2009/10/24

President of Harrisons of Edinburgh Mr.James

先日、22日木曜日は、私が今年2月に渡英し、ロンドン・セヴィルロウ詣でにてお世話になったハリソンズ代表のジェームズ氏が神楽坂エドワードに寄ってくれました。ハンツマンをはじめアンダーソン・シェパードにおいても、セヴィルロウのほとんどのテーラーにて、ハリソンズの生地バンチが目立つところに置かれていました。クラシックな佇まいと、シュアーな品質で、上質で信頼感のおける生地です。

最近3~4日連続でお世話になった方々をお連れしております、artdish(アーディッシュ) にお連れしました。ランチも良心的で野菜がとても美味しい。神楽坂でお気に入りのカフェです。元祖美ジョガーでもあられ、野菜ソムリエでもある彼女もお気に入りの店です。

さて、ハリソンズは、勝負スーツに良いと思います。最近では先日22日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれた、天皇皇后両陛下主催の『秋の園遊会』に若くしてご招待されたT氏のお仕立てをしました。

今回、“Premier Cru” 330gms(wool99,cashmere1)を選び、3ピース。ダーク・ネイビーのヘリンボン織。しっとりした打ち込みと光沢。底艶。さらに、白 シャツはエジプト綿のこれまたヘリンボン織で、ダブルカフスに、シンプルな白蝶貝のカフリンクス。

上品で優雅です。会のお土産は菊の御紋入り「とらや」の残月とのことで、紋入りのタバコを今度、記念にプレゼントしていただけるとのこと、うれしいです。

氏の場合、完全に英国好みということもあって、最初の一着もハリソンズ(グレンチェック)を選んでおられました。以前彼にプレゼントした“林勝太郎著“英国の流儀Ⅱ”もしっかり読まれてました。

林氏の文章には仕様に固執しがちの日本におけるモノ文化に対して、生活になじんだ自然な風通しの良さ、努力では得難いセンス、鷹揚さの美徳を感じます。

服を愛するよりも、まずじぶんの人生をロマンティックに愛する人。結果的に、それが一層スタイリッシュに装える、服もよろこぶコツ。健康的な距離感。恋愛 と一緒かもしれません。

服をおいかけるより、服(テーラーともいう?)に自分の人生をおいかけさせる、というほうが、リアルでかっこいいのではないで しょうか。

ヤバい、ちょっと饒舌ですね、朝からコーヒー(神楽坂坂下の不二家上ドトール、3フロアで広くて静かで良いですがゆえにちょっと心配)沢山飲んでますから頭がムダに活性化しています。あしからず。

2009/10/23

Gentlemans @KAMAKURA

9月、10月は忙しいでした、まことにありがたい限りです。9月末から記しておきたい素敵ネタが行列してしまっていて、さて、どれから書いとくかなと迷っているうちに時間がたちました。眠い時には、文章を書く気になれないです。2009年9月、10月は、忘れがたくすてきな経験でした、美しいものとの出会い、メイド・トゥ・メジャーにおける特殊な進化、魅力的なお客様との出会い、、、、思い返しながらも、あっという間に時は過ぎていきます。そうこうしているうちに季節感がぜんぜんリンクしなくなったりして、やっぱ感度がフレッシュなうちに日記は書くものですね。さて、休日前、モノローグ的にぽつぽつブログを再開。画像は10月6日@鎌倉にて。テキストは追って。



ちょっとノスタルジックな気持ちになりきました。日本に住んでいる普通の日常のシーンだったはずですね。しかし今では特別な風景となりました。


晴れた日は、家族みんなで太陽の下でブランチをして、、、夏休みの午後は一人で読書、、、これ以上の気持ち良い日々はないですよね。


高層ビルのワンフロアよりも、こういう場所がオフィスでも最高ですね。こんな半外空間でミーティングやったりして、クライアント集めてちょっとしたガーデンパーティーですね。


主のN尻氏。英国人好みのちょっと浅い色調の美しいスーツをお召しでした。端正で上品なスーツ、シルエットを見ると、心が穏やかになると同時に、目に滋養をいただいて、たいへん気持ち良くなります。


顔を出す気配がなかった月は最後までご機嫌ナナメでしたが、贅を尽くされたフードとシャンパンそしてワインによって、愉しい語りの宴へと誘われました。小津映画かと見紛う、和室のスタティックな光景(紳士たち込み)に見とれて庭を歩きながら歌の一句も詠む気分です。





ケイドのY氏、ユニオンワークスのN氏。いぜんの大人数時のジェントルマンズ・サミットの際にあまり話せなかったのですが、じっくりお二人とはお話できました。連れて行った妻とY氏がなぜか盛り上がっていて、そして今や妻はすっかりY氏の大ファンとなりました。氏は思った通り、最高のお人柄でした。こういう男が増えると、日本も骨のある、足腰のしっかりした良い国になると思いました。帰りの電車で、熱さと酔いも手伝ってか、話も盛り上がり、渋谷で降りるところが、勢いのあまり錦糸町まで一緒というあたりのY氏天然ぶりも最高ですね。

ユニオンワークスのN氏、英国靴への思いが圧倒的で、さすが国内の純製リペアのパイオニアだけあって、レーザービームのようなこだわりを感じました。国内ものづくりもリスペクトはされつつも、英国靴の直接仕入れを氏からアドヴァイスされ、まじめに思案中です。


N尻氏の、“さて、みゆき夫人(鳩山夫妻)が到着しました。。。。”のアナウンスに、ぼくは正直10秒前後、マジ信じました。やばい、こんなアスコット・タイなんかしてる場合じゃなかったよな、、、そんな主旨だった?この会って、、、、と思いましたから(笑)

いや、まいりましたよ。それにしても、白洲正子さんとみゆき夫人足して2で割ったかんじでした。いつもお綺麗で、なんというかワンダー・ウーマン的ですね。いつも爽やかでセクシーでいらっしゃいますね。

N氏奥様とブリフトアッシュのH氏。基本的にぼくは自分で磨きたい派ですが、近々一度、僕の纏足的足型を決定させたグレンソン靴を持って、磨きシーンを見にいくつもりです。友愛的な時代をひっぱっていかれる風貌をされています。

みな、美しい着こなしを目にすること自体に快感を感じるジェントルメンなのだと思いました。フェラーリのオーナーズクラブの集まりと同じ心境だと思います。トラッドで美しい着こなしを見ると、素直にほっとして気持良くなってきます。まっとうで、ある意味、とことん普通の着こなしなのですが、世の中のビジネスマンは、普通でない、じゃっかん不協和音を感じさせるアクセントを付けた着こなしが今やほとんどなので、このような端正でまっとうに背広を着こなし、丹精な靴に合わせている紳士となるともはや、10000人に1人以下の割合ではないでしょうか。


この写真、ちょっと怖くないですか?将校の幽霊ではないですよ。

バタク・メイドの軍服をお召しの軍人の方でした。英国セヴィル・ロウのギーブスもヘンリー・プールももとは軍服でしょうから、そもそも軍服は英国背広のルーツといえます。凛々しくやわらかい紳士でした。ちょっと三島っぽいニュアンスが宴に不思議なエキゾチズムを与えていました。レイフ・ファインズ主演の映画、『上海の伯爵夫人 The White Countess (2005)』でも出てきましたが、最高のバーには、政治的緊張感もほしいところ、、、、というセリフと思いだしました。


ロジャーは、Iフォンでセピア写真を撮りまくってました。




ぼくは、まだ夏を惜しむスタイルで行きました。今年は夏が早かった気がするんですよ。

ケイドのお客様。美丈夫の紳士ですね。ちょっとしたスタローン的肉体の持ち主。ドロップは10界隈というから相当なものですね。クールなバチェラーライフを送ってられる模様です。


すばらしい宴のお礼に、ここで一句、

秋しぐれ 宵の月影 杯の中

N尻氏。氏のニュートラルなスタンス、そしてそのコヌスールぶり。(connoisseur―【名】【C】 〔美術品などの〕鑑定家,目きき; くろうと。)日本にはつくづく、クリティークの文化が必要だと思います。そのためには氏のような人間の存在が必要だと感じます。彼が健在である限り、ビスポーク・スーツが、単なる販売商品としてでなく、ひとつの紳士文化としての存在の重みを持つ、と思える気がします。

2009/09/29

神楽坂にはコーレスポンデント・シューズが良く似合う、


【コーレスポンデント・シューズ】 (Co-respondent shoes), コンビネーション・シューズ、スペクテイター・シューズ、コンバインド・オックスフォード、カントリー・クラブ・シューズ、コンボス・シューズ、ツートン・シューズ、、、、2色コンビのオックスフォードを示す英国式呼称。原型は1840年代のクリケット用中深靴。その後1880年代には、スポーツクラブ、およびリゾート用としてはかれだし、1920年代の大流行した靴(※男の服飾辞典より)

こちらも、エドワードと年間契約をいただいているのお客様に、クラシックで上品なリゾート用として、いかなる国際的なリゾートの舞台でも通用する優雅な佇まいとして。ちょっとスパイスを効かせて“コガシのタンレザー”でお誂えしました。内側には、ご本人の特注イニシャルが刺繍されています。淡い色調のハウンド・トゥース柄のエドワードのトラウザーズ。秋冬のスペシャルなエドワードのオリジナルのコート、そしてカシミア・ニットも製作中。


近所の美容室サロンにて最近髪を切ってくれているクリストフさんとマイクさん、時々遊びによってくれます。日・英・仏、刺激になります。クリストフさんは本拠地は京都で、月に何日か神楽坂サロンに来ている模様。僕が誕生日の前日に切って、ナイスタイミングで、コルドンブルーの先生が開いたレストランのパーティーに誘ってくれました。

数年前、道端に、なにかきれいな卒業証書が落ちていたことがあって、拾ったて開けたらそれがコルドンブルーの卒業証書だったことがありました。さぞ、こんな素敵な証書をなくして悲しんでいるだろうな、と思って、住所をしらべて代官山まで届けたことがありました。不思議な邂逅ですね。


Chez olivierというお店。市ヶ谷にあります。しかしフランス人が自由自在に(あたりまえなんだけど)フランス語話しているのを見ていると、非常にうらやましくなります。少々、酔っぱらっていたのと勢いで、マダム&マデェマゼルの数人の前で、『ぼくは、電車の通勤往復一時間だけの勉強で一年後にはフランス語マスターできますよ』と自信満々宣言してしまったので、9月22日当日に買ったフランス語の教科書をそれ以降、毎日受験生のように勉強開始しております。

言ったからには、真面目に取り組まんといかんと思い、当日買ったテキストが、ちょうど200ページだったので、4分割にして、5冊に製本して毎日1冊は読み切る、口ぱくする、という方法でゴールをめざしております(笑)なので、電車の中では、あまり声かけないでくださいね。結構集中していますので(笑)

2009/09/11

肌にキモチよい、楽しいタオル



涼しい風がさらさら流れる季節となりました。秋冬モノもベイシックライン、ハイエンドラインともに順調です。時々、ぐっと寒い日もあったりしますので、それでみなさま秋冬の寒い季節をイメージして、そろそろ用意しなきゃ、と思い出されるのでしょう。

近々の季節、涼風が通り抜けてとても気持良いEサロンですが、4、5月ごろサロンの店内什器をいろいろ揃えたりしてるときに、風水鑑定士の方で、HSBCの香港本店の建設プロジェクトで鑑定した実績あるAさんに、サロン内をきちんと鑑定していただいたのですが、その時のアドヴァイスをまだ一部実行していませんでした。

トイレをもっと華やかに!とのアドヴァイス。このたび、ちょっと前進しました。ちょっと話題になっている“七福タオル”さんの商品です。売り切れ続出で手に入らないというレアなアイテムらしいですが、たまたまの出会いでいくつか入手しました。こういうちょこちょこっとした珍しいモノたちを日常的ギフトアイテムにすると素敵ですね。

ブラッド・ピットがこのグレーのバージョンを愛用しているとのこと、手触り吸水性抜群です。メイドインジャパンのすばらしさを認識します。

2009/09/01

日本にも新しい季節がやってくるといいですね、


さて、気が早いですが、今年も定番柄から美しい柄まで、ハリス・ツイードの生地が揃っています。ベイシックなハウンド・トゥース柄で僕は仕立てる予定です。スーツ生地のハリソンズ・オブ・エジンバラ、そしてジャケット生地のハリス・ツイード、最上級カシミア・ニットのホイック、、、何かと英国連邦のとりわけスコットランドにはご縁、ルーツを感じます。

2010年2月、スコットランド行きの計画を立てています。ツイード河、チェビオット河を見て来て、地元名店パブでビールを飲みながら鱒を食べてと、ツイード生地のような、なんとも言えない深いコクのある豊富なカルシウム土壌を味わってきたいと考えています。美しい風景、もし可能ならば、パブリック・フットパスをウォーキング、そしてエジンバラの街並みを味わってみたいです。

