2011/03/08

和文化の優雅さと凄み



海外のジェントルマンたちと話していて思うことは、いつ・どこで・なにをするにしても、自分なりのテーマを持って動いている人間が強いということ。自分のテーマをはっきり、シンプルに、そしてできればチャーミングに表現できると、滞在した土地において充実した・美味しい体験が保障されようなものです。

加えて、できることなら、自分の国の文化・歴史についても、テーマを持って考察していると一層愉しさが深化します。必ずしも、全世界の歴史を教科書的・優等生的に知っている必要もなく、自身が強く興味を持つ部分について、深く知っているほうが、いろんな意味で楽しめるように思います。しょせん、教養は社交のひとつの道具に過ぎませんから。

さて、微力ながら関わっている 『 わいず 』 主催の夜会ですが、かなりお勧めです。(※僭越ながら予約の取れないレストランと同じで、席が残っていない可能性大なのですがご了承ください)前回も、京都の茶屋の料理が、圧倒的なクオリティで圧倒的な量でサーヴされました。ペニンシュラの内装でも有名な橋本夕紀夫氏が手掛けた空間も優雅であり、そこで味わう洗練された和文化は、静かな凄みが漂います。

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