2009/11/06
恋のスポット?スピードスナップ。
10月末は神楽坂にてお祭りで、街角のいたるところで和服姿の綺麗どころが、見てて気持ち良くなるようなハイレベルの着こなしを披露されていました。普通の週末もすでに“祭り状態”の神楽坂も特にこの土日のにぎやかさは格別でした。
しかしながら、ここ一週間で急に冷え込み、いよいよ夏も秋も終わったのだな、という2009年を惜しむ気持になりました。サロンの人の出入りも賑やかで、サロン内がエドワードヘアカットサロンになったり、バーになったり、宴会スポットになったり、恋のスポットになったり、楽しい限りでした。
ますます12月6日(日曜日)のアグネスホテルでのちょっと早めのクリスマス・パーティーに向けて準備をして企画を作り込んでいます。上品で大人 の 『TRAD & SEXY』 なパーティーにするべく、企画のトーンをバート・バカラックの 『That's What Friends Are For』と決めました。
100年に1度の不況だからこそ、気持で飲み込まれることなく、逆に張って行きたい、という気概が最高のクリスマスと新しい2010年を迎えられるものと思います。写真の文章は追って時間ある時書きます。(と、一旦やっとかないと、怠け者はなかなかブログを更新しないもので)
神楽坂は、奥が深いです。僕はだいたい行く店が早々に決まったらそこばっかり行くような定点観測に近いスタイルなので、ちょっと意識して違う店にいったりして行動範囲をひろげております。
エドワードは、『恋のスポット』とマッピングしております。理由は、ハートマークをつけたかったから、、、、。エドワードのピンク色(地図左一番下)とまったく色が同じピンク色。どうかんがえても一番ワクワクする色ですよね。実際のところ、恋が常に発生するとは限りませんが、カップルで来られても居心地良い場所だと思いますよ。僕も基本的に自分の役割は、お客様の気持ちを上げる、というものだと思っているので応援しております。
海外ではドライカット(シャワー使わず)で、自宅や宿泊先のホテルでカットするのが特別感あってステイタスらしいですね。ぼくも最近はひたすらフランス的ナチュラルカットで、スリーク・スタイル(なでつけスタイル)ではないのですが、自然さらさら系スタイルを気に入っています。
シルエットの薄手カシミア・コート(今季エドワードでは、スポルベリーノの進化系として少々伊・キートンを意識したアンコンスタイルを提案しております※1)、カシミアのセーター、綺麗なハイトーンのフラノのパンツ、美しいブーツ、というナチュラルだけど上質な、軽さと抜けのあるトラッドスタイルに合うヘアスタイルだと思います。
※完全な芯なしではなく、胸増し芯、襟芯も少し入れて美しいシルエットは確保しながら、しなやかで軽いものです。これは、ユニクロ、『ヒートテック』着用を前提としております。昨今は、ヒートテックによってシルエット重視のスタイルが可能になりましたね。
こちらは、クリストフの京都つながりでのご紹介のナイスガイF氏向けに使った、ロンドンの仕立て職人が一番仕立て映えする、と認識している生地。ミノヴァのトラディショナル・ヤーンカウント52・2。重すぎず、軽すぎず、大人の中庸の美学。イタリアものやスーパー○○のようなつやつやした生地ではなく、上質なもの、すべてお任せ、というリクエストに対して2日くらい考えてこれを選びました。
ちょうど、月末は着物で神楽坂そぞろ歩き、というイベントがあっていたので、一層賑やかな週末でした。写真に撮ってないものの、いったい何人何組がサロン遊びに来てくれたのか、わけがわからないほどの賑やかぶりでした。ほんとにありがとうございます。僕はお酒弱いのですが、酒びんを窓際に置いているので、アルコール依存症テーラーという感じですね。酔拳のような、お酒飲むとパフォーマンス上がるタイプの人格だったらもっとおもしろい人生歩めたんでしょうがね。
ちょっとバタバタしていて、積極的に営業はしていないのですが、レディスのオーダーも御用意しております。縫製、作り、丁寧だと思いますよ。個人的にパンツのシルエットはオリジナルで “ペンシル・シルエット” と呼んで、クラシックな雰囲気のある細身テーパードをおススメしております。