さて、昨日はちょっと肌寒い、涼しいくらいの日でした。到来予定の台風も進路を変え、今日はこれまた最高に気持ちの日でした。あんまり気持良いもので、神楽坂を登りながら歌う“Overjoyed”ですが、スティービーが激・きめ細かく・しなやかに歌い上げる(本人的には32ビート認識してる的解像度の)歌唱ではなく、外国語をかなりゴマカシながら歌う(※1)インチキ鼻歌です。単なる天才ではなく、彼が歌うからこそ一層、メロディと歌詞に“希望”のエネルギーが溢れるんでしょうね。












(※1)番外編
ここまでやると、インチキも芸。アジア圏の言葉、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、、、、

2009/08/23

残暑、旅、佇まい


昨日土曜日は、谷中の全生庵本堂にて、園朝寄席を観に行きました。今年で25回目とのこと。かれこれ7、8年前にいったきり今回で2度目ですか。台東区という土地は佇まいも情緒もここかしこにある街で飽きません。寄席の冒頭にご挨拶をされた方がすてきことをおっしゃっておられました。

街並みは人並みからつくられる

人並みは人々の佇まいからつくられる

人々の佇まいは、人々の生き様からつくられる。

おそらく、台東区谷中界隈が情緒ゆたかな佇まいを保持している理由は、上の三行なのだろうと思いました。そう考えると、街並み含めて、歴史・伝統に対する、尊敬の姿勢がこの街の人々の生き様の集合体になっていて、結果美しい街並みが保持されているのでしょうね。



クラシックに対するレスペクト、まさにスーツにしてもそういうフィーチャーを感じさせたい、と思います。スタイルは生き様、できることならスーツの佇まいもそういうものであって欲しいと感じます。旅が人生のライフワークであるT氏のジャケットとトラウザーズ。ゆったりした豪華客船が似合いそうな優雅な上下。モノクロの写真を旅先で撮られる彼のスタイルには常に旅、とキーワードが感じられます。


2009/08/16

採寸とフィッティング、その他


本日は、同業の方々に採寸全般と注意点などを2時間ちかくスピーチしてきました。ほんと技術と学習について、つくづく考えるのですが、人様に教えると、教えながら逆に自分自身のいろんなところが客観的にみえてきます。

そして、よくやっている部分、と自己評価している点で曖昧なところがあったり、まだまだだな、と認識しているところが、自己評価以上に詳しくよく研究できている、ということがわかったりと、沢山発見があります。同時に、自身のキャリアをスタートさせたころの思い出が蘇ります。

話しながら、全然別の頭の片隅で、追いかけていた思考など備忘録がわりに僕自身の確認のため、文字にしておきます。

基本的には、採寸はスムーズにパパっとやった方がスマートに見えますが、あいまいな点がある時はとことんしつこく測り直したり、かっこうわるかろうが、再度、あるいは再再度、何度でも何度でも納得いくまで測って、数字を採ってくるという行動原則をつくることが大事ですね。

袖丈ひとつにしても、シャツの出方、シャツの手首周りのサイズ、時計のサイズ、着用するスーツの裏地の関係、などいろんな変動要素があって、完璧主義的に納得する袖周りを出現させるのも結構気を使うはずです。トラウザーズの丈にしても、履く靴によって、その靴の甲の高さによっても違いますし、もちろん、裾幅を19.5㎝にするのか、23㎝にするのかによっても違ってきます。

僕自身も大先輩にくらべれば、キャリアは浅いんでしょうが、思い返せば、2000年ごろから本格的に、いろんな先輩方から教えていただいた中で、参考にした意見、参考にしなかった意見、いろいろあります。

思い出してみれば実に面白いです。トラッド、クラシックに関しては、尊敬の念100%なので98%以上のアドヴァイスは素直に聴いてきた(その通りにやってきた)のですが、はっきりと『それは違う』と思って、次の日から正反対のことをした教えが僕には2点あります。

参考までに、採寸とは全く関係なくて接客についてですが、1点は、ビスポーク・テーラーとして、まずお客様とは『政治』 『宗教』 『野球』 の3つの話題はするな、それはタブーだ、というアドヴァイスでした。

これはその場では、きちんとノートに取ってうなずいていましたが、絶対にそれは違う、と瞬間的に深い部分での確信があったので、先輩には内緒で、その次の日にすぐ、顧客営業先で『政治』 『宗教』 『野球』の話題をエンジン全開でやってみました。

