個人的使用として、またスーツに似合うものとして、ごくごくファンダメンタルなデザインで結構、と思っているのですが、なかなか探しても見当たりません。伺うお客様への礼儀もあって、革のクオリティも上質で、ごく際ステッチで、そのステッチのピッチはきめ細かく、バッグ自体、経年変化でも磨いていくと、イイ感じになりそうで、デザイン的には持ち手が短く、特に目立つような金具使いをしていないで、ブランドのロゴが見えるところに入っていないもの、そして大手メゾン製でないもの、どちらかというと、目立たないもの、、、というようなダメ出し的リクエストを満たすものを探していました。
しかしながらその条件で、探してみるとわかりますが、全然売ってないです。ないです。予算20万くらいと設定してもぜんぜんないですね。んじゃ、若干面倒くさいが作ろう、ということで、抜群にお洒落な知人のマダムがヨーロッパで職人に作ってもらっているものを参考に見せてもらいました↑。エルメスのサック・ア・デペッシュ風のデザインで、革の色・材質・サイズまで細かいところまでカスタムしておられます。すでに10年以上使用されていて、よく使われていてこの状態なので非常にクオリティ高いことがわかります。
しかしながら、マダムのそのカスタムだと、結構予算的にオーバーしそうだったので、既製にて、SUTOR MANTELLASSI(\240,000)のビジネスバックをこの冬購入しました。これもデザイン的にはシンプルで申し分ないです。しかし、ここで生意気なことを言い出してしまう非礼をお許し願いますならば(誰に対して?エルメスに?)、女性には良く合うと思うのですが、男の僕にとってはこの金具部分はファンシーすぎて“妥協点”です。普通に開け閉め確実なシンプルな磁石のバックルで結構、というかその方がクラシックなスーツにも合います。それ以外は、ほぼ満足してます。
できれば、この中にポケットが付いていれば、消しゴムとかホッチキスとか蛍光ペンとかデジカメとか、そういうゴチャゴチャしたものがきれいに収まります。書類入れとしてはばっちりです。
↓これは、マルベリーのものプロパー価格的にはマンテラッシと同じです。どちらも、ダークブラウンですが、こちらは肩から掛けられます。そして、ちょっとふにゃっとした質感なので、カジュアル寄りですね。マルベリーというブランド自体が好きなので、贔屓に使っています。バックは外ポケットがあると便利ですね。文庫本なんかを入れて、時間ある時、すぐ取り出せますし。
↓こちらも、お揃い色違い。エドワードの女将のもの。これも同ブランド色違いです。メンズのバックを持つというのもシックでいいかな、と思いました。レディズのバック見てて、ヴァニティバックならわかりますが、一生懸命働く素敵な女性用のビジネスっていうデザインがなかなかないように思いました。センスのよい普通のOLの方などが、あまりクリエイティブにリキむことなく、クールに実用的に上質なバックを良心的価格にて作ればみんな買うんじゃないでしょうか。
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