。時間制の都合があって、風呂に入った後やったので、汗びっしょりかいて、また風呂に行きました。左がジェット氏、M瀬氏、、M氏。



熊ロード入る直前。肩に力入りまくりのジェット氏。 “ ビフォア熊 ”


“ アフター熊 ”。 森から帰った後は、自信満々の勇士になっていました。僕は御守り腹巻きかわりに彼の著書を入れて森へ入りました。



おそるべきことに、M氏のトラウザーズに泥はいっさいはねていませんでした。



J氏、エジンバラ@スコットランドで購入してきたスニーカー、泥がついて、コバになっています。踵が破けてダメージ加工。しかしフツーのダメージ加工とはちがいます。


こちらは、数か月前、横浜馬車道の信濃屋さんで購入したカントリーシューズ。ドロ道の中をレンジローバーに乗っている感じで、油断してガンガン歩いていたら、泥だらけになりました。i-Pad 使ってやったオセロはM氏が最強。ほとんど、元気に振り切っている修学旅行ですよ(笑)



番外編 * ジェット氏、笑いに耐えきれず、お茶を噴き出したのでした。 



続 ・ 夏のパーティー@代官山


先日の代官山でのパーティーの続き。このとき、おそらく気温35度前後でしょうから、明らかにアンチ・クールビズ派の気概を持つ男どもと言えそうです。酔狂に見えつつも、夏の黄昏のスタイルとしてはごく当たり前です。腹の底から、元気が湧き上がってくるような前向きなバカ話に余念のない紳士たち。



僕は重度の妄想族ですから、M氏夫妻が送迎されてきた後ろの黒のバンが1920、30年代のクラシックカーか、二頭立てにつややかなコーチの馬車に見えます。代官山駅前にて。微分的にクラシッククロージングにのめりこんでいく息苦しさはなくて、抜けがよくて、さわやかなGentsたち。




Jet氏、K氏、Roger氏、めずらしい組み合わせ。ロジャー氏はエドスーツを着ています。オフホワイトの柔らかいジャケット。まあ、気温が高い時期、明るい色のスーツは、なんとなく夏を楽しんで(愛でて・受け入れて)いる感じがしますね。もし、これがまっ黒だと、われ季節ごとき無関心なり、のような感じにもみえます。


『TAKE  IVY』という有名な本は、この動画をもとに作られたもの。僕は大学生の時、古本屋で見つけ購入しました。日本語で不思議なナレーションが入っていましたよ。



ちょっとアメリカの、広告代理店を舞台にした、テレビドラマ 『マッドマン』 の雰囲気ですね。



みな、結構背が高いですね、たしかに電車の中では、その空気を読まないエレガントさに、浮き上がることをご了承いただかねばなりません。人生は楽しんだ者勝ちですから、傾いてみえようが見えまいが、ふんわり楽しく悠然としているのがコツです(笑)

2010/07/30

夏休みのような気分を味わう @花巻











熊がいる森への早朝散歩、雑草、卓球、オセロ、わんこそば、冷風、温泉、笑いリバース、、、、、、そして縫製工場(ん?これが本来の目的だったですね)。まるで、子供時代の夏休みのノリで、パーティー翌朝出発にて、M氏、Jet氏連れだって日頃御世話になっている岩手花巻ツアーをしてきました。関係者の方々ありがとうございました。工場関係者のHさん、Sさん、そしてM氏。下は、野草、地元の旬の野の花にて、襟元をあしらうの絵。季節がよくなったら、エドワードにて、ブートニエールがドレスコードのサンドイッチ・ピクニックを開催いたしましょう。

2010/07/27

パーティー@代官山ヒルサイドテラス


『 スーツの百科事典 』(出石尚三氏 著 畑埜佐武郎氏 監修)の出版パーティーにて。出石尚三氏の著作は数冊お世話になっており、企画お手伝いをしておられるスイーツ男爵のお誘いもあり、行ってきました。先輩方のカッコいい大人のトラッドスタイルに尊敬の念を示すべく、ロジャー氏のブランド『DIGNITY』のブートニエールを装着し、代官山駅前のカフェ・サイン前に生えていた、IVY(アイビー:蔦)を拝借し、アドリブで挿しました。


スイーツ男爵経由で、鴨志田氏とお話する機会を得ました。ありがとうございます。氏の作り出すアイテムや、思い切ったコーディネートには、個人的に、フランス的で、フューチャーなものを感じます。クラシックの範囲の中での、上品で、ちょっとビザールな部分が魅力的に感じます。



