2008/12/15

はやいもので師走(しわす)、


確かに普通人である僕も11月ごろから走り回っています。時短、時短、という感じで、何事も早く・正確に・(でも)じっくりと、となると、割り切って、かつて実存主義の哲学者キルケゴールが言ったように『あれか・これか』の優先順位で行動しなければなりません。

この11月中旬あたりから、走り回っている中で、必要に迫られ、行動パターンを鍛えられました。中でも『際(きわ)集中主義』。単純ながら、このやり方で従来ならタイトになるスケジュールを、一着一着、魂を込めつつじっくり充実させることができました。

パソコンも立ち上げ時間が必要なように、頭の働きを、ある一定状態に(毎回毎回)立ち上げることを、できるだけ減らすこと、一度立ち上げたら、その状態でできることは全部やり尽くすこと。

つまり記憶を手がかりに、思い出したり、あるいは探しモノしたり、という状態を少しでも減らします。普段よりじっくり時間をかけて、その時に一点集中して脳みそが旬な状態に、やるべきことをすべてを済ませます。細部まで徹底的に決め尽くすことにしました。後でアイディア思いついても、一定期間反映させる余地ももちろん設けておきます。


12月一週目(先週)は、このやり方をさらにターボを効かせたやり方でもスケジュールが限界に達しました。まことにもってありがたいことです。“ものは売れていません!”と、アパレル業界の勉強会では先生方はおっしゃられるのですが、僕も仲間たちも皆が例年以上に好調なので、きょとん~としています。

たぶん、業種がアパレル業ではなくて、未知のサービス業なのですね。業種の名前を考えています。進化したテーラー業、○○業と名前を検討中です。コンシェルジュ業?外商業?自分たちはインサイダーすぎて、それをなんと呼ぶのか、イマイチどの名前もピンとこないんですね。

おそらく未知の世界に、道を作りつつあります。新しい概念の名前は、当事者でなくて、外から見た人が作るものなのでしょう。『営業しなくても売れる商品づくり・一生付き合いたい顧客の方々との出会い』、を基本線として早朝7ミーティングを毎週水曜日やっていますが、商品力・サービス力、研究して精進してとことんやり続けても、終わりのない魅力的な世界、まさに『道』ですね。

この2か月ほど、貴重なるご紹介によって、たくさんの出会いがありました。ありがとうございます。ご紹介いただき、ホテルに採寸に行った先の紳士が、ぼくの中学(長大付属中)の先輩にあたる方だったり、ありえない巡り合わせばかりのサプライズ続きでした。不思議です。


モナコ住まい、インターコンチネンタル東京ベイ・スイート暮らし、世界各国にワードローブ収納、ワードローブはブリオーニ、アットリーニ、キートン、TRUE RELIGIONSTITCH'S のデニム、、、、当然のことながら、お客様のキーワードは、ぼくとは全然別世界ながら、楽しみませていただきつつ勉強になり、商品・サービスのアイディアも爆発的に膨らみます。

それにしても特に最近感じるのが20代(ホリエモンから一世代下)の若手の、一騎当千の猛者、凄いですね。頭の基本OSが根本的にわれわれ世代と違っています。人間力の精進と、革命的なビジネス合理性、まさに進化した人類かもしれないな、と昨今感じます。

2008/12/01

“INOCENT LOVE”火サス好きの妻と

月9、つまり9時から8チャンネルTVでドラマを観ました、熱燗を飲みながら。三丁目の夕日で素朴だった堀北マキちゃんが出ています。ドラマのストーリーが、成宮くん←内田有紀←ゆず←堀北マキちゃん(僕は役柄の名前を全然覚えないのです)という愛情ベクトルで、恋愛感情の順調なペイ・フォワードというよりも、逆風のペイ・リバースという感じで、なかなか世の中うまくいきまへんな~というものです。

ここで解決策としては、成宮くん→堀北まきちゃんとつなぐと、ループ、サークル、和が完成して、そのままみんなで同じ屋根の下で仲良くらせば、わくわくスリリングな展開になりながらも新鮮な共同体として、新しい家族スタイルができるかもしれません。

