2010/01/13
Harris Tweed、スリーピース・スーツそして白洲次郎
画像はNHKで放映された白洲次郎のドラマより、ロビン役の3-pieceスタイル。アイビー、プレッピー的なニュアンスとちょっと違って、タフで堂々としたスタイルです。ちょっとやそっとじゃ“揺るがんぞ、”というような、伝統とつきあ(わされている)っている逞しさを感じます。
ツイード生地の柄関して、やはりヘリンボンは『らしく』ていいですね。フリー&イージーのツイード特集号を先日買いました。そのテキストによると、編集者だとか、ビジネスとクリエイティヴのギリギリの中間地点にいる人々に似合う、といういうようなことが書かれてありました。
ドレスコード的には、ジャケットという点で必要条件だけれど、ツイードには、ざっくりした独特の野趣があるので、独特のキャラク ターの強さがあります。しかしその強さの質感は、オーガニックで、背景に自然があるから邪魔にならないでむしろリラックスさせる、な存在です。
下は、エドワードで使用している裏地(主にハリソンズ・オブ・エジンバラをご注文の場合)です。来月7日からの、スコットランド詣でにおいて、エジンバラにて現地ダンディ(もちろん、ご高齢の)とのディナーをアテンドしてくださっている、同世代のジェームズ氏。こ れらの裏地は、ジェームス氏が代表を務める総合マーチャント、ダンスフォードのもの。
ハリソンズの場合もそうですが、生地取り寄せに1週間時間がかかります。独特のどっしりとした質感と発色、滑りの良さなど、愛用しています。エジンバラ地元のダンディたちの、様々なる意匠・衣装をとじっくりお付き合いして まいろうと、楽しみにしております。なにしろ、2月7日は、スコットランド対フランスのラグビー戦があるらしく街中大騒ぎとのことですね。
これは良く使う、ゴールドの裏地です。この裏地の裏を使います。そうすると、下地がゴールドで、表面がブルーなので、フェルメールのブルーを描く手法のように、ブルーの霞がかかった、ちょっとミステリアスでセクシーなゴールドが出現します。
ヴェルムランド公爵カール・フィリップ王子殿下@スウェーデン。現在、結婚を控えたT氏のために、最新型の世界の礼装スタイルを研究しています。伝統を重んじる、基本姿勢を持つ世界王室関係の着こなしは参考になります。小さいディテールながらチャレンジングなスタイルで臨んでいる王子も世界各国多く見られます。現在エドワードでは、ホワイト・コットン・ピケと、生成りのジャガード・ストライプの、エドワード・オリジナルの礼装用ボウタイ(結婚式などでも、せっかくなので、0から結ぶタイプでいきましょうよ!)を製作中です。もちろん、自分用にも同じものを数種類を購入予定。エジンバラのヴィンテージ・ショップでもさらに見まくって研究してきます。納得できる、かっこいいのがなくて困っていました。
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment