2009/11/26

Big-man , Bow-tie and Bow-more.

男くさい世界、これもまたいいですね。↓これは、ヴァルカナイズにてお客様用に2点購入しました。オーダーメイド(和製英語)、ビスポーク(英国※しかし一般的にはカスタム)、ス・ミズーラ(伊)、そしてス・ムジュール(仏)と行くにしたがって、なんとなくソフトで女性的な雰囲気になるように思えるのですが、ここに来て男らしい、という世界もそれなりにスタイルとして魅力あります。12月6日(日曜日)@アグネスホテル『神楽坂エドワード・クリスマスパーティー』御参加のお客様のために2点購入しました。


そういえば、先先月でしたか、神楽坂サロンにて、メンズオンリー5人で『大往生(あらかじめ決めとかないと、気持ち良く旅立てないことへの危惧)』をテーマにて、(美人)女性医師を招いてオーダーメイド大往生についてのトークセッションをひらきました。このパターン、かなり面白いでした。

女性講師一人に、オーディエンスは男性のみ、という状況はなぜかかなり盛り上がることがわかったので、女性目線からの色彩の美意識(たとえばですが)など、自分に採り入れる、採り入れない別として、いろんな分野のプロフェッショナルの方の意見を聴く機会を持とうと思いました。

で、↑これは2か月ほど前の英国雑誌『I-D』のものなんですが、かっこよかったので、ちょっと載せます。日本において、大柄の男子は非常に困っている、といいます。スーツにしても、カジュアルにしても選択肢があまり無いと。いっちゃなんですが、クマ的体型の男性は、非常に強い独自の魅力を持っていると思います。トラッド(僕の場合、世代の関係もあって、クラシックとトラッドの区別があまりないです)的着こなし、で、上のキャッチにあるように、ようは各アイテム、キチンと着こなしてみれば、ってところでは雰囲気がぐっと出ますね。



右の二人、ちょっとした少女マンガかい?ってくらいキマッてますね。ルーズなB系スタイルだけではちょっと物足りなくなったら、こういうスタイルで決めるのもいいでしょうね。


このイメージで作りました。スリッパ、ナイト・ウェア、男が憧れる夜のスタイルですね。ここまで、男くさいとアートですが、、、(※動画には残酷シーンがあり、要注意ですが)



恵比寿盆踊りに呼んでいただいたりして、なにかと感謝のついでに、おまかせでトラウザーズをプレゼントしました。シガーやシングルモルトの世界が好きな彼に、男くさいエレガンステイストを贈りたく(まだ仮縫い状態)てつくりましたが、クリスマスパーティーに間に合わなかったのがちょっと残念でした。


これを小脇に抱えて、ご夫婦で仮縫いに来られました。このシングルモルトの世界を僕はほとんど知らないんですよ。来年のスコットランドでは最低限たのしめるようになっとかないともったいないですね。ブランデーと一緒に愉しんでたシガーに関しては、読書のお供にしていたので、肺の調子がわるくなってレントゲン撮るところまでいってしまいましたが。今は基本的に健康とか考えていますね。


NHKで特集されるほど、カッコ良くリノベーションしたマンションに住んでいるM氏。氏とは、僕が司会をやった結婚式で、エドワードから供出させていただいたビンゴの景品に当たられて、知りあいました。神楽坂に来られ、夏にハリソンズで、スーツお仕立てされました。しかしながら、ご縁とは、不思議ですね。氏もビッグマン的風情ながら、先日ラルフにて、ボウタイ買われたと聞いて、拝見するのがかなり楽しみだったのですが、今回のパーティーには、仕事あって残念ながら、こられません。

夏に、着もの撮影会やって、ベルリンからアーチストのお二人が来られていました。↑着流し日本一の池部良かと見紛う風貌と、若干、団地的ユルさを湛えたダンディズム。ヨーロッパ版『江分利満氏の優雅な休日』のような憩ですね。