ゆずに愛されている内田有紀ちゃんが、成宮くんに向かって車イスから立ち上がって、よれよれになりながら、抱きついて行った姿にはうるっと来ましたが、(乗れるもんなら、ドラマに乗っていきたい派)1つ偶然、カギとなる手紙を見つけ、2つ偶然何かカギとなる出来事と遭遇し、3つ偶然誰かから話を聴いて、、、、偶然展開が3度以上続くとなると僕は一気に我に返り萎えます。

このぎりぎりのところで、止まってくれたので、(偶然2回まで)ようやく次回も見れそうな気がしました。月曜日は楽しみです。いずれにしろ、今日はテレビを観て夜を過ごし、数回しかみたことないスマスマを観て笑い、かなり平和な一日でした。

本日は、“ドーメルの超クールな“ICEシリーズ”で(リンク先の一番上の男2人の写真がアイス・シリーズです。)、かなりこれは“彼”に挑戦していただきたい、似合うだろうから、という生地で、まさに彼、と考えていたM氏から発注いただきましたのでうれしい一日でしたよ。

家に帰ると、たけし氏からアマゾンで粋なプレゼント、『斎藤孝のざっくり世界史』をアマゾン経由でプレゼント届いていました。アマゾン経由はなんだか未来を感じるギフトですね。マネしよう。そしてありがとう!

A book from SOUL LIBRARY あなたはこの本の歴史の最先端にいます!あなたも本に旅をさせませんか?

と書かれた手紙入り。
新しい、本のプレゼントスタイル。いいな~
タケシの“真冬のアズーロ”のカシミアのチェスターコート、ボタンも裏地も、それにもうひとつサプライズのロマンティックなアイテムが加わって、僕も軽く興奮してます。これはお楽しみに!

さて、さっそく寝る前に読みましょう。どうもありがとう!
平和な一日。

上画像)市川のカントリージェントルマン、タケシ氏。目立つ車なので、地元で車越しに挨拶することもありますね。鼻歌でビーチ・ボーイズかシナトラを唄っているミニを見かけたらそれは彼でしょうね。

下画像)豪快な形の雲。

2008/11/30

今まで見た東京の夜景の中で一番きれいでした。

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いよいよ寒くなってまいりました。金曜日は美しく仕上がったアイテム群の納品ラッシュでした。3点郵送、3点は直接お届け。初回お仕立てでチェックが必要な場合か、大きく仕様やモデルを変えた(工場を変えた)場合に、直接お届けしてフィッティングを確認いたします。

直接のお届けは、有楽町線の辰巳駅下車。そこからの高層マンション群の夜景には圧倒されました。リドリー・スコット監督『ブレード・ランナー』のワンシーンのような。東海道線の倉敷あたり臨海工場地帯のような精密な光の夜景。

画像は、東雲の41階から。ブラック&ホワイトの『千鳥格子』(ピエ・ド・プル:Hound's tooth check:Pied-de-poule)の上下と、太めのストライプの上下、ハイトーンのグレイフランネルのパンツ。千鳥格子と『グレン・チェック』(グレナカート・チェック:Glenurquhart)は、僕は油断すると言い間違えます。グレンチェックはタータンチェックの一種で、柄的に帯が交差している方ですね。


お持ちのジャケットはそうとうお値打ちモノでした。500グラムはありそうなどっしりしたハリス・ツイード。タグも昔のものはちがいますね。こういうものは、お直ししてしっかり100年くらい愛用していただきたいです。タグのデザインは、正直、どうも昔のもののほうが、グッとくるものが多いです。

2008/11/28

今年の差し色、


これはメルマガのネタにと考えていてなかなかメルマガ書く時間なくのびのびになっているので、ここに書きます。秋冬がはじまるころから、世の中の流れと同様、パープルをオススメしていました。定番的にネクタイの差し色として冴えのある色として紫便利ですよ~と推してました。

