2010/01/28

DawnWalker @花と土


なにしろ自然の美しさにはかなわないですね。せいぜい人間は、よくできた自然のしくみに驚き続けて、感心しつづけて、味わい続けられるように感謝して大切にしたいものです。午前9時、千駄ヶ谷口から入った新宿御苑。早朝は空気も澄んでいて、さまざまな美しいものと出会いました。落ちた花もきれい。

M氏に仕立てているトラウザーズ。こちらも、街歩き・森歩きとしてもロマンティク、コーディネートの愉しみがひろがります。ウールはそもそも優れた生地です。細胞が開いたり閉じたり水分放出したり。

スポーツ使用・仕様に向いています。EDWARD的にはスポーツという観点からも、冬の白ボトムは、デニムではなく、ホワイト・フランネルおススメするようにしています。ホワイトフランネルのトラウザーズ、これは現代にあってはかなりの上級者、ハイファッション、ハイスタイルです。



ところで、ジョギングやサイクリングなど、自然の中で楽しむスポーツが流行っていますが、退屈なほどあたりまえな、そしてそれをスポーツと呼んでいいのかどうか微妙なほどにアタリマエな、“歩く” を個人的にはずっとメイン・スポーツと設定しております。


どこでも普通に革靴にスーツ姿で歩きます。スーツでガンキメのまま、興が乗って、勢い余って、築地行って場内市場で朝ごはん食べたりもします。最近でこそ、いっそう自然回帰、Deerstalkerならぬ、DawnwalkerStyle【ドーン・ウォーカー・スタイル】を意識して、それ用ジャケット&トラウザーズですが。

オーソン・ウェルズ主演、『第三の男』のラストシーンのような並木道↑。ところで、新宿御苑といっても、平日午前9時の千駄ヶ谷口と、休日午後3時の正門付近とでは、まったく別の場所といえるほど違う空間になりますね。お気に入りの散歩コース発見も楽しみのひとつです。ウォーキングは無理なくいつでもできます。



健康や美容など考える際、労力と効果のポイントで『対処療法的活動』か『根本的・習慣的活動』か2つに分かれます。僕にとっての早朝ウォーキングは、“生活習慣の筋トレ”というようなイメージです。


この冬エドワードで御提案したコート。これはアルスターコートとガーズコートの折衷的なものです。伊、Kitonのパターンを参考にして作ったモデルです。アルスター・コート(Ulster coat)はバックベルト付きだったり、6~8個の釦がついているもの(※アイルランド北部の地名に由来)ですが、ガーズ・コート(Guards coat)は、全体デザインはほぼアルスターと似ていますが、衿きざみ(上衿・下衿が上向き・下向き)で違いがあります。

基本的にタイトにお仕立てしておりますので、体に巻き付けるように粋に着用します。税込み¥126000.カシミア100%(500グラム)、写真は、小粋なシルエットに魅かれたT氏のもの。僕個人のは、やや素朴さを持つ日本の老舗生地メーカー葛利毛織の、ウール100%ビーバー仕上げ。カシミアよりちょっとバサっとしています。

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