個人的に、ロンドンの60年代のブランド、ビバのデザイナーだったバーバラ・フラニッキに似てる風貌だと思ったのですが、彼女は知りませんでした。ビバは、マリークワントより数分の一の値段でワンピースをメール・オーダーで買える、という画期的なブランドでした。僕は、デッドストックのビバのルージュに関しては、そこそこのコレクターです、ちょっとマニアックですね。↑彼女の薄手のテロンとしたオリエンタルなドレスがとてもかっこよかったですね。日本だと中目黒あたりのヴィンテージショップにこの感じ売ってるのでしょうかね。


これは、ちょっと惹かれました。ジャムですね。スコーンにこれ付けて野外で食べてみたいですね。


今回のパーティーで、彼のベイビー・シェルのカフリンクスがロイヤルビンゴの景品で登場します。昨日ひさびさ会いました。目黒の純喫茶『ウエスト』にて。ドライケーキばかりではないです。原宿のパレロワイヤル・ビルのオーバカナルが大賑わいだったころも、僕は、こっそり静かなクラシックが流れていて、スポーツ新聞が読める地下のウエストで、シャルロットを食べるのが至福の時間でした。もし僕がロジャーをスタイリングするとしたら、B系の尖ったスタイルよりも、『ボストニアンの休日』といった、静けさのある、哲学的佇まいにしますね。


さて、ちょっと男くさい画像が続いたので、ここで 『エドワード』のパーティーでも登場する、ビューティー・コーチング、とりわけ『ファスティング・コーチング(断食コーチング)』の桃子コーチです。まあ、背も高くて、ビューティーで目立つ方ですね。イイ女に含有される“男前”な要素もあり、頼もしいですね。

頭皮をマッサージして、顔面皮膚のアンチ・重力効果を狙う、とか結構いろいろありますね。ロイヤルビンゴでの景品では、『桃子コーチの1時間ビューティー講習券』も当たります。↑上のロジャーと、ファッションショーではキャット・ウォークする予定なので、これは迫力ありますね。そん時は僕はカメラ小僧になりましょうかね。


2009/11/22

Bow tie ボウ・タイ


※Bow tie ボウ・タイ
蝶ネクタイの総称。登場は1860年代。乗馬用のストック・タイ(帯状の幅広ネクタイ)の前の部分。つまり蝶結びの部分だけが独立して蝶ネクタイとなったとされる。『男の服飾辞典(婦人画報社)』

パーティーの企画はほぼ固まり、仕上げ段階です。日常業務しながらなので結構たいへんです。参加者も予定以上にご好評いただき、すでに当初予定人数をクリアしており、まことにありがとうございます。

会場の最大キャパと優雅でいられる人数は違うので、今回はアグネスホテル(先日発行の最新ミシュランにも載りましたね、隠れ家ホテルにしてさすがですね!おめでとうございます☆)は初めてですし、できればいっぱいいっぱいに収容したくはないので、優雅でいられるイイ感じのソーシャル・ディスタンス(人と人の物理的距離) で今回はチューニングさせていただきました。もろもろ失礼申し上げた方々にはご了承願いたく存じます。すいません!

定期的に静かで落ち着きあるトラッド&セクシーのパーティーは今後ともコツコツ続けてやっていこうと思います。ひごろの感謝の気持ちを込め、英国王室御用達のビンゴ景品の用意も整いました。結構アイテムのレベル高いです。全部、僕が独り占めしたいくらいの感じです。

それから、パーティーまでの後約2週間は、こちらを情報案内掲示板にさせていただきます。今回ご参加されない方には少々失礼になりますが、さすがに一人一人にファックスで、というわけにもいかないので、それまでは、パーティーを10倍楽しむための案内板にさせていただきます。ご了承ください。

さっそく本日は、御参加の方にドレスコードについて訊かれました。『トラッド・アンド・セクシー』がキーワードなのですが、あまりむずかしく考えなくて結構です。そりぁ、クラシックなブラックタイのタキシードが一番カッコいいでしょうし、ゆくゆくはそれを定番のスタイルにしたいです。