それで秋冬が始まったころから顧客の方から『街にけっこうパープルの人多いですね~』といわれてました。別に同じでもいいじゃないですか、とばかりも言っておれないので、一歩先的ご提案として応えていたのがマカロン・カラーでした。

キャンペーンみたいなもので、呼び方、名前がいろいろ時代によって変わってきます。ビタミン・カラー(あえて言うとビタミンC色、アンバー的なE色もいいですね)ソラーロ風、パステルカラー、ただしマットでなく、人工的ケミカルでもない発色を持つもので。ローズ・ゴールドもそうとうブームですね。

できるだけ抜けの良いものを。光沢はあり、楽しい、、、写真はちょっと前の女性誌『オッジ』からです。絵画でいうとマニエリスム、ヨーロッパのクラシック・テイスト、、、フェルメールの絵画の世界ですね。薄いブルーの霞(かすみ)が表面を覆うゴールド、とか時代の雰囲気にもぴったりですね。そのあたりがキーワードかなと感じます。

2008/11/27

自然の色は宇宙の色、


稲穂が風に揺れる黄金色を見るとつくづく感じますが、やはり自然は神々しいですね。自然のグラデーションは、とうてい人工的には作れません。見れば見るほど幽玄で、(しゃれじゃないですが)無限にインスピレーションがわきます。

ハリス・ツイードの生地を見ていると、銀河を感じます。コーディネートでは、淡いグラデーションがイイ、と確か雑誌『プレシャス』(小学館)の最新号メンズ版にありましたが、ツイードの場合も淡いテイストの組み合わせができると思います。

そういえば、忙しさにかまけて、ウェブ世界でちょっと間あきました。この秋冬(もうすっかり寒い冬、今日とか特に)はタフなイングリッシュ・フラノ素材のトラウザーズをしっかりアイテムとして活躍させたいです。フラノはスポーツな素材として、という点ですね。

デニムの着こなしも、鹿児島でホワイトデニム3本購入し、シルエットを妥協なくお直しして納得シルエットをつくりました。11月は、アイディアをたくさん仕込み、熟成させ、仕掛けをじっくり作りだしたので静かな興奮を感じております。

2008/11/15

冬将軍の予感、


10月あたりから、前進、展開、発展、と目まぐるしく、出会いや気づきや学びにひたすら感謝することばかり。ありがとう、の言葉をしっかり口に出して言いながら。そして全身で認識しながらの日々。

冬に向けて、ツイードのジャケット(だんだん、ハリス・ツイードが入手困難になっていくようです)、ノーフォークジャケット、コートも人気爆発中です。

そして、さらに納得できる靴工場に出会いました。こちらも、ベイシックな靴を値ごろ感ある価格で展開予定。昨日、まずは、自身で3足発注してきました。

1. カーフのストレートチップ(黒) 
2. ウェードのブーツ(タバコ色) 
3. コンビの靴。スペクテイターシューズ(薄茶の型押しと白)

楽しみです。12月中旬ごろから展開予定。


アンチ・エイジングよりビューティフル・エイジング。本質的に考えれば、年をとることほど素晴らしい、一層楽しみなことはないですね。

2008/11/09

本日、代々木公園のどこかで、


フリマに参加しいます。今回で東京2回目すけっとに行きます。義理の姉はタンザニア・アフリカ人の旦那様がいて、アフリカのものや、日本のリサイクル品などを展示しています。僕も、以前ネクタイやシャツやニットやもろもろ、DJセット一式、テクニクスのターンテーブルからレコードやCDまでアフリカに送りました。ロッカーズのような着こなししてくれているのかな?とか現地の男子のちょっとしたおしゃれアイテムになってたら、と考えるとうれしいです。

2008/11/07

Super yes, we can !!

