2010/05/25

Modern Classic and NEW DANDYISM


先日日曜日、表参道のブルックス・ブラザーズで、というメールを受け取り待ち合わせしていました。僕は最近早朝散歩で、明治神宮→表参道コースをよく行くので、表参道ヒルズのトム・ブラウンのブラックフリースショップで待っていました。コードレーンやシアサッカー柄のモダンなデザインなどを見ながら楽しくすごしていました。

時間早目についたのですが数分約束の時間を過ぎたので、はっと気づき電話をしたところ、相手は青山通り沿いのブルックス・ブラザーズ本店にてお待ちとのこと。僕よりも一まわりは若いのに、、、、全然むこうのほうが、真っ当だな~と感じた次第でした。クラシックを旬に見せるトム・ブラウン氏の仕掛けは一見奇矯に見えようが、慢性的な商品の供給過多の昨今、非常に価値のあるものだとリスペクトいたします。

人間は、そもそもそのDNAというか、サバイバル遺伝子のようなものに、『確実性』の欲望と『不確実性』の欲望を両方持っているので、同じところにとどまった、静止しているだけの、伝統には退屈を覚えるのかもしれません。むしろ、それが反発を食ったり、マヌケに見えたり、カッコイイ・カッコワルイと意見が割れたりしてこそ違和感や不安感が生まれ、『不確実性』スパイスが効いて、結果的に新鮮さが保てるのでしょう。

小さな一歩、私ごとながらエドワードを先日21日に法人化させて『エドワードエクリュ株式会社 EDWARDÉCRUS Inc.』となりました。別にどうってことないです。ただ小さな一歩としてささやかながら確実に決意のようなものがあります。日本発信のモダン・ジェントルマンスタイルの追求。そしてみなが躊躇することを臆面もなくまっすぐ言えば、未来へと世界へと通じる価値観、ニュー・ダンディズムを追求します。

物それ自体はフツーの顔をしていても、そこに個人のプライベートな哲学を込めることができるはずです。どちらかというと、モノ自体にフォーカスするアプローチではなく、買うこと、愛用すること、愛用して後の人生の豊かさ全体にフォーカスするアプローチをします。消費税より1%少ない確率、100人のうちの4人、50人のうちの2人、4%の人間が“さりげなく熱く”共感するブランドでありたいです。

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