2010/01/07

2010's Tie , Cufflinks

2010年EDWARDは、既製アイテムもセレクトしながら仕入れます。加えて、それぞれエドワードのオリジナルも小ロットづつ製作します。ドットのピッチ(ドット同士の間隔)や、色目など、既製を買われるとき、みなさん何らかのポイントできっと妥協してますよね?本当は、ドットがもうちょっと小さいほうが好きなんだけど、まあ80点だからいいいか、とか。本当は、グラデーションがせっかちすぎる感じがするんだけど、まあいいか、とか。

顧客スタイリングの際もそうですが、ここ5年ほどは、エドワードはほとんどネクタイのテイストは一貫しています。あまりコントラストが強くないもの。どちらかというと色彩は中間色寄り。色数は1色のグラデーションか、多くて2色。色の発色は、できるだけケミカルでないもの。基本は、地味派手系。小紋にしてもジャガード織りにしても、静かな印象だけど、質感に力強いパワーがあるもの。プリントの場合は、スーツ、シャツ、ネクタイとの色のバランスで、悪目立ちしないように慎重に。


カフリンクスに関してはどうですか。老舗スーパーブランドショップでも、5万円くらいでシルバー+ロジウムメッキ製が販売されていますね。光沢はどうですか。シルバーはマメにお手入れしないとすぐ酸化するので、お店側としても、買ったほうも手間がかかりますね。さらに、シルバーむき出しだと、白シャツがちょっと銀の跡が付いたりします。

しかし、あの鏡面仕上げ的な人工的輝きの面積が大き過ぎると、自分のスーツには合わなくなる、という声をお客様から良く耳にします。トップの周囲のロジウム部分の『ガワ』が厚いと、どうしても“無理矢理な輝き感”によって、ごっつく見えて、袖元には不格好ですね。実用的なロジウムは使い勝手がいいので購入するにしても、その面積が小さいもの(ガワが薄いもの)を選ぶと印象が違ってきます。

エドワード的には、あのロジウム部面積が大きいものはすべてアウト、と認識しております。トップだけが見えているものがむしろおススメです。宝石、貴石、白蝶貝、オニキス、、、、。できるだけ、クラシックなデザインがおススメです。しかしあまりにヴィンテージすぎても、そこだけ異空間的に、物自体の濃度が高まりすぎて全体の調和が崩れるので、バランスを考えてシンプルなものをさらっと選びたいですね。

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