昨夜はひさびさタケシ氏と2人で『乾杯同盟』の会を催し、ルーシー・ダットンのF氏のお誕生日も兼ねて、盛り上がりましました。参加者10名、テラス 席でぴったり収まりました。その場も、日本橋1-1-1『ニホンバシイチノイチノイチ』というテラスレストラン。日本橋がど真ん前に見えます。料理は良心 的な価格で江戸前系。

今の日本橋の佇まいは、まさに今の日本を象徴しています。かつての日本の中心である『日本橋』、古き良き歴史的建造物の上に、おっかぶさるような高速道路。道路の背面にある蛍光灯に照らされて、日本橋はジャンクで妖しい輝きを放っています。


“そのあまりに人間的な、ニッポン的な、やむにやまれぬアジアンな開発っぷりに” 乾杯!!(われわれは、 『反対!』 と言わずに、愛と許しの統合メソッドで 『乾杯!』 と言います)そしてもちろん、Yes, we can !! 

最高の乾杯、そして美酒への掛け声になりました。

遠く、アメリカでは実は日本に伝わっているテンションからは想像できないほどの熱狂に包まれている、、、人々はクラクションを鳴らし、車の窓を開けて、ラジオを大音響で鳴らし、道では感動のあまり泣き出している人々、、、そんなものすごい盛り上がりなんだよ、と今朝ロジャーとスカイプで話してました。日本マスコミの情報はバイアス相当かかります。

近隣の“北”の国と同じレベルかもしれない、と一度は考えてみても良いのかもしれません。むしろ自分たちは情報に対して自由だ、と思っている分だけ重症か もしれません。仲間どうしで、質の高いリアルな情報、そしてゆったり寛ぎながらも、哲学的知恵を気軽にシェアするような時間があるといいですね。

今は、実は情報ソース、オピニオンを再検討する良い時期です。

“サブプライム問題”、この問題をなんとなくでも、少しでも予想できていたかどうか、その今までの論調やコメントを思い出し、経済評論家について、“われわれ側が”評価できます。

そして、“小室問題” 、マスコミが、どれだけどんなことを言うか、各コメンテーターの人間としての『手のひら返し度数』がはっきりくっきりよくわかる。何を言うかよく見ていればいいですね。

ちょっと古くなるけど、“ホリエモン問題”の時と同じように、手のひらの返しっぷりを見ていて、今後その媒体や番組やコメンテーターの意見を聴く気になるか、ならないかの良き判断材料になります。

とにかく、もろもろおめでとうございます!
希望に満ちた時代に、そして乾杯同盟のプリンシプルである、
『人類の進化』に乾杯!Super yes, we can !!


※メルマガ遅配のお知らせ ~ すいません、ずいぶんとメルマガ発信遅れております。pc環境の不備、多忙のため発信できませんでしたが、ここ2、3日中に通常通りに戻ります。懲りずにお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

2008/11/04

pcに触れない生活、

週末、何かが臨界点に達したのか、突然ネットにつながらなくなって数日経ちました。休日、ぜんぜんpcに触れない生活をしてみていろいろ気づき、この機会価値がありました。しかしそろそろ開通させねば不便ですね、さすがに。

日曜日、夜は底抜けに楽しい上野桜木町でのパーティーでしたが、夕方、20代前半の方の来客ありました。ひじょうに充実した一日でした。近所のテニスコートが経営する喫茶店でご注文のためのヒアリングをしました。しかし、そこでの会話はほどんど、将来どんな生き方がしたいか、という話題に向かいました。

最近思うに、20代はちょっと特殊な気がします。40代はなんとなく、まじめな話を避ける傾向あり、まじめさをダサいと感じるシラケ文化の影響を受けつつ、バブル崩壊体験でニヒリスティックになっているのでしょうか。30代はビジネスとクリエイティブをレバレッジして~というような結構パワフルなニュアンス。

それにくらべて20代は、普通にナチュラルにスピリチュアルな感性をもっている人が多い気がします。一見、ニヒリスティックに見えて非常にポジティブでピュアな方々が多い。上のホリエモン世代とちがって、結構現実で堅実な金銭感覚。一概にくくれませんが。

、、、、、パークハイアットのピークラウンジで『おまかせ』注文で一番美味しい飲み物が出てきて以来、可能な限りすべてお任せで注文するようにしています。そして、その場合、いつも最高のものが出てくるので、結果的に作ってくれた人に心から『ありがとう』を言うことができて、ますます最高ですよね、、、、