どう見ても住んでいる星がちがう人間たちの遭遇。エドワードエクリュの関係者3人 vs ドン小西氏。瞬間、自身おっかない表情なのですが、逆に今思い出すと、おっかしい場面です。ドン小西氏曰く 『まだ、甘いね!』そして、ぶっ壊し系トークを始めた瞬間ですね。確かこのとき、一瞬だけ戦闘態勢に入りかけましたが、この直後皆で大笑いとなります(笑)。

現役で戦いつつ、現状に対する猛烈な闘争心とその姿勢には強く共感します。僕はアドヴァイスの内容そのものには全然共感しませんでしたが、氏のエネルギーには120%以上の共感をしました。

すぐ左隣は、エドワードエクリュ取締役であり、ご自身、力ある一騎当千の若手実業家M氏。その隣レッド8パンツの若者は、最近ポップな行動学の本『バカでも年収1000万円』という本発表した伊藤氏。本のタイトルはおもいっきり煩悩フック系ですが、実は CD屋に置いてあってもいいくらい、実践的でファンキーな 『行動学読本』です。一番左のひげの紳士は、日本最古の紳士礼装ショップにてたびたびお世話になっているN氏です。


番外編 : 乗馬とイタリア語の精進に余念のないM氏の奥様C嬢。さっそくドン氏のアンテナにひっかかったらしく、いじられていました。当日かぶっていたCA4LAのハットの色違いを持っているらしくシェイプを整えてくれたりして紳士ですね。カウンターで一服中。。。。楽しい夕べでした。

2010/07/26

いろんなフェティシズムを探訪、


メンズの服飾世界は、非常に制限に満ちた世界。だからこそ、英国紳士は、切り裂きジャックのようなピカレスクや、ジキルとハイドのようなゴシックの香り、タガが外れまくったたナンセンス、などのイマジネーションが湧き上がるのでしょう。先22日、気温の高い日、渋谷明治通り沿いエディフィスのビルの上にある、 “ TSURU ” にマダムMiyabi のお誘いでレディスの靴を見に行きました。ピリリーンと直観するものがあったらいずれショップに置こうと思っています。



ワールドセールスを担当しているマダムMiyabiは、神楽坂仲間。ヘアメイクのクリスが紹介してくれました。お祖父様は、1920、30、40、上海や北京を生きた、蒋介石の近くにいた歴史上の人物。絵になりますね。エドは江戸川乱歩みたいな感性なのよ~といって彼女は人に僕を紹介してくれます(笑)ありがとうございます。永井荷風、江戸川乱 歩、泉鏡花、、谷崎潤一郎、三島由紀夫、太宰治、三島由紀夫、森鴎外(森茉莉)、、、、それぞれ好きです。学校推薦図書ながら、これらは危険すぎる書物だと思います。


行き過ぎた耽美や、あやうくて身を持ち崩すほどの退廃の香り、激しい反社会的なアクション、、、、僕の疾風怒濤の青年時代はとうの昔に終わりましたが、夢想や妄想の世 界だけに閉じ込めておくべき世界も想像力をノーリミットで羽ばたかせ、常識をぶっ超える世界をイメージすることは大人になっても大切なことだと思います。

社会的人間として存在しなきゃならんわけで、夢の中や、趣味で書いたりする小説の中だけで登場させられる世界もあるわけですが、今まで存在しなかった、なにがしかを新たに創り出すためには、爆発的な狂気の世界も必要なのでしょう。紳士のクロージングの世界、ダンディズムの世界は、クリエイト(創造)ではなく、クリティーク(批評)の世界だと僕は勝手に認識していますが、色彩や形の刺激は、受けるようにしています。

2010/07/25

シルクシャンタンのパンツ、


Jet氏にシルクシャンタン100%のシャイニーパンツを本日第二弾で納品してきました。すでに三本納めています。 1. SEXY 2. MOSS 3. GOLDPANTS 今回は、4. RED (レッド・エイト) 5. BLOOD 6. Sun Set Orange ..... というモデル名です。足元はレペットの白。セルジュゲンズブールのようなセンセーショナルなプロデューサーになるはずだろうという先まわり気味にコーディネートしています。

僕の主義として、毎回、アイディア出し切るのですが、正直、4. RED というウェポンで、アイディア・マックスを出し切った感、振り切った感があります。しかしいいんですよ後先を考えずに、その瞬間瞬間を出しきっていくと、不思議と、新たなる最強が湧いてきますから。あと3モデル製作するので、明日までに湧き立たせて発注予定です。

