2011/01/23

Grand Tour 2011 番外編、ホッとひと息。



ホッとひと息つけました。この一週間でツアーでの熱が冷めないうちに、なんとしても旅の記録を書き切ると決めてました。というものの、ここ数日夜飲み会多く、深夜まで飲み、飲み過ぎて、“リバース”して帰宅した時も、へろへろになりながら、水飲みながら毎晩書きました(笑)人間の脳味噌は身勝手で気まぐれで、ちょっとしたことは、すぐに忘れてしまいます。気持ちが激しく動いたことしか記憶に残りません。覚えておくとちょっと得なこと、などという、なまっちょろいレベルの情報など1秒で忘れます。



奇跡的に覚えている、ドジ踏みネタ、途中思っていた断片など、書き記しておきます。↑買ったものの、いまいちフォールドの仕方に違和感あるフェルトのブレーシーズ。近々、解明予定。それにしても、レンタル携帯電話サービスに関して、僕は全然ダメでした。普段から使いなれたんもののほうがいいです。とにかく、昨今の携帯は機能がありすぎて困ります。せいぜい6つボタンのくらいにしてほしいですね。


帰国時、持ち込み荷物は5キロくらいオーバーしましたね。30£くらい支払ました。バロンがモルトンブラウンの360mlくらいのものを6本手荷物で持っていて、手荷物検査でひっかかりましたが、どうみてもこれは爆弾ではないだろうとのアピールで、確認の上、コストはかかりましたが、持ち込み荷物扱いに繰り入れることができました。


ジェット氏、バロン氏の着用しているワードローブは全てエドワードエクリュ製のものです。(バロンのジョンロブのスウェード靴、ジェットのレペットの靴、ボストンバッグは例外です)みな、できるだけ荷物を少なくするべく、スーツ3着、あるいは、スーツ2着+(ジャケット+パンツ)、という組み合わせが基本としました。リッツでのクリーニングサービスを2度利用して回転させる作戦でした。

それにしても、一度、ボヴィーキャッスルで、乗馬の時間が押している中で、電車が到着駅したものの、電車の手動ドアが開かず、大慌てしました。ジェットが最初ドアを開けようとして『あれ?開かない、開かない』と言い出し、ぼくが大慌てで激アセリまくりつつも、どうやっても開かず、それを見たバロンが隣の車両からみんな降りてるから、あそこに急ごう、ということで窮地を脱したのでした。

なんと、いったん窓を開けて、外に手を出した手で外ハンドルを廻して開けるという仕組みでした。。。。ちょっとこれは無理でしょう。



ジェット氏に関しては、彼のアイコンである、パンツを数本持参してもらいました。いい光出してます。彼の色調は、すべて、ゴシックからルネッサンスの途中のマニエリスムのものです。エル・グレコの絵画を見ると、すべて彼のパンツの色があります。色選びをすべてクラシックな色調にしているので、ヨーロッパのどこの街かどにいても馴染んでいました。ルーム・シューズはやはり、すぐれもの、必需品でした。スリッパでもないし、靴でもない、というシーンがツアー中は多いので、非常に使い勝手がよく、スタイリッシュでいられいます。


2日目夜は、そうとう長いことバスタブに浸かっていました。この、かなりオールド・スクールなバスルーム空間の中で、備え付けのボーズのCDプレイヤーでFrank Sinatora のラブソングを半分落ちつつ、まどろみつつ聴きながらいい気分でした。“ All the way ” いちばんハマりました。





ほんとは、風呂入りながら、コニャック+チョコレートってのをやってみたかったです。次回ですね。



みな、早起きへっちゃらで、立派ですね。旅のコツとして、基本早起きで朝ごはんしっかり食べて、晩御飯をできるだけ軽くすませて、早く・ぐっすり寝る、というのが、昼間に元気で五感ぷりぷり状態でいろんなものをしっかり愉しむ秘訣だと思います。基本、早寝早起きで、晩御飯を少なく、というポイントだけ押さえていれば、まず余分や脂肪がつくことがありません。


そこで散歩でも入れるともう完璧です。
1. 早寝早起き 2. 夜かるく食べる 3. 朝かるく散歩
時期限定であっても、これだけ守っていれば、適当にジャンクフード食おうが、よっぽどでない限り自由でいいわけだから、トータルで見た時に、こんな簡単なことはないですね。

そもそも、太っていてもヤセていても、ホンっとどっちだっていいことなのですが(当然スーツ似合うに関しては鍛えているほうが、そりゃいいですが)、ダイエット・ダイエットと言う方ほど、いやいややっぱり健康大事ですから、という癖に(矛盾している)、体重増加のアクセルを全開にしながら、気がめいるような複雑な方法やったりしてブレーキを掛けているように思えて仕方がありません。


やはりロンドンには、端正な紳士にツンツン・ピタピタのスーツ・スタイルは皆無でした。ツンツン・ピタピタのスーツは、 1 . ピタピタだから、メーカーとしては、生地代が少なくて済む  2. ピッタピタだから、生地同士が早く擦れて破けたり傷んだりしやすい(さらに、安価なイタリア系のツヤツヤ系生地だとなおさら)からはやく消耗して、はやく買い替えることになる。 3.ツンツン・ピタピタという流行の方向性で強く振っているので、流行が去るとまた買い替えなければならない。。。大事に手入れして長くて愛用することが前提で、しっかりした生地で、最適なゆとり巾で作ること全部を含めて『英国スタイル』といえるのだと思います。


リッツ・ロンドンに訪れた際は、日本語も可能な、イアンさんがフォローしてくれますよ。初日にリッツに宿泊して、ツアー全体での疑問点・不安点をすべてここで解消しておく、というのも大いなるコツだと思いますよ。ナショナルトラストの手続きもすべて彼が代行してくださいました。その際は、気前よくチップという形でお礼いたしましょう。


↓ スウェインにて、キャリーバッグ買いかけたのですが、2輪という点、容量のわりにかなり重い、という点で躊躇しました。英国通のK君からは、英国では4輪が主人(持ち手)より先に進む図は本来、イケていないとされる。なぜならば、荷物は主人の後をついてこなければならず、荷物が人の先にいるということは、人が荷物の家来ということになってしまうから、、、、、。

との蘊蓄を聴いてじゃっかん揺れていたんですが。今回は待ちにしました。僕はそもそも商売・創業時は車引き(グローブ・トロッター引き)から始めているので、その際、肘が慢性の腱鞘炎ですしね。4輪押すスタイルが基本的にありがたいです。スマイソンの紙袋二枚重ねで済ませました。アキバ・スタイルです(笑)真似しないように。



無事帰国しました。帰りはBAのワールド・プレミアム・クラス(プレミアム・エコノミー)そのままだったのですが、フルフラットには及ばないですが、結構悪くなかったですよ。しかし確かに食事には猛烈に差がありますね。帰途は 『ウォール街2』を観ました。最初英語版で観て、次日本語音声で観たのですが、それぞれ頭の中ではまるっきり違うストーリーになっていました。ある意味、2度楽しめる僕の英語力なのですが、つくづく英語力不足を突き付けられましたね。



帰国後、3人とも、神楽坂の山せみで蕎麦を食べました。やはり食は日本は最高ですね。僕は、帰国したそのままの足で息子のスコット(生後1.5ヵ月)がいる松本にそのまま向かいました。たしかにスピードはメッセージですからね。英国で好きなようにあばれてきたパパに、ワンパク笑顔を見せてくれました。


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