今は、雑誌にしてもファッションコメンテーターの方々にしても、日本中のみんなが口をそろえて、『着崩す』ということを御提案されるのですが、まずは、正しいスタイル、敢えて崩さないスタイルというのも、新鮮かもと思います。とはいっても、ちょっとドレッシーなスーツに華やぎを加えるスタイルでも、ぜんぜん結構です。

ひらたく言うと、通常のホテルのレストランなどのコードにちょっとしたパーティーの楽しさを加えた感じです。たとえば、通常のホテルのレストランのドレスコード、『ジャケット着用』ですよね。ジャケットもちょっとトレッシーなタイプがいいです。そしてジーンズは今回はちょっと違うかなと思います。

できれば、ちょっと華やかなネクタイか蝶ネクタイ、そしてできれば、オッド・ベスト(ちょっとアクセントのあるベスト)などあると楽しいパーティーの感じですね。パーティーは、遊びですから、ご飯たべたり飲んだりしやすいのが基本です。タキシードでさえ、そもそも正礼装のモーニングやスワロー・テールコートとちがって、ご飯食べたり、飲んだりするための衣装ですからね。

しかしながら、神楽坂サロンで接客していて、お客様からボウ・タイの結び方を尋ねられましたが、僕自身普段感覚的にできていることが、違う状況(目の前のシャツ見本に結びつける)となると、結構さっとできなかったりして、ちょっと反省しました。膝でやったらすぐできましたが、ふだん感覚でやっているので説明するのが難しいですね。

できれば、これも作りつけ(出来合い)のものではなく、ちゃんと棒状のものから自分でクロスさせて結んでボウタイでやってみることをおススメいたしますね。

今回、英国王室御用足達系の景品のご紹介で来ていただく、ロンドンの最高峰の逸品を扱う、『VULCANIZE LONDON』の関係者の方もそうとうな深い造詣・蘊蓄をお持ちのプロフェッショナルなので、これもとても勉強とワクワクになると思います。お楽しみに。


2009/11/19

ダブルブレステッド・ディナー・ジャケット Double-breasted diner jacket

最近続けざまに2人のお客様がタキシードを発注されたので、ついつい一緒になってタキシードクロス(タキシード用の生地)などを選びまくっているうちに、ミイラ取りがミイラになるがごとく、僕自身が欲しくなってタキシード2着目を発注しました。ピークド・ラペル、ショールカラーときたので、ダブルブレステッド Double-breasted diner jacket ということにしました。パーティーに間に合います。

※ダブルブレステッド・ディナー・ジャケット Double-breasted diner jacket
両前型の準夜会服。ダブルのタキシードのこと。登場は1921年かその翌年、スペインのアルフォンソ13世がフランスのドービルで着たのがそのきっかけと のこと。英国でも当時のファッションリーダーであったウィンザー公の友人であったミュージカル俳優ジャック・ブキャナンがダブル型タキシードの先鞭を付 け、1925年ころから流行りだす。

アメリカでも20年代末あたりからパームビーチで着られだし、30年代に入って、一般化した。ノエ ル・カワード、コール・ポーター、ルシウス・ビービ、アンソニー・ドレクセル・ビードル、アドルフ・マンジューなど、当時は総じて痩せ型のしゃれ者にこと のほか好まれたようである。(※『男の服飾辞典』 婦人画報社)

さて、写真はまたしても何も脈絡ないものですが、最近、出会ってなんとなく感動したものです。↑は、夏のものですが、早朝明治神宮を散歩していて見つけたもの。『徳川邸行幸』とあって、“徳川邸で満開の桜をご覧になる光景1875年”とのこと。