結果的はどうなったかというと、新規のお客様からスーツ2着分の注文をいただきました。妙な反骨精神エネルギーに着火されたせいで、スパークした状態で、プレゼンがノリまくったという理由もあったかもしれませんが、自分自身に関しては、これは当てはまらないのだな、ということを実証できて、未知の自信と力にできました。

取捨選択も大事ですね。クラシックやトラッドにしても、叩き台である点がすばらしいですね。ある意味先輩のアドヴァイスもたたき台ですから、いかようにも自身の栄養にすれば良いわけですね。

もうひとつは、売り手が、すでにもっている“良いスーツ”についての知識や、仕様など、手の内を最初から全部出してはいけない、小出しにすべきだ、でないと、お客様は飽きてくる、ちょっとずつちょっとずつ出して行って、ず~っとお付き合いしていくのが大事、というこの商売のコツのようなものでした。これも、僕は最初から違う、と感じたので一度も従いませんでした。

なぜならば、新規で1着目であっても、予算の範囲内で現時点で一番最高というものを提供できたとしても、そこからまだまだもっともっと良いフィッティングがあるかもしれないし、もっと良い仕様が出現するはずで、機械縫製であろうと、パターンオーダーであろうと、その範囲内で厳しい審美眼で仕上がったスーツを自己評価した時、美しさの先はまだあるわけだし、現時点でできる全力をやって、手のうち全部出してもまだ時間が足りないだろう、と感じるからです。これは現在でも同じです。

たとえ、それで、なるほどこれが君の最高で、君的には出し尽したわけね、と言われて顧客との関係が終わりになったとしても、全くもって上等よ、という気概が大事ですね。なんとなれば、顧客とテーラーの最高の人間関係づくりが出来る、より豊かな関係性がつくれる人はこの世界にその人以外にまだ数十億人いるわけですから。自身の活躍するステージを一層上げていく良い機会だと、割り切ってより正確にリアリティを感じれば良いだけですね。

仮に『イイものを安く』の姿勢が、極端に行き過ぎてしまうと、徹底してモノだけにフォーカスした付き合いになってしまうので、それは量販店にお任せしたほうが賢いわけです。いろんな意味で、『お互いの利のキャッチボール』が豊かな形で育っていく関係でないと、愉しくならないですし、本当の豊かさも共有できませんから、さらに良き付き合いへと進んでいけばよいわけですね。

船場吉兆や、世の中を賑わせたもろもろの事件のように、良いものをとにかくちょっとでも安く食べたいという買い手と、それに応えてしまう売り手の度外れた“WIN-LOSE合戦”になってしまうと、あらゆる意味での『利自体』が痩せ衰えていく関係になりますね。

価格競争にならないゆとりを持った関係づくりが最高ですね。一年に一度は、海外視察が出来て、その見聞をアドヴァイスとして、あるいは商品開発としてフィードバック、R&D出来たり、感謝の気持ちを持って、快くお客様にお土産を買ってきたくなったりする関係をつくるのには、充分考えられた納得できる価格設定が大事、ということになりますね。あれれ、以上、真面目に小難しいことを書きました。

2009/08/15

For 2010's SPRING & SUMMER Party

英国逸品生地も出揃って来て、2009AWがそろそろスタートという時期が来ました。しかしながら、気が早いのですが、来年の2010春夏用のパーティー企画を考えていました。(今年は神楽坂サロン開店でちょっと準備が無理でしたね)Jicoo号のパーティー開催は、2010年の8月になります。来年の今頃ですね。お客様である、K君のNY時代の大親友というつながりがあることが発覚した豪君。彼が夢を形にしたというJicoo号にて。

一昨年一度、乗っていて、えらく感動したものの、今までパーティーするまではいかなかったのでした。やっぱり改めてその気持ち良さを認識しました。すでに、ブランドのパーティなどで使われていて認知度も上がってきていますね。比較的良心的な価格で、パーティーの相談にのってくれる豪くん。ちょっとした50人~100人くらいのパーティーはお気軽に彼にご連絡(こちらにメール・フォーマットあります)ください。来年夏は、ぜひ、お客様にキャットウォークを歩いていただきたい、と考えております。



日の出埠頭は8時、9時、10時出航。お台場で食事などする場合は、8時30分、930、1030で埠頭まで迎えに来てもらえます。まだまだ夏まっさかり、ちょっとしたクールな納涼船がわりに、素敵なナイトクルーズですね。