おそるべき20代、かないません。英国スタイルのスーツを2着、シャツ1着、すべてお任せで。結果、彼は最高のものを最高の値ごろ感で手に入れることになるわけです。彼の勝ちパターンで、今回も大勝利を引き起すしかないわけです。僕が20代のころってどんだけ~、、、、トホホ

2008/10/28

2009年2月、@セヴィル・ロー、ロンドン詣でへの予習

一週間の予定なので、旅ガイドのつもりで購入。"The London Cut:Savile Row Bespoke Tailoring"Sherwood James Amazonの底値で2790円でした。むこうでは、紳士文化関係書籍など購入する予定。あとは靴や鞄、シャツ生地なども購入予定。

しかしなによりも、面白い人、魅力的な人との出会いが一番の楽しみです。生き甲斐ともいえます。営業は、一生付き合っていけるお客様と出会う旅。英語の勉強と円高時の海外旅行におけるメリットを最大限生かす方法も大事ですね。メロディ・ガルドーは、先日鹿児島からの飛行機で聴いて良かったので購入。
最近、11時までに近所の昭和が匂いすぎる純喫茶“K”にてモーニングを僕的には早目のランチとして食べ出勤します。さずが、小岩ならでは。都内のチェーン店にはありえない値ごろ感です。これで600円。クラブハウスサンドのトーストはなんと葡萄パン。結構これが美味いです。もちろん珈琲も美味いですね。

2008/10/26

@松本、珍道中まとめ

これもレディスで、ハリソンズの生地(通年用)を使い、ビジネス、ちょっとしたパーティー用に。革の包みボタンでオーガニックな温かみを。しかし裏地はやはりダンスフォードのセクシーなものを使用。

わりとぴったりタイト目にお仕立てしました。鮮やかな冴えのある色もいいですね。

どんな人間国宝級のテーラーよりも、やつには頭が上がりません。ところで、テーラー業者どうし、いろんな話しますよね。メジャリングやります、フィッティングやります、生地カットをやります、縫製やります、生地を織っています、糸を作っています、羊飼ってます、マンクス・ロフタン羊を育てています、羊の飼料をつくっています、飼料の植物を畑で苗から育てています、苗にするために種から育てています、その種のための土つくっています、、、、どのへんからスーツ作ってるって点において、完璧にえらそうな顔ができるんでしょうね?ちょっと彼に訊いてみましょう。

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草くれや、とりあえず。


水分が多いところが緑で、だんだん秋色へ、ということでしょうか?

松本の写真館の社長氏Sさん。ビフォアの着用分が結構ビッグサイズで着ていられたので、ジャストフィットへの移行期間として少々ゆったり目にお仕立て。

雰囲気のある、素敵なお店ですね。

蔵久前にて。横溝正史作・市川昆監督1976年の映画『犬神家の一族』のロケ地。築200年、2000坪の敷地。蔵は江戸末期から明治。もとは、造り酒屋だったそうですね。

義理の妹夫婦。金融関係の彼に、世界経済の謎をいろいろ質問しました。まだまだ疑問は解けないので、みんな食べ物、飲み物、質問を持参する、質問パーティーをしようと企画。週末の田舎農業ライフを模索中とのこと。


松本から戻り、もう一人納品がありました!自宅にてこちらもレディスのジレ(ベスト)+ペンシルシルエットのパンツのダンディ&セクシー・コンシャス。逆Ⅲ角形体系の上半身の彼女には、黒に近いダーク・ネイビー色の小さめペイズリー柄の裏地を使ってご提案していました。

既製服とメイド・トゥ・メジャー(≒オーダーメイド)との差は、ジレほどわかりやすいものはありません。既製服のぼんやりした最大公約数的なサイジングによるシルエットとはちがい、オーダーの世界は、インディヴィジュアル・カットなので、パンツもフレアやバギーなどサイジングの許容量が広いアイテムでごまかさず、寸分も妥協のない絶対的細身+ハイヒール(要7cm以上)のペンシル・シルエットでお仕立てできることが価値です。