“花ぐわし桜もあれど此のやどの代々のこころを我はとひけり”
と詠まれたとのこと。人物にくらべて、それを圧倒するように取り囲む桜が、ちょっとやりすぎなほど広い面積で描かれている点に、大きく感動しました。“華やか”な無常を見下ろす人物もまた、ゆく川の流れに流されているちっぽけな存在なんでしょうか。


↓『グラント将軍と御対話1879年』 ほんとうの歴史は、良くも悪くも一度読むと決して忘れないくらいドラマティックなんじゃないかと思います。一生懸命、暗記する類のものではないはずじゃないかと思います。ちなみに、このころは、日本人はあんまり洋服を“崩して”着ていないですね。



↓明治神宮はとても空気よくて好きなのですが、非常に不謹慎ながら、あの玉砂利のために、じょじょに歩くことが面倒くさくなっている自分にブルー入ります。なので、原宿駅側から入ってすぐ右に曲がり、アスファルトの道を歩くと、ウォーキングにはいいかもしれないと思いました。玉砂利の両端は、ちょっと砂利が少なく歩きやすいという話もあります。伊勢神宮の時も玉砂利道なのですが、あれが特別感をそそるということでもあるのでしょう。


夏の終わりころですかね、いや10月ごろですか、強風の後に行ったら空がきれいでしたね。空気が澄んでいたので、そのまんなジャック・タチの映画の“トラフィック?”でしたか、グラフィックにできるほど、直線的な風景でした。



おお~、まっすぐな線やな~と叫びながら撮影しました。



↓豊洲にて。マイケルジャクソンの『This is it!』を観に行きました。信頼できる友人2人から、あれは絶対観たほうがよいよ、と言われて即行きました。マイケルの曲で好きなもの順で言うと、1.ビリー・ジーン 2.ヒューマン・ネイチャー 3.イベリアン・ガール です。2もたっぷり聴けたかな。しかし、昔から認識しているマイケルそのままという感じでした。“まず、オリジナルに忠実にやろう!みんなはそれを期待しているからさ!”という部分が納得しました。しっかりと、ココっ!という満足のツボをきっちり押してくれる感があります。ビリー・ジーンの本物を観ていないのは、ちょっと後悔ですね。



お台場は、ひろびろしてて結構気持ち良いです。『ザ・デートスポット』という雰囲気もありますが、気持ち良いです。いっちょう、絵葉書みたいな写真を撮ってみようと、トライしました。コツは、とにかく手ぶれだけを完全になくすこと(笑)とにかくどこかに固定して撮りました(そりゃ、コツちゅうか、だれでもやっとるよ)。

いや~、この写真見てて思い出しました。誰かがみやげで買ってきたもので、実家にニューヨークのツインタワーのこの手の写真がピアノの上にあって、かちゃっかちゃっ、とスイッチをつけると内側から電気がついて、総天然色カラー立体写真、みたいなやつです。昭和なノスタルジック感あります。

カチャッ、カチャッ、


↓ 神楽坂アグネスホテル内のパティスリー“Le Coin Vert”です。ここでじっくり本物を見てチェックして、これ中で食べますから、と注文してホテル内の喫茶ルームで食べられます。(アフタヌーンティーのスイーツ類は本館でつくっています)マカロン、ギモーブ、きれいだしおいしいです。



裏地の色、マカロン風ですね。そして、今回、贅沢にも僕がコレクションしてた大島紬のパーツをカラークロスにしました。



海島綿(シ―・アイランド・コットン)の白。一度着るとこれがスタンダードになってしまうシャツですね。




最近見つけて、ついついニヤニヤしてしまいます。イタリアンに囲まれて、押しまくられつつも、実は内心面白がっているんじゃないかな?のミスター・クラシック。

2009/11/12

クリスマスパーティー企画作り込み中、

ちょっとした御縁があって、今回エドワードのクリスマス・パーティーの司会をお願いしております。女優のこばやしあきこさんです。乃木坂にて彼女の迫力ある演技を観る機会があり、その強烈なエモーショナルな才能とエネルギーを感じ、お願いいたしております。

