2010/11/07
クラシックに、ロマンティックに、
クリエイターのU氏のために誂えた一足です。18世紀、19世紀の宮廷に出入りしている紳士の足元は、センターに大きなバックルがある靴でした。それがちょっとずつ両脇に移動して、バックルが小さくなり、エドワードⅧ世も好んで履いたツインバックルになり、現代に至ります。写真は、大きめのゴールドのワン・バックルです。
ブラウンも濃いブラウンから紫がかったブラウン、コニャック系の浅い色のものまでいろいろあります。ワインレッド・ボルドー・バーガンディ、そして紫がかった桑の実色のマルベリー・ミュール色までブラウンという魅力的な色には、グッドテイストといわれている茶色の中でもさらに、大きく幅があります。
秋や初冬の落ち葉を踏み分けていくロマンティックで上品な靴。それでも堅牢性高いグッドイヤーウェルトで、靴底は全面ダイナイトソールを貼り実用性を重視しています。英国スタイルの靴は一般的にイタリアやフランスのものとは方向性が異なり、最初は履いていて自分のしわができるまでは硬いのですが、馴染むと長期で付き合えるものが多いです。
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