2009/08/12

『THE AVENGERS』 --- Individual High Fashion


先日、アマゾンで『THE AVENGERS(1988年製作)』を購入して、最近また観直しています。やはり、はキーワード的には、
Classic×IndividualFuture です。最初にこれを観たのは、やはり10年前、二子玉川のおしゃれな美容室でした。ヘアカットしてもらいながら、鏡に映った画面を観ていました。

主役の英国紳士キャラが分かりやすいジョン・スティード役のレイフ・ファインズ、そして、爆発的なリビドーを持て余すマッド・サイエンティスト役(をえらく楽しそうに演じているの)がショーンコネりー。後々のガタカやキル・ビルのキャラクターのイメージ・ソースになったのではと思われる、ユマ・サーマン演じるエマ・ピール。



ストーリーも、なにかとタイムリーだな~という感じがします。気象兵器が登場しますね。今や、世界の商品相場にしてもアメリカのハリケーンの進路に左右される以上、限度を知らない資本の論理は、気象などすでにSF的想像力を超えていて、きっとコントロール可能なのではないか?と個人的には思っています。

日本にとっても、ある意味“革命”ともいえる今月末?に向けてあと20日間。何が起こっても不思議ではありません!?。異常気象、地震、世情不安、、、、世界は劇場型リアリティだからおもしろいですね!

このアヴンジャーズに登場するジャグアーに象徴されるクラシック・ギアのように、インディヴィジュアルでクラシックな意匠の中に、ものすごいテクノロジー内臓、というようなテイストが愉快ですね。外観は、ノスタルジックだったり、クラシックだったりするけれど、中身はものすごいスーパー・パフォーマンス、というようなスタイルですね。



現在、エドワード@神楽坂の営業日・時間は、毎週火曜日定休日、午前8時~午後8時まで。となっております。
午前10時以前の時間帯(※午前6時~8時は予約すれば可能です)に来ていただけますと、早割り10%割引となります。
さて、さて、そろそろ秋冬のお知らせを。ちなみに、今週(8月10~8月16日)のご注文ですと少なくとも9月14日の週には仕上がります。9月14日の週とはどういう週かというと、東京の平均最低気温が21.7度という肌持ち。1年52週のスケジュールで言うと38週目。一年の73%が過ぎた、という時期ですね、はやいものですね。

写真一番上)ユマ・サーマンが“ブードル”というジェントルマンズクラブに乱入するシーンはなかなかいいですね。

写真二番目)ロンドン、ノッティング・ヒルのマーケットに売られているツイード。今年も、100年着られるツイードをご用意いたします。

写真三番目)“V and A”ロンドン、ヴィクトリア・アルバート・ミュージーアムにあるトミー・ナッターの作品。

写真四番目)解説文、ここで、V & A では、無料閲覧で、小学生の女の子が課外授業でクロエのドレスをスケッチしてたりするんですね、かないません。

ヴィンテージはよくよく見ていると、どえらいフューチャーに見えてきません?逆に僕には、2、3年前後の直近・短期流行というのが一番古臭く、エッジが鈍く見えてしまいます。今の時代、インディヴィジュアルで適度にクラシックであることが、一番のハイ・ファッションではないでしょうか。

2009/08/05

早起きチーム、

タケシ氏ワイフ、マキちゃん(とマッフィーとユッキーさん)が日本橋に朝ごはん食べに行くということで、御近所ということもあって、ユニオンジャック屋根のミニ・クーパー(とそれを運転するおしゃれな女子、これはほんと絵になります、イギリス好きには永遠の萌えですね)にピックアップしてもらい、マンダリン38階 『K'shiki』にて朝ごはんしました。

といっても実のところ基本早起きの僕はすでに朝食は済ませていたので、ケシキの朝ごはんを僕にとっての昼ごはんにしよう、というエコノミックな計画で、いってきました。朝の和定食はお漬物も充実し、おいしかったです。

ホテルの朝ごはんは、メリットが沢山あります。朝、出勤前のスーパー・ビジネスマン(日・アジア系2、外国人8くらいの割合)のスーツスタイルをじっくり観察できる、というのがまず、うれしいところです。

トラウザーズはループなしで、仕立てていて、ウエストのベルト分の厚みをかせいでいる(細く見せているんだな)ということもここで、認識しました。5人中、4人の紳士がループなしでした(※一昨年夏の観察)