着物雑誌“七緒”でもよくモデルをされておられます。彼女のしとやかな京都弁の響きは、トラッド男と着物女たちの神楽坂らしいクリスマス・パーティーにはぴったりかと思います。自転車+着物って結構かわいいですね。

会場のアグネスホテル内のアグネスホールにて。なにしろサロンから近いもので、短時間の打ち合わせを細かく繰り返しております。次のイベントを思いつきました。『着物女と背広男の大ワルツ大会』ですよ。この床がフローリングということ、天井が高いということ、これはボールルームです。三拍子の優雅なワルツを踊りたいですね。

着モノでもワルツ踊れる、とこばやしさん言ってましたから、これはぜひやりたいです。ちょっとライトな鹿鳴館です。アグネスホテルの車寄せにT型フォードとか、旧式のロールズとか、ダイムラーのジャグアとかで乗り付ければ最高ですね。駐車場は完備しております。


『一眼レフで動画』という、もはや“エドワード・パーティークルー”であられるウメさんも会場チェックに来られました。彼はおしゃれですからね。タキシードでボウタイで決めて、以前キャナルカフェの水上から100人撮影してくれました。この写真が船の上からというスケールの大きなアクションながら、ぶれていない!んですよね。いつもタキシードでいてくださいませ。きれいに撮影するのが上手い方ですね。



以下の2つの仕組みを付けくわえました。

1. ブリッジ・パーソン 通称:『BLACK TIE』の役割を置くこと。

=徹底的に滅私奉公的に、しかしピリピリせず、おだやかでありつつも、パーティーにいる人々が深く・豊かに・楽しみ尽くせるように、気を配り続ける役目の人。一期一会の出会いを求めている人には、可能な限り、紹介のブリッジをする。それぞれの人が、肩書きで紹介されたいのか?熱中している趣味で紹介されたいのか?最近感動したことでつながりたいのかを判断して、空気を読みつつ、ブリッジをかける、という『BLACKTIE』の存在。

いつでも会える内輪同士身内同士の塊がつまらなくなった場合、場の雰囲気を見てから、シャッフル効果を行う人。未来型の黒服(ミスター・ブラック)。ホテルのスタッフは、飲み物、食べ物を運んでくるだけの人々ですから、プロのコミュニケーションのブリッジ役が必要と考えました。

※自分を滅して、ノブレス・オブリージュ的な役に徹する人間が、御馳走が食べるヒマなくっても、自分の名刺くばるヒマが全然なくても、それなりに、得るものは大きい、とも考えます。

2.『こどもパーティー会場』設置、
小さなお子様がいる若夫婦は構造的にパーティーにこれない。しかし、家族を大事にしているような人間こそが、人生にコミットメントしている深みを持った人間ともいえます。そういう方こそ良き語り相手かもしれません。というところで、エドワードのパーティーは、お子様連れなのに、御夫婦がセクシーでいられるような演出、といというチャレンジを行います。つまり、会場のコーナーにスタッフ2人(子供向けのベビーシッター・ブリッジ・パーソン二名(ここにも『BLACK TIE』二名を配備)置き、万全の体制を整えております。

2009/11/06

恋のスポット?スピードスナップ。


10月末は神楽坂にてお祭りで、街角のいたるところで和服姿の綺麗どころが、見てて気持ち良くなるようなハイレベルの着こなしを披露されていました。普通の週末もすでに“祭り状態”の神楽坂も特にこの土日のにぎやかさは格別でした。

しかしながら、ここ一週間で急に冷え込み、いよいよ夏も秋も終わったのだな、という2009年を惜しむ気持になりました。サロンの人の出入りも賑やかで、サロン内がエドワードヘアカットサロンになったり、バーになったり、宴会スポットになったり、恋のスポットになったり、楽しい限りでした。

