2010/05/10

KagurazakaGent'sStyle 2


昨日日曜日、午前中に神楽坂Eに、採寸に来られていたYご夫妻は千駄木にお住いとのこと。僕も、根津、千駄木、谷中界隈は大好きで、上京したてのころは、不忍通りをよく散歩しておりました。朝倉彫塑館、そしてそのすぐ正面にある“じねんじょカレー”。神楽坂ともちょっと似た下町の雰囲気があります。

谷中の墓地も夏の晴れた日など、緑の木々の中を彼岸からの?風が通りぬけていてとても気持ち良いですね。以前、女友達の自転車の後ろにのっけてもらって墓地を横断した記憶があります。大林監督の映画の『さびしんぼう』のワンシーンみたいでした。足を延ばせば上野公園。日曜日朝に知人に誘われ東京芸大生徒さんたちがやっている奏楽堂室内楽コンサートも数回行きました。

ロンドンのサウスケンジントン界隈は、東京だと上野桜木町だろう、と僕は勝手に想像しています。んじゃ、ヴィクトリア&アルバート博物館が上野の国立博物館だったとしたら、ハロッズは上野の何にあたる?と問われると、こりゃちょっと困るんですが、、、まあ、やっぱり『聚楽(じゅらく)』ですかね、ちがいますか、『松坂屋』という説もあります。なにしろ松坂屋は白洲次郎氏も仕立てていた“ヘンリー・プール”を扱っていましたからね。

不忍通りをひとつ奥に入ると、軒先が低い古い民家が続いています。早朝散歩すると朝顔が咲いていたりします。上写真は、3年ほど前、知人宅のパーティーに呼ばれた際にワインお土産で持参したものです。長野・松本の呉服店で買った風呂敷にワインを包んで持って行きました。円朝寄席でしたか、恒例の夏行事の、街の人たちで寄席は大盛り上がりですしね。

和の佇まいのある街かどで、ふろしきはスーツ姿に自然に合います。むしろひと昔前の“休日のプロ野球選手”のようなブランド物のポーチやセカンドバックよりも、いっそ風呂敷のほうが様になります。ちょっと粋な包み方で、ワインも、お弁当も、小物もなんでも全部包めますよね。

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