2011/01/22

Grand Tour 2011 11日 Manor House @ Devon



Bath (バース) を 発ち、今回のツアーのカントリー・シーンの山場でもある、デヴォンシャーにあるボヴィ・キャッスルへ向かいます。天気は晴れ。車窓に映る風景は、言葉が出ないほどに英国カントリー好きにはたまらない、うつくしい風景。


すばらしいなあ~のひとことですね。永遠に、このような牧歌的な風景が存在し続けることを願います。いちいち、どこをとっても、ピクニックしたり、走りころげたりするのに最高の場所ですね。



車内サービスされるビスケットをつまみ、紅茶をゆっくり飲みながら、なごめるひとときです。淡いグリーンのツイードのテイストは、この田園の大地からくるんでしょうね。



ちょっとした、マナーハウス風の屋敷。今回宿泊するBovey Castle ( ボビー・キャッスル ) も典型的なマナーハウスです。マナーハウスとは、貴族・富裕階級の領主たちが、広大な領地を管理する拠点として建てられた邸宅のことです。しばしば、維持が困難だったりして、National Trust が所有することで、存続をはかったりします。


ここでは、からだ動かすのに夢中で写真撮り忘れていたのでウェブ案内から画像お借りしました。






われわれはムービーで撮影していたので、りっぱなゲートや、ゲートからそうとう進んでやっとお屋敷、という雰囲気の写真はありません。まあ、すばらしい立地にあり、堂々としたつくりの建物でした。



屋敷にて、乗馬の手続きをして到着するやいなや、馬の待つ、馬小屋へ向かいます。騎手としての実力・能力から、身長、体重、年齢までこまかくメールでのやりとりを繰り返していました。バロン氏は、今ひとつ気に入ったブーツが無く、結局、ジャーミンストリートのジョンロブで買ったブラウンのスウェードショート・ブーツでそのまんま馬に乗りました。いずれ、セント・ジェームズのLOBB にてビスポークするつもりでいるようです。



まずは、アレルギー反応ないか?現在体調わるくないか?的な自己責任確認書などのフォームを記入します。知ったような感じでどんどんといろんなクウェスチョンに勢いよくチェックしましたが、実際70%くらいしか意味わかってません。ハリソンズの『ムーン・ビーム』とカチョッポリのボルドー色のヘビーオンス・コットンのパンツ、それにジョンロブ、という普段着でそのまんま馬に乗るバロン氏。



馬とは、ファーストコンタクトから勝負が始まっているといいます。バロンは、馬を見つめたまま、つかつかと、近づき、躊躇なくサッと跨りました。その間数秒、スッとした姿勢でキマっていました。ジェットと二人で、彼はオリンピックおそらく出ることになり、そうとうなところまでいくぞ、こりゃ、と盛り上がっていました。馬で森を疾走することがどれだけ最高の体験か、ということをレンジローバーの女性ドライバーから熱く語られましたが、、、僕は、今回の人生ではやめときます。



しばらく後を追ったのですが、かなり高台のほうに行き、途中で見失ったので、下でまっておくことにしました。基本的に、第一日目ということもあって、コースの下見的な感じで、ゆっくり進んでいたらしく、森でギャロップ、というのは次回にお預けとなりました。30ものアクティビティが可能なボヴィー・キャッスル、われわれの次なる運動はテニスとなりました。



本来なら、家族づれで3日以上は滞在して、ゴルフを始めあらゆるスポーツを楽しんでいく、というのが最高だと思いますよ。イングランド最大のダートムア国立公園内にあるこのボヴィー・キャッスルは、総合的に、バランスのとれたすばらしい場所でした。今後まちがいなく、家族づれでも行きたいもんですね。


テニスやることになりました。ジェット氏は高校時代、テニスで全国的な成績をのこしています。僕も高校時代やっていました。試合になるとサービスエースよく決まって、個人戦で3回戦くらいまでは行く感じでした。空気がきれいだし、なんでもないスポーツがとても気持ちよくかんじます。



バロンは乗馬のスタイルのままでテニスに興じていました。こどものように真っ暗になるまで、皆がアホみたいにしっかり汗かいてまでやっていました。




ジェットのサーブ。ホームきれいで、スピードもあり、レシーブで何度か空振りしました。



自分でやる際は、スライスよりやはり弾丸サーブ系がすきです。



夜になっても、肉眼で見える限りやっていました。完全に童心にもどっていますね。




さあ、帰るか~、もうまっくらじゃん。庭から屋敷の眺めも最高でした。堂々とした立派な屋敷でした。





ハンティングで獲ってきた鹿の角(スタッグ)を使ってできているシャンデリア。男っぽいインテリアですね。今回の旅で、男っぽくタフだけどエレガント、というようなひとやモノをたくさん見出しました。



かなり、エネルギー切れで、みなダウンしかかっています。




暖炉の前でのひととき。この時間は快適で、最高にご機嫌な時間でした。ラフロイグを見つけ、ソーダ割りにして乾杯しました。


ジェット氏はヴェジタリアンですが、僕とバロンは雑食系なのですが、せっかくだからということで、肉系にいくことにしました。


独特の臭みもなく、美味しい一品でした。しかし、さすがに睡魔がわれわれを襲います。



階段の踊り場には、紳士スタイルの額が飾られており、観ていても飽きることはありません。



馬の図版も多くて、勉強になりました。



部屋はゆったりして、清潔で非常にいい感じでした。



これは次の日の早朝ですね。夜は倒れこむように寝ました。5時くらいには起きていたんですが、ちょっと雨がちで、散歩は断念しました。




コーナーには、ちょっとした軽食セットがあり、ルーム・バーにあったミルクと一緒につまんでいました。なぜか瞬間的に日本食が欲しくなり、湯沸かし器で熱いお湯をつくり、日本からもっていったインスタント味噌汁を二杯続けざまにお腹に入れました。




このピクニック・バスケットのようなセットがなかなか素敵でした。さすが、産直らしく牛乳も美味かったですね。早い時間に出発する僕らのために20分ほど早めにレストランでブレックファーストの用意をしておいてもらいました。



本日は、朝8時の電車で、ロンドンに戻り、スーツやシャツをビスポークする日。やはり、ボヴィーキャッスルは、できることなら3日間は滞在が必要ですね。家族で来た時のシュミレーションをしていました。エドワードエクリュ杯のゴルフ大会(ただし、付き合いゴルフ禁止、本気勝負のみ)、テニス大会(こちらも)もやりたいもんです。Grand Tourの旅程には、絶対にはずしたくない場所でしたね。



普通は日が沈んでから、夜になるまでをマジックアワーを呼んで、映画監督などが、人物も物もとても美しく撮れる時間です。この時は明け方なのですが、すばらしく雰囲気のある夜明け前でした。



マナーハウス独特のラウンジが何部屋もあります。



春夏秋冬それぞれに、愉しめる場所でした。



この日は、またロンドンに戻り、スケジュールぎっしりの一日なので、若干の緊張感の中、一日がスタートしております。また来ますよ、ボヴィー・キャッスル。本日は最終日、ビスポーク・デイ。またしても、紳士の街@シティに戻ります。身だしなみ最終チェックして、、、、出陣です。


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