ますます12月6日(日曜日)のアグネスホテルでのちょっと早めのクリスマス・パーティーに向けて準備をして企画を作り込んでいます。上品で大人 の 『TRAD & SEXY』 なパーティーにするべく、企画のトーンをバート・バカラックの 『That's What Friends Are For』と決めました。

100年に1度の不況だからこそ、気持で飲み込まれることなく、逆に張って行きたい、という気概が最高のクリスマスと新しい2010年を迎えられるものと思います。写真の文章は追って時間ある時書きます。(と、一旦やっとかないと、怠け者はなかなかブログを更新しないもので)

神楽坂は、奥が深いです。僕はだいたい行く店が早々に決まったらそこばっかり行くような定点観測に近いスタイルなので、ちょっと意識して違う店にいったりして行動範囲をひろげております。


エドワードは、『恋のスポット』とマッピングしております。理由は、ハートマークをつけたかったから、、、、。エドワードのピンク色(地図左一番下)とまったく色が同じピンク色。どうかんがえても一番ワクワクする色ですよね。実際のところ、恋が常に発生するとは限りませんが、カップルで来られても居心地良い場所だと思いますよ。僕も基本的に自分の役割は、お客様の気持ちを上げる、というものだと思っているので応援しております。


海外ではドライカット(シャワー使わず)で、自宅や宿泊先のホテルでカットするのが特別感あってステイタスらしいですね。ぼくも最近はひたすらフランス的ナチュラルカットで、スリーク・スタイル(なでつけスタイル)ではないのですが、自然さらさら系スタイルを気に入っています。

シルエットの薄手カシミア・コート(今季エドワードでは、スポルベリーノの進化系として少々伊・キートンを意識したアンコンスタイルを提案しております※1)、カシミアのセーター、綺麗なハイトーンのフラノのパンツ、美しいブーツ、というナチュラルだけど上質な、軽さと抜けのあるトラッドスタイルに合うヘアスタイルだと思います。 

※完全な芯なしではなく、胸増し芯、襟芯も少し入れて美しいシルエットは確保しながら、しなやかで軽いものです。これは、ユニクロ、『ヒートテック』着用を前提としております。昨今は、ヒートテックによってシルエット重視のスタイルが可能になりましたね。


こちらは、クリストフの京都つながりでのご紹介のナイスガイF氏向けに使った、ロンドンの仕立て職人が一番仕立て映えする、と認識している生地。ミノヴァのトラディショナル・ヤーンカウント52・2。重すぎず、軽すぎず、大人の中庸の美学。イタリアものやスーパー○○のようなつやつやした生地ではなく、上質なもの、すべてお任せ、というリクエストに対して2日くらい考えてこれを選びました。



ちょうど、月末は着物で神楽坂そぞろ歩き、というイベントがあっていたので、一層賑やかな週末でした。写真に撮ってないものの、いったい何人何組がサロン遊びに来てくれたのか、わけがわからないほどの賑やかぶりでした。ほんとにありがとうございます。僕はお酒弱いのですが、酒びんを窓際に置いているので、アルコール依存症テーラーという感じですね。酔拳のような、お酒飲むとパフォーマンス上がるタイプの人格だったらもっとおもしろい人生歩めたんでしょうがね。


ちょっとバタバタしていて、積極的に営業はしていないのですが、レディスのオーダーも御用意しております。縫製、作り、丁寧だと思いますよ。個人的にパンツのシルエットはオリジナルで “ペンシル・シルエット” と呼んで、クラシックな雰囲気のある細身テーパードをおススメしております。



↓田丸屋の若女将と、エドワードの女将、となるのでしょうか(笑)一応、許可取ってますが肖像権もへったくれもないですね。地球上の人口70億人、狭い世界であれこれいってても、どうってことないですよ。世界中に日本の文化を上手に伝える着物大使が増えると良いですね。



エドサロン玄関先にて。端正なたたずまいのT氏。ブラウン・ヘリンボンの生地にて。上質・クラシック好みの氏の1着目はハリソンズのフロンティアの3ピースで、これまた相当ハマっていました。