Footing and Fooding @Saturday


昨日はひさびさ新宿御苑へでかけました。入場時間は午前9時40分ごろ。前夜は晩御飯を抜いてプチ・ファスティング(プチ断食)だったので、千駄ヶ谷駅構内のうどん屋でかき揚げ卵うどんをかっ込み、至福のひとときでした。その燃えるような胃袋とともに、新宿御苑千駄ヶ谷門より、入園。



朝は、やっぱり涼しいんですよ。猛暑といわれますが、どんなときも散歩したい、と本気で考えている人間は時間を工夫するだけです。よく見ると、向こうに黒いワンピースを着た女性が2人います。幻想的な風景でした。インセプション的に言うと、僕が作り出した夢の中だったのかもしれません。



次回、最新のエドワードエクリュの最新ロゴは新緑色となります。新緑色をバックにサラブレッドが立ちあがっています。



英国式庭園、フランス式庭園、愉しめます。



自然にはかないません。そして、いろんな種類のバラが咲いていて、それぞれに、独特の色を出しています。色どうしのコントラスト、そしてひとつひとつの色そのものの非常に繊細な発色の違いに関しては自然と古典絵画から学ぶのが一番です。けっこうしゃれでつけた名前もついています。へ~これがそういうイメージなんだ、とクスッと笑えるものもあります。





夕方、神楽坂祭り観にきたAちゃん、寄ってくれてありがとう!また乾杯同盟いたしましょう。本日も、阿波踊り、さくっと愉しみました。連日の夏の日本の風景を感じます。



南青山の“ボチボチ通り”のサロンヘアカットに来ていたM氏ご夫妻も神楽坂祭り見に寄られました。僕は昼食べる時間なくて、お腹ペッコンペっンだったので、ちょっと無理やり晩御飯にさそった感じになりました、。神楽坂の場所をあれこれ迷っているうちに、M氏がジェットスピードで予約完了。



美人過ぎる議員、ちがうちがう、すきすぎた胃袋に、ぐんぐん染み込みました。僕が普段食べているふかひれは飲茶の一種の大きさなので、はじめて食するものでした。海老の色も、薔薇の色のように、これは自然の色彩です。


オレンジの色も、珊瑚のコーラルピンク色も、伊勢海老をボイルした甲羅の色も、すべて服でいうと先染めの、深みとコクのある色です。シルク100%で先染めのJet氏のパンツの色もただの派手色でなく、コクのある色なのも、やはり時間をかけた自然力の色だからでしょうね。



本日は、一日中素食予定で、おったまげた胃袋をクールダウンさせます。いつもM氏のお誘いは、多くの要素で、サプライズなので、つい普段の平衡感覚を失い、先日のデザートワイン事件のように、油断してプチ・リバースする率が低くありません。今回は用心し過ぎくらいに気をつけて、 『 美しい、美味しい、いい香り 』 体験をもらさずキャッチいたしました。ありがとうございます。

2010/07/23

神楽坂祭り、阿波踊り


気温も湿度も高目の本日、街は祭りで賑やかになりました。ゆっくり楽に観ようとのんびりかまえていましたが、おじさんたちが、気持ちよさそうに、踊っているのを見ると、ちょっとうらやましく思いました。↑毘沙門天の提灯。



女踊りの皆様。きちんと整列してきれいに踊っておられました。近所にて。



土日は毎週、たいへんな人出ですが、ここ数日はものすごいものですね。



坂上、りそな銀行付近。



踊るMくんに、掛声で合わせるA嬢。


昨年はおなかにいて参加したMちゃん。きっと、フランス大好きのお母さんの期待に応えてくれるはずですね☆☆☆





みなさん、絵になりますね。ニッポンの原風景を観ていました!



2010/07/22

So What 気温37度?3ピースにタイドアップ


本日も気温は高めだったようですね。ウール60%、キッドモヘア40%のウィリアム・ハルステッドのエドワードエクリュ製の3ピース・スーツ(アンコンストラクティッド・ショルダー)にて、登場のT氏。このタイが美しく強烈に力を感じたので撮影しました。タイは贈られたフランス、シャルベのタイ。端正で力強い最高のクオリティです。ほれぼれします。シャツもEのスピーマコットンのセミ・ウィンザーカラー。本日、白蝶貝のダブルトップのオーバルカフリンクスを購入されました。一層本格的なクラシックへ進んでおられます。上のタイを贈った主は、本日は東北へ馬を見にでかけていた模様。さすがに、イイ馬の毛並みは綺麗です。何にしろ、美しいものはつくづく気持ちが良くなりますね。