色も、ボヤけているか、冴えがあるかわかるのと同じですが、サイズに関しても、サイズがぼやけている、サイズに冴え(さえ)がある、これが既製服とオーダー服の違いです。クラシック寄りのペンシルシルエット(絶対的細身シルエット)が特に今一番クールです。レディスにおいて、“セクシー”だけならモードでできますが、ダンディはメイド・トゥ・メジャーが必要です。

特にジレは、ただでさえ“ピタっ”と細身シルエットで繰り出してきたパンツのラインを、コントラスト効果を使って相対的に“ふわっ”としたシルエットに見せようとする狙いがあるので、よりいっそう“ピタ~っ”とキツ目にコンシャスしておきたいです。ポイントは以下2点です。これらはすべて、男性の3ピース・スーツ(ジャケット・ベスト・トラウザーズ)効果からの応用からきています。

1. ジレによってウエスト位置、腰の位置、足の始まり位置をしっかり高めにマーキングする。(美脚パンツ特集、といっても美脚パンツというひとつのアイテムで美脚を果たそうとする、その考え方自体に無理があり、シルエットは全体のつながりなので、単体だけでは構造的限界を感じます)

2. ジレをちょっとキツめ、タイトめにサイジングし、もともとが細いペンシルシルエットのパンツをジレにくらべて相対的にタイトにしないことで、コントラスト効果により一層、細く・長く・縦に縦に、、、シルエットが伸びます。たとえば、一般人は、シャツ・インよりも、ニット・アウトにしてウエストにピッタリはりつかせた、ほうがきれいな線が描けるのと同じです。

美脚パンツとは、すでに美脚のモデルがパンツをはいて見せて、自分もああいうふうに見えるんだろうな、と安心という気分を醸造させることではなく、確かな効果をつくりだしたほうがいいですね。“プラシーボ効果”は、美肌には効果があってもこと洋服には期待できません。リアリストに徹して、客観的にセレクトするほうが賢いですね。

@松本 安曇野三郷村

『ファインビュー室山』という見晴らしの良い展望温泉へ。その前は、かりんとうの地元老舗メーカーが展開させている『蔵久』。

2000坪の造り酒屋をリノベーションして作られたカフェやレストラン。これもコンセプトから佇まいまで素敵でした。※安曇野市三郷、らしいですね現在。

2008/10/25

@松本、あがたの森


クラフトピクニックという素敵なイベントがありました。 イギリス・マン島に生息する羊。羊毛として使われます。手触りは、とうぜんながら紡毛のコート生地を連想させるようなしっかりした打ち込みの?(そりゃ当然でしょ)手触り。もすごく重いツイードに油分を加えたような感じでした。


義理の姉のこどもシンジくんです。言葉いまにもしゃべりそうな表情でなにかを語りかけます。



月と松でした。(右上で丸く光っているように見えるのは月)形といい、色、質感といいひきつけられます。


この自然の曲線は、僕が一番美しいと思う、洋菓子店『ウエスト』のコーヒーカップのように、優雅なアシメトリー風です。普通に買える価格というのも民芸本来の精神であり、さすが松本といった感じです。下は、九星食品のかりんとう、このクラシックなたたずまいがイイですね。立川のエキュートに最近出店したばかりとのこと。


その他木工好きの人間にとってはわくわくさせられる出店が並んでいました。子供用のカリン製の箸をモヨちゃん(しんじ君姉)にプレゼントして、僕はそのおそろいのカリンのさい箸を購入しました。それと、手彫りのコーヒー豆用のスプーン。 義理の姉の知人素敵なパンダ親子さんともリアルで会えて、嬉しいでした。

2008/10/23

ウォーク・オーバー

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昨日、靴磨きに寄りました。この靴は値段は高くないのですが、僕が近江商人スタイルで行動する際のよき相棒です。年季が入って最近車輪が逝ってしまって動かなくなったグローブ・トロッターと同様、長年つきあっています。すでに2度底を貼りかえています。

