2010/11/13

MONTBLANC で綴るありがとうの手紙、


今年からは、お客様に手書きのお手紙を送る機会を増やしました。ご請求書には、ちょっとしたプレゼントを同梱して、スタイリングご提案のお手紙も、このどっしりしたモンブランのフランソワにまっすぐな思いとエネルギーを込めて。

このフランソアを手にすると、物自体が発する熱いパワーのおかげで、おのずと姿勢も良くなり、こころなしか字も上手になったような(気がします)。以前はオーロラ社のヴィンテージ万年筆をいただいたことがありますが、どちらも偉大な紳士から贈られました。

昨夜、モンブランのプライベートパーティーにお誘いいただき、たいへん光栄に思います。もののけ姫で有名な歌手の米良さんのミニ・コンサートもたいへんよかったです。すべての曲で心を動かされました。ビュッフェ形式かと思いきや、着席して資生堂ファロのイタリアンのコース、そしておいしいワインの数々もいただきました。

モンブランジャパン社長の英国人N氏とお話ししましたが、氏のお父様もご自身も紳士服地業界だったとのことで、ちょっと専門的なやりとりを楽しみました。

大学は哲学科出身らしく、ヴィトゲンシュタインとニーチェを卒論にしたらしく、哲学話題でしばし楽しい時間を過ごしました。モンブラン、ドイツの代表氏はイマニュエル・カント ( 僕の卒論テーマ ) 専門らしく、ご縁を感じました。

会の終盤には、会場の資生堂最上階から、目の前の銀座7丁目の電光板にサプライズ的に数分間このような活字が輝いていました。モンブランは 『 モノ 』 としての万年筆それ自体のフォーカスではなく、そのモノから生み出される人々の感動、、、、文字、詩、音楽、文学、哲学、そして大事な人への手書きのお手紙、、、、、そんなところに誇りを感じておられるのだろうと、深く共感いたしました。

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