2011/09/15

911 ピクニック運動会



Scottと妻、そして姪っ子・甥っ子連れてみんなで新宿御苑に行きました。昨年にくらべてちょっと湿度が高く、がんがん走りまくるにはちょっとハードなお日柄でした。体育教師よろしく、熱中症にはさせないように、はい、水飲んだね?などと確認しつつ。

元気すぎる子どもは走らせるのが一番。遊びに来た甥っ子姪っ子連れて、今年で2度目です。子どもは走りまくり、体を鍛え、大人はゆっくりおいしいサンドイッチ片手にワインやビールやシャンパンで大人時間を一服、というのが理想的な子どもと大人のWinWin時間でしょう。

しかし昨年より知恵がついてきた彼らは僕を走りに巻き込もうとしてきます。いちど全力疾走させられました。後半、巻き返し、遠くのほうを指さして『あの、激ヤバいくらいの遠くにある、あのピカチューみたいな木は何かな?あれ、やっばいな』などと言って、何度も長距離も往復させることに成功しました。


僕は、前回のフッティングとはちがって、この日はