2011/01/19
Grand Tour 2011 9日 Mr.Jet , Football
渡英して3日目、比較的暖かく、あきらかに東京や長野・松本よりもずいぶん暖かい日々です。多くの知人が、1月?ロンドン?寒いでしょ~というのですが、西岸海洋性気候、ってことで過去勉強していても、やはり勉強は2次情報ですからね。1次情報でじっさい来てみないとどんな気候か理解しづらいんでしょうね。オフシーズンはなかなかイイですよ。
ジェットから電話あり、無事ヒースロー到着とのこと。しかし、やはり初日のブタペストでのトランジットで、生身の本人は、おそらく最高タイムレコード?の20分少々だったにも関わらず、預け荷物は彼についてこれなかったらしく、ようやく彼の手元に届いたのはロンドンに向けてベイルートを発つ時(つまり今日、9日)だったとのこと。ということは、彼は数日間、せっかくスタイリングしたものの、着たきり雀状態ということ。。。。。
かなりヨレているんじゃないか、と思っていましたが、そこは、英国製のタフなヘビーオンス、本気カントリー仕様のコーデュロイで作っていたエドワードの3ピース・スーツは、汚れも目立たないし、しっとりいい感じにやわらかくなっていました(下の画像のジェット、ゴールドの3ピーススーツ、3日間着用していたにもかかわらず、美しいハリがあります)。生地がどっしりしているので最初はかなり硬いんですがね。暖かいようだし、ほんと頼もしい生地だとわかり、今年の冬は絶対これでスーツつくるぞ、われわれの感想でした。
リッツの担当のI氏が、『なにか、われわれがあなた方にしてあげられることはないですか?』とのありがたい申し出があったので、『ありがとうございます、ではこのホテル内で普通は見ることができないような超プライベート空間をぐるっとツアーさせてくれませんか?』とリクエストしました。おかげで、3人で異次元空間を味わうことができました。カンファレンス・ルーム付きのスイート・ルームや小さなシガー・ルーム、王室関係者が宿泊する部屋、専用のエレベーターなど、あらゆる上質のシークレットやトリビア、ヒストリーを感じされられて圧倒されていました。
出会った時から、エドワードのスタイリングを信頼してくれて、こちらが用意した真白のまな板の上にふんどし一丁で猛然と上がってくる度量・度胸が、ここまでジェット・キャラクターを最強に高めているんでしょう。カントリーリスク最大の海外ツアーを日常にとりいれて、男前を一層進化させて、磨き上げているジェット。彼が今回のGT2011で持参してきたロイヤルレッドのスーツがリッツのウルトラ・ラグジュアリールームでピタリとカブるとは、一見キワモノにも見える彼が、実はヨーロッパ水準のリュクス・テイストを踏襲していることの証明でした。
ゴールドであしらわれたは天井まるで、『曼荼羅』模様のようでした。古今東西、豪華なものはデザインが似てくるんですね。
これは時間前後して10日の、日本ではジェームズ・ボンドのシャツとしても有名なターンブル&アッサー@ジャーミン・ストリートにて。どこ行っても、彼は目立っていました。次回はCCDカメラを肩先に据え付けて街を歩くといいですね。この ロイヤル・ブルーの “9”パンツ で世界最高にドレスコードが厳しいリッツ・ロンドンにおいても悠然と闊歩していたジェット氏。
リッツのゲートにいるコワモテのチェッカーから、にこやかな笑顔で迎えられ、行く先々で(最終日のアンダーソン&シェパードにおいても) 『オ~クール!』 『 君!ファンタスティック 』 と笑顔で迎えられていました。(これはバロン氏も同様にセントジェームズの街を歩くと笑顔を向けられながら浴びせられていた掛声)ご本人たちが醸し出す日本人離れした堂々たる押し出し、静かな自信だと思います。
われわれは明治期の日本紳士を見倣っていました。英語がネイティブにように流暢な感じというものにあまり魅力を感じることがなく、可能な限り礼儀正しくしつつも、どちらかというとゴツゴツ、ゴリッとした存在感で行こう、と話していました。時々、九州弁や変な日本語がまじるせいで 『Could you .....? ね?ちゅう感じやけど、どがんかな? 』など、相手からすると変なノイズが入ってきているでしょうが、こちらはそのほうが、気持ちが言葉にドンと乗るんですね。
チェルシー 対 イプスイッチ戦。僕にとってはサッカー初観戦。芝がきれいでした。非常に選手が近くに感じました。そして、案外サッカーは繊細なスポーツなんだな、と感じた次第です。それほど詳しい分野ではないので、コメントあまり濃くないです。観るより、やる方がなんでも好きです。フットサルは数回やったことありますが、あれは、延々動き続けで、サボれなくてつかれますね。野球のほうがやるのは好きですね。
ぼんやり、息子にもサッカーやらせようかな、などと一瞬考えていました。やはり、時代ですから一緒に観に行くということにはなるんでしょう。しかし、予定では、まずは陸上と水泳やらせたいです。一家で出かけて行って、スコットランドの大地を全力疾走させるのが夢です。親バカ始まっています。
最初は拮抗しているように見えましたが、だんだん実力差が素人の僕にも感じられるほど、差がありました。チェルシーのランパート選手は、目立っていました。上半身がやや猫背で固まっていて、定期的に中田選手のように全体をグルっと一瞥して、時間の流れとともに、どのように状況が変化していくのかを脳内映像で見えているんだろうな、というのがわかりました。
素人目にも、ボールの支配率、パスの正確さ、イメージ通りに進めているチェルシーと違って、ちょっともう一歩のイプスイッチでした。
ここはチェルシースタジアムだったのですが、われわれの左手にイプスイッチの熱い応援団がいて、彼らの一喜一憂ぶりがかなりおもしろかったです。
自分の領分の役目に一生懸命徹している姿はかっこいいですね。
シャイニーパンツのジェット氏と、ハリソンズのミリオネアのコートと超ヘビーオンスのオイスターで作ったエドワードのフルハンドメイドの3ピースで防寒対策をして、観戦していたバロン氏。なにしろ初めてのことなので、フーリガンがいて、カシミアなんて着ていっちゃいかんのじゃないか?などとも思っていたもんですが、ぜんぜんみなさん大丈夫でした。帰りのタクシー拾うのがたいへんでしたが。。。
リッツを出て次なるホテル、メイフェアーの 『ブラウンズ・ホテル』で一泊しました。場所的な利便性は高いのですが、イメージしていたよりちょっとシンプルなスタイルだったので、リッツに再度交渉して、最終日はリッツで過ごすことにしました。すばらしいレートでトリプル・ルームを提供していただき、ありがたい限りでした。明日からは、カントリー2日間の弾丸ツアーが始まります。リッツに洗濯物を出しておいて、荷物をストレージに預けて身軽にして、カントリーの旅へ備えます。
基本的に特別なことをせず、普段日本にいる時と変わらないスタイルでそのまんまで行ってみよう!!なぜなら定点観測が大事だから、というのがジェット氏@2011GTにおけるスタイリングコンセプトでした。セルジュ・ゲンズブールの象徴ともいえる素足レペットが21世紀東洋の青年にこれだけヘビー・ユーズされるとは、、、、。実際のところ寒い、いやかなり冷たいはずですよ。あっぱれだ!
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