2010/09/26

たとえば、3種類のテイスト、


たとえば、ちょっとした財産があり、プライベートバンクに預けることとなったとします。以下の3人のうちどのバンカーだと安心を感じるでしょうか?

1. 流行のスタイル、隅々までハイ・ブランドで作り込まれたコーディネート。

2. 適度なトラディショナルスタイル、控えめながら上質な素材とフィットした仕立て。

3. 洋服より中身で勝負との気合で、まったくスタイルに頓着しない、ガタガタのスーツスタイル。

やはり、クライアントとは定期的に会うことが必要となりますし、もしかすると、自分のコミュニティの知人や友人にも紹介することになるかもしれません。プライベートのパーティーに来てもらうことになるかもしれませんね。

いろいろな方に尋ねてみても、基本は 2.のトラディショナルスタイルだといいます。短期的なトレンドを追っかけたスタイルではなく、長期的に愛着を持って、愛用できるもの。まさに、短期よりも長期のお付き合い、という理想的なプライベートバンカーそのものの姿勢をスタイルで体現し、証明しています。

今回、FIFAワールドカップの英国チーム公式スーツと同じ生地(エンパイアー・ミルズ製のバーズアイ)で話題づくりを仕込みつつ、3ピースで誂えられた 亀田潤一郎氏 、優秀な税理士です。先日の空海のお話をされた大栗道榮氏の会でお話した際、四国お遍路さんを完遂されたお話を伺い、大いに尊敬していたところです。

ちょっと固めの印象ながらも、誠実で情熱的なお人柄。生地が350グラムほどのずっしりしたディグニティを感じさせるものだけに、ちょっとシルエットを攻めてみました。ベストのVゾーンもかなり上にとりました。細く見せるところは見せて、視点を上げます。基本的にアウトラインは縦・縦を感じさせて、クサビ型です。

昨今まで継続している着こなしの流行りで、タイトフィットが流行っているからと、バストや肩まわりをぴたぴたにしておられる方(セレクトショップのスタッフの紳士達)が多いのですが、タイトなバスト寸より、ヒップ寸(ジャケットの毛廻し寸)がぽてっと大きいと(訂正前は逆の表現になっていました、失礼)、 『 下の玉が、上の玉よりずいぶん大きな瓢箪(太めのえびすさん体形、日本のおふくろさん的) 』 シルエットになってしまいますので、要注意ですね。


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