2010/07/26

いろんなフェティシズムを探訪、


メンズの服飾世界は、非常に制限に満ちた世界。だからこそ、英国紳士は、切り裂きジャックのようなピカレスクや、ジキルとハイドのようなゴシックの香り、タガが外れまくったたナンセンス、などのイマジネーションが湧き上がるのでしょう。先22日、気温の高い日、渋谷明治通り沿いエディフィスのビルの上にある、 “ TSURU ” にマダムMiyabi のお誘いでレディスの靴を見に行きました。ピリリーンと直観するものがあったらいずれショップに置こうと思っています。



ワールドセールスを担当しているマダムMiyabiは、神楽坂仲間。ヘアメイクのクリスが紹介してくれました。お祖父様は、1920、30、40、上海や北京を生きた、蒋介石の近くにいた歴史上の人物。絵になりますね。エドは江戸川乱歩みたいな感性なのよ~といって彼女は人に僕を紹介してくれます(笑)ありがとうございます。永井荷風、江戸川乱 歩、泉鏡花、、谷崎潤一郎、三島由紀夫、太宰治、三島由紀夫、森鴎外(森茉莉)、、、、それぞれ好きです。学校推薦図書ながら、これらは危険すぎる書物だと思います。


行き過ぎた耽美や、あやうくて身を持ち崩すほどの退廃の香り、激しい反社会的なアクション、、、、僕の疾風怒濤の青年時代はとうの昔に終わりましたが、夢想や妄想の世 界だけに閉じ込めておくべき世界も想像力をノーリミットで羽ばたかせ、常識をぶっ超える世界をイメージすることは大人になっても大切なことだと思います。

社会的人間として存在しなきゃならんわけで、夢の中や、趣味で書いたりする小説の中だけで登場させられる世界もあるわけですが、今まで存在しなかった、なにがしかを新たに創り出すためには、爆発的な狂気の世界も必要なのでしょう。紳士のクロージングの世界、ダンディズムの世界は、クリエイト(創造)ではなく、クリティーク(批評)の世界だと僕は勝手に認識していますが、色彩や形の刺激は、受けるようにしています。

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