↓田丸屋の若女将と、エドワードの女将、となるのでしょうか(笑)一応、許可取ってますが肖像権もへったくれもないですね。地球上の人口70億人、狭い世界であれこれいってても、どうってことないですよ。世界中に日本の文化を上手に伝える着物大使が増えると良いですね。
エドサロン玄関先にて。端正なたたずまいのT氏。ブラウン・ヘリンボンの生地にて。上質・クラシック好みの氏の1着目はハリソンズのフロンティアの3ピースで、これまた相当ハマっていました。
↓いつブレイクするかと毎年言われているダブル・ブレステッドのスーツ。靴オーダーでも1足目からコレスポンデント・シューズをオーダーされた思い切りの良いT氏。今年ダブルで行きました。ストライプ巾26ミリという豪快な佇まいの生地を着こなします。凄いですね。正直、僕自身どうなるかな、そうとうなチャレンジだな、と思っていたのですが、完成系のイメージはご本人のほうがはっきり見えていたんでしょうね。カッコ良さははるかに僕の想定を超えてきました。
最近の世代の方々は、まずスタイルがいいですね。トラッドテイストが好きな青年たちは、ほんとこの時代カッコイイと感じます。むしろさらっとしつつとらえどころがない、深みを感じます。エドワードのサロン開店と、ダブル・ネームの記念に、ふらりと2001年物オーパス1ワインを小脇に抱えてやってきたM氏。氏からインスピレーションもらったり、おしえられることはものすごく多いです。
世界を旅されるY氏。モナコに住まれておられる際は、イタリアのタイ・ユア・タイでお買いものされることが多かったといいます。氏のアドヴァイスでエドワードのサロンの香りは『サンタ・マリア・ノヴェッラ』のポプリを置いています。実際にハンティングもたしなみ、ジェントルマンの風格が漂います。僕も普通ではおそらく満足されないであろう氏のために、半ばリスキーかつ実験的なお仕立てをします。もし似合わなければ全て責任とろう、真剣勝負でやっているので結構良いものができます。
↓香港の金融人S氏。タケシ氏の紹介で今年夏、証券会社の代表氏や数人のポテンシャルな方々に会い、未来や生き方を語り合いました。銀座でブルガリにお連れした後、ダンヒルの隠れ家サロンにて手作りジンジャーエールを飲みながら、将来の話、おたがいの人生観を熱く語り合いました。香港の方々は携帯電話が似合いますね。しかし、セミリタイア中の氏は、スローライフを模索中。
本気でダイエットするなら、朝昼晩3・2・1のボリュームでご飯をたべるとすぐだ、とか眠い時の『鼻うがいテク』の話でした。
↓神楽坂をホームグラウンドにしてたくさんの名店を知っているTさん、ぐうぜんばったり度が高く、同じサイクルで生きているのかもしれません。先日渋谷で誕生パーティーだったマイク氏。ちょっとA入っていて、ユルオタというそうですね。(須田町のカフェ、イッサのあべくんから教えてもらいました)
神楽坂、阿波踊り仲間だった、T氏。九州男児の匂いがします。よかよか。
丸の内にブリックスクエアという素敵なスポットができましたね。この天井の高いパブが素敵だったので、ちょっと親孝行のまねごとで母を連れていきました。ちょっと梗塞の気がある感じで、飛行機乗せるのが厳しいため、本国イギリスに連れていくのは厳しいようで、丸の内で勘弁してもらいました。
エドワードのお客様の中で、ステキなシニアー世代のお二人です。10年ちかくお付き合いいただいたいるA嬢、Mくんの祖母祖父であられます。ご夫婦仲がよろしいのと、広く世界旅行をされておられる、それがこの若さの秘訣なのではなかろうか、と感じました。僕の持っているスポルベリーノのコートと似た色です。ロマンスグレイによく映えますね~フロントをカッタウェイにしてみました。
お二人とも横浜在住。この土地には粋な紳士淑女多いですね。氏の靴こコレクション見てびっくりしました。磨きこまれたチャーチ、グリフォーニ、そしてマーク・ジェイコブスのダークブラウンのレザースニーカー、、、、全部すばらしくお手入れされていました。理想ですね。
これは、小岩駅です。強風の次の日の空はものすごく透明感があってきれいですね。ホームページの地図が小岩のままなんですが、とりあえず近々神楽坂の地図に変えます。ほったらかしにも程がありますね!すいませんです。
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