↓いつブレイクするかと毎年言われているダブル・ブレステッドのスーツ。靴オーダーでも1足目からコレスポンデント・シューズをオーダーされた思い切りの良いT氏。今年ダブルで行きました。ストライプ巾26ミリという豪快な佇まいの生地を着こなします。凄いですね。正直、僕自身どうなるかな、そうとうなチャレンジだな、と思っていたのですが、完成系のイメージはご本人のほうがはっきり見えていたんでしょうね。カッコ良さははるかに僕の想定を超えてきました。



最近の世代の方々は、まずスタイルがいいですね。トラッドテイストが好きな青年たちは、ほんとこの時代カッコイイと感じます。むしろさらっとしつつとらえどころがない、深みを感じます。エドワードのサロン開店と、ダブル・ネームの記念に、ふらりと2001年物オーパス1ワインを小脇に抱えてやってきたM氏。氏からインスピレーションもらったり、おしえられることはものすごく多いです。


世界を旅されるY氏。モナコに住まれておられる際は、イタリアのタイ・ユア・タイでお買いものされることが多かったといいます。氏のアドヴァイスでエドワードのサロンの香りは『サンタ・マリア・ノヴェッラ』のポプリを置いています。実際にハンティングもたしなみ、ジェントルマンの風格が漂います。僕も普通ではおそらく満足されないであろう氏のために、半ばリスキーかつ実験的なお仕立てをします。もし似合わなければ全て責任とろう、真剣勝負でやっているので結構良いものができます。



↓香港の金融人S氏。タケシ氏の紹介で今年夏、証券会社の代表氏や数人のポテンシャルな方々に会い、未来や生き方を語り合いました。銀座でブルガリにお連れした後、ダンヒルの隠れ家サロンにて手作りジンジャーエールを飲みながら、将来の話、おたがいの人生観を熱く語り合いました。香港の方々は携帯電話が似合いますね。しかし、セミリタイア中の氏は、スローライフを模索中。



本気でダイエットするなら、朝昼晩3・2・1のボリュームでご飯をたべるとすぐだ、とか眠い時の『鼻うがいテク』の話でした。



↓神楽坂をホームグラウンドにしてたくさんの名店を知っているTさん、ぐうぜんばったり度が高く、同じサイクルで生きているのかもしれません。先日渋谷で誕生パーティーだったマイク氏。ちょっとA入っていて、ユルオタというそうですね。(須田町のカフェ、イッサのあべくんから教えてもらいました)



神楽坂、阿波踊り仲間だった、T氏。九州男児の匂いがします。よかよか。



丸の内にブリックスクエアという素敵なスポットができましたね。この天井の高いパブが素敵だったので、ちょっと親孝行のまねごとで母を連れていきました。ちょっと梗塞の気がある感じで、飛行機乗せるのが厳しいため、本国イギリスに連れていくのは厳しいようで、丸の内で勘弁してもらいました。



エドワードのお客様の中で、ステキなシニアー世代のお二人です。10年ちかくお付き合いいただいたいるA嬢、Mくんの祖母祖父であられます。ご夫婦仲がよろしいのと、広く世界旅行をされておられる、それがこの若さの秘訣なのではなかろうか、と感じました。僕の持っているスポルベリーノのコートと似た色です。ロマンスグレイによく映えますね~フロントをカッタウェイにしてみました。



お二人とも横浜在住。この土地には粋な紳士淑女多いですね。氏の靴こコレクション見てびっくりしました。磨きこまれたチャーチ、グリフォーニ、そしてマーク・ジェイコブスのダークブラウンのレザースニーカー、、、、全部すばらしくお手入れされていました。理想ですね。



これは、小岩駅です。強風の次の日の空はものすごく透明感があってきれいですね。ホームページの地図が小岩のままなんですが、とりあえず近々神楽坂の地図に変えます。ほったらかしにも程がありますね!すいませんです。