このケシキも好きですが、新橋にある、コンラッドホテルの『ゴードン・ラムゼイ』の朝ビュッフェもそうとう素敵です。味だけだったら、ここが一番好みです、イギリスびいきということ抜きにしてもそうですね。

ゴードンラムゼイでも、ケシキでも、ウエスティンのガーデンでもそうなのですが、ポロシャツによれよれのコットン・パンツで登場する紳士は必ずアジア人だ、ということも良くわかりました。つくづく、よし今年の冬はタイドアップするぞ、と決心してしまいます。

日本に輸入されてきた、妙なセレブ文化なのか、雑誌で特集されるハリウッドスターのプライベート映像に影響をうけたのかわかりませんが、アジア人の方ほど、ここぞ、というちょっとした場所での、カジュアルスタイルが多いです。緊張することも、ルールにしたがうことも、楽しみ方のひとつなのかも、という感覚が少ないのかもしれません。

アングロサクソンの方々には、日本人は、ただでさえ体格で負けているのですが、その上にスーツびしっと朝から決められると、ちょっとかないません。彼らはほとんど最低ジャケットは着用しています。その半分以上がネクタイまでキリリと締めております。

このネクタイまできりっと締めて、朝から気合十分の感じで朝ごはんを食べている彼らの佇まいを見ているだけで、こちらもどこからともなく闘志が湧いてきて、う~む、彼らには負けられん、と、手前勝手にモーチベーションが上がってきます。しかしながら、スーツ姿見て隣で勝手に熱くなっている人間、これはそうとうヘンな日本人ですね。

さて話変わって、上写真、ユッキーが手に持っているのが、最近オリジナルで作った、EDWARDのツーリスト・バックです。たいがい、黒がグレイの地味なバックが多いのですが、僕がなんとなくそれが好きじゃなくて、EDWARDカラーで不織布で作りました。

バーガンディを深く少しパープルを加えたような色彩に、金でEの文字が入っています。そうとう評判よいです。早朝、芝生の上で単品を撮影したのですが、ユッキーが持っているほうが、色が良く出ています。

2009/08/01

神楽坂の夏、一息入れて


神楽連の阿波踊りも終わり、(本日アップしようとしましたが、連続写真にしたいため、本日はタイムアップ)ちょっとした達成感とともに、一息いれております。今夜も、神楽坂で一番愛用させていただいているカフェ・レストランの 『Artdish(アーディッシュ)』の外のテーブルにて、ゆっくりと食事を楽しみました。オーナーのSさんともお話できて、おいしい時間をすごすことができて、ああ、2009年夏はすばらしい日々だった、と数年後にも記憶に残ることだろう、と確信しました。※↑、余談ながら、僕的には、着物の帯の位置は、腰高にし過ぎて、西洋人風にするよりも、右女性のように、昔からのまっとうな位置にした着こなしのほうが、日本的な美意識と風情を感じます。


このお店は、実は最初は、カフェ飯的食事なんだろうな、とタカをくくっていましたが、口にした時、これは只者ではない!(とはいっても、それほどわたしは自分の味覚に自信あるわけではありませんが)と感じたのでした。それから、僕のお客様でも相当なグルメ・ツワモノを連れて来て食べさせてみて、やはりみな感動する模様で、ますますここは相当おいしい店だ、と確信を深めたのでした。

本日、Sさんとお話をして、もろもろ納得しました。おいしいものを作るアプローチの仕方が非常に本質的(世の中的には個性的)だったのですが、野菜・肉の材料の調達から調理まで、独自のアプローチをされておられる、という点で、まあとにかくストレートに、ものすごくおいしいので、今週などは4、5日通っているくらいの、この引力の謎が解けた感じでした。お料理ができあがるまでの、人と人のつながりを大切にされておられるから、これだけ、おいしいものができるのですね。



アートは、なにも美術館だけにあるのではないよな~と実感します。料理といえば、市川のイタリアンVのみどりさんが作る前菜の色合いや佇まいにも凄いアートを感じさせられますし、話は飛びますが、雨の日の神楽坂の路地裏の石畳を歩く猫の面構え、お茶の水駅ホームに立つ人々と人々越しに見える萌える緑にも、アートを感じます。