神田小川町のダイキ靴店のKさんから6、7年前にセールで2万円だったものを、おおっ、と喜びつつ一気に5、6足まとめ買いして、顧客に4足くらい実費で譲りました。

好きな人は同じようなお店に匂いを嗅ぎつけてきて、買ってます。これは、修理の際にダイキの北城さんから磨いてもらった画像です。指で直接シュークリームを擦り込んでおられました。


その際、置かれていたとなりのコンビの靴は(この画像自体2002年のものです)、どうやら最近よくお話させていただく同業で30’s的たたずまいのD氏のものだったようですね。(いつもこの、小難しい・小生意気なブログを読んでくださりありがとうございます)。


昨日、英国王室御用達生地でもあり、よくお客様におススメしている、『ハリソンズ』の社長氏と急きょお会いすることとなり、その前にと、都内某所にて夕方急遽、靴磨き(&修理:そうとう傷んでいます)に寄りました。

ウォーク・オーバーは、1758年にマサチューセッツ州創業のアメリカの靴ブランド。創立者のジョージ・E・キースが新聞の見出し、アメリカズ・カップ・ヨットレースにUSチームが“圧倒的な勝利を収める(Wins in a walk over)”からブランド名にしたといわれています。


ハリウッドのスターであったダグラス・フェアバンクスやメアリー・ピックフォード、そしてボクサーのジャック・デンプシーらが愛用していたアメリカ靴です。

これら愛用者に共通するキャラクターでわかるように、ウォーク・オーバーには、そもそもの言葉の意味自体、やっつけちゃう、というような、どちらかというと紳士的というよりも、ちょっとヤンチャな腕力(白)系?ニュアンスがあります。

磨きのおじさんは、靴先から踵まで首が曲がるのじゃなかろうかと心配なくらいまわりこんで(僕が足を動かそうとするとそのまま足を固定されました)、きれいに直してくれたんですが律儀に磨き賃500円、といわれたので意気に感じてお礼言って1000円払いました。


現代版長靴下のピッピのような、↓この少女もかなりウォークオーバーしてますね、ここまで圧倒的だと確かに、抜けるような(実際抜きまくるわけですが) 『わたしは、自由だ~』 というメッセージを感じます。こんなBGMつけたくなる気持ちわかりますね(笑)まわりのおじさんたちも大喜びしてる感ありで。

女の子がフラッグフットボール
もし娘の試合観戦がこんな感じだったら、父親としては(ビール飲みながらとか、、、)最高のひと時でしょうね。

なるほど足の速さも、圧倒的だったわけですね。
(Tle La'sの名曲“There She Goes~” に乗せて。確かにこのBGMだな~)

2008/10/21

ゼロサムの行方、


先輩のケンアオキ氏から、スーツリテール業界(世界)のカリスマの言葉をおしえてもらった。この不況時、なんら関係ないどころか、変わらず成長していく姿勢。あの9.11の際にも最高益を出す変わらないエネルギー。人間の生きていく根本的なパワーを感じる。

最近経済ニュースも、2000年ごろから読んでいる対米経済考察に強い、ある個人レポートしか読んでいないものの、素朴な疑問がいくつかある。たとえば、サブプライムなどで連鎖していく損失というのは結果的にどこに行くのだろうか?ブラックホールへ?わかりません。


ひとつのパイを取り合う、椅子取りゲームに近い場で、だれかが得してだれかが相対して損するわけですから、圧倒的な資金的体力があるところに、磁石にひきよせられる砂鉄のように引き寄せられるのでしょうか。

ランチェスターの法則のように1位が想像を絶する利得を享受している?では金融1位とは?G.S?彼らも、身近なところでボーナス出るかどうかわからないなどと聞くし、それも違うようだ。あるいは陰謀論的なもっと大きな組織?~う~ん謎だ。


まず生き残れ。儲けるのはそれからだ  by George Soros

生き残れるだけでラッキー、
儲けるかどうか、それ自体を目的にはせずに、
日々を充実させて、楽しく生きた結果に状況を任せることができれば
最高ですね。

2008/10/19

冴えわたる黒

今月初頭に納品した、ゼニア生地の中でもそのまた最高峰の生地、クインディチ・ミルミル・クインディチ(15milmil15,Zegna)のブラック・スーツ。

シルエットは凛々しく、印象はやわらかく、仕立てもやわらかく、丸みを持たせて。肩はマニカ・カミーチャ(※1)仕立て、バルカポケット。作りをできるだけ軽く。静謐な夜のニュアンスで。

特に黒は、
『濃さ(黒の深さ)』、
『底艶(そこつや)』、
『ひたひたと、冴えわたり』

冴えは、圧倒的な抜けの良さにつながり、見ていて嫌みがない、気持ち良い、爽やか、涼しげ、すがすがしい印象を与えます。

そして、裏地は一転してダンスフォード黄金色のダイナミックな裏地。まさに、冴えわたる漆黒と、強烈なゴールドのコントラスト。この黄金色はおススメです。内側に向かって輝く黄金が着用者に強烈な力を与えます。魂が武者震いするような高揚感。当然、フラワーホルダーを留めるストラップもつきます。黒と黄金と花と。それぞれが人生における重要なエレメンツ。

圧倒的に静謐な美しさを持っているセクシーで魅力的な背広といえるでしょう。

運搬はすべてタクシーで、ロッカーに一時置きする場合は高さが折り畳みなしで、保持できる場所で、と細心の注意を払います。自分のスーツだと、ガーメントケースに入れている場合、畳んで床に直置きする場合もありますし、まあ大丈夫なのですが。

(※1)マニカカミーチャについてですが、その形状から 雨降り袖、差込み袖と呼ばれることもあります。まず型紙上の違いですが、マニカカミーチャは袖山の盛り上がりがないので通常よりも袖山が低くなります。縫製では袖山の縫い代の処理が主な違いです。袖山の縫い代の処理は袖側に片倒し、もしくは割りが通常ですが、マニカカミーチャは縫い代を全て身頃側に片倒しにします。これによって袖山を支えるものが無くなり雨が降るようにシワになり落ちます。袖を身頃に差し込んだだけのようなので差込み袖と言われるようです。

附属の違いはタレ綿、肩パットなどです。タレ綿は袖山の盛り上がりが不要なので薄くて張りのない綿ドミットなどを使用します。肩パットはマニカカミーチャの柔らかいイメージに合わせて薄いものにするのが一般的です。だからといって、マニカカミーチャは通常の袖よりも機能が特に優れているわけではありません。マニカカミーチャのもつ柔らかいリラックスした雰囲気を生かす為、附属や裏仕様などを軽くするのが一般的です。それが、着用者への軽みのある着心地に繋がります。

2008/10/18

現代英国背広の粋(いき)、


“魂が乗る背広ば2着お願いするたい!細か~かこつはぜ~んぶエドに任せるけん、悠然たる太~か男の背広ば、よろしく頼むたい!

昨月、御茶ノ水の山の上ホテルで、フレッシュ・ジュースを飲みながら“アンファン・テリブル”T氏がオーダーした2着分が仕上がって来ました。3ピースで、ハリソンズ・オブ・エジンバラのフロンティア、裏地はリアブラウン・アンド・ダンスフォード

おおよその色のリクエスト以外はすべてお任せなので、マニアックな作り込みは僕の現在の経験と知識を総動員して、“現代英国の粋”で応えます。完全に任されるとこちらは掛け値無しに妥協せずにのめり込んでしまうので、実は結果的にお任せが一番得だと思います。

御自身でプロデュースするもよし、お任せもよし、いろいろ楽しんでいただきたいものです。

2008/10/16

美しい目を得るには、


他人の良い点を見て、

美しい唇を得るには、
優しい言葉だけを話し、

落ち着いた物腰には、
あなたは決して一人ではないという
知識とともに歩きなさい。

by Audrey Hepburn


13、14、15帰省しておりました。
帰りのヒコーキで女性誌を読んでいたら、
こんな言葉が出てきて、すばらしいな~
とメモしました。