最近のビスポークスーツ・オタク的ネタでいえば、セヴィルロー・ヤーン・カウントの生地(セヴィル・ローの職人たちが、あらゆる生地のなかかから、このくらいの生地が実は一番仕立て映えするんだよな、と選ぶ、いたずらに高価さを競った生地ではない、ほどよい打ち込みの生地)のバランスの良い艶にも職人の感性に響くアートを感じましたね。


夏の黄昏、(はマッカラーズの小説ですか)を感じるキャナル・カフェの風景ももちろん常に絵になります。飯田橋、神楽坂、日々、そのすばらしさを実感しております。

2009/07/19

Charming people


乾杯学院大学 夜間部 飯田橋キャナル分校(毎週木曜日7時から)!? を一緒にやっているタケシ氏。早朝の早稲田大学のガーデン・カフェにて。この先のリーガロイヤルも静かで環境抜群ですね。

ものすごい読書量で最高のブック・コンシェルジュとして時々アマゾン経由で知人にサプライズで本をプレゼントする天才です。世界最先端のメソッドを使った『モーフィアス・コーチング』の未知の領域で活動中。


先日、有楽町のCOVAでおこなわれたマセラティの新車発表会にてYさん。中村正俊氏や辰巳卓郎氏らも来られていました。彼女は以前、愛車のマセラティ・クアトロポルテを10万㌔乗り続けたということで、コーンズから表彰され、愛車を展示されていました。

運転の際のハンドルさばきは、レーサーのように機敏ですが、乗り心地は快適で、天性のセンスを感じます。LadyDANDY的 着こなしは、おそらく日本ではナンバー1ではなかろうかと思います。


両脇は、コーンズのマセラティ部門のトップセールスのS氏、そしてスイーツ男爵ことK氏。この日も、暑かったので、ダブルをやめて麻のジャケットをひっかけて行った僕に 『ふっふっふ、甘いね』とバティック柄の3ピースで決めていました。来週24日、市川にて、男性バレエ“トロカデロ・モンテカルロ・バレエ”を二階席ど真ん中の特上シートにてみんなで観にいきますが、その際のドレスコードはワン・サイズ小さめの白タイツですね。



かれこれ知り合って6、7年でしょうか。今までの存在しないアート・フードのあるジャンルを、オンリーワンで独走中の諏訪さん。九品仏の住宅街、風にのって自転車で通り過ぎた昔の記憶が懐かしいです。活躍の場を世界へ広げておられるよう、楽しみですね。



↑手に持っているのは甘食風の近所のタマゴパンでした。



世田谷の、とても上品な隠れ家サロンにて、海外のドレスなどを扱っておられるマリリンさん。彼女を慕う信奉者が続々増えておられるようです。続々魅力的なパーティーを催されんことを期待しております。クリスマスはブラックタイ着用のタキシード・パーティーですね。



僕がロンドンに行ってからは、お互い忙しくなかなか一緒に遊びにいけていません、ロジャー氏。新しいクールな商品ラインナップを充実させています。彼も木などのオーガニック素材が好きなようで、あたらしいデザインの流れを作っているようです。フューチャー・クラシックというポイントがEの世界観とも近いです。


時計ブランド『スタッグ』。毎日、着替えられるスタイル。



かわいらしいパートナーと人生の新しいジェントルマンズ・ボエッジへと旅出つN氏。鍛えた肉体とストイックな雰囲気がとても素敵ですね。仕事もポテンシャル、そしてその情熱も半端じゃないオーラが漂います。チャーミングなジノリの美しいお皿をいただきました。ありがとうございます。



セクシーママのMちゃん、そして環境と食をテーマに研究を進めているユッキーでした。彼女らとはとても不思議で、僕が4月ごろ、神楽坂の現在の物件を決めようかと下見に来ていて、坂道を登っている時に偶然ばったり会って、そのまま一緒に付き合ってもらい、部屋を一緒に見たのでした。なにかしら不思議なご縁を感じます。



Eサロンに来た最年少?ですかね。マッフィーくん。堀北マキちゃんのようなくるくるとしたアーモンド・アイをしています。元気120%。しかしママ・チャージが切れると大騒ぎする時期ですね。ブルックスの子供用タイを黄色のレジメンを選びました。



下は0歳から上は90歳まで。EDWARD神楽坂サロンは、古今東西、老若男女、インターコンチネンタル、みながホッと、あるいはボ~ッとできて、一息入れられる場所でありたいと思っています。ソファーに座られた方が、本来のご自身の持つ最大のパワーと最大の自信を呼び戻せる場所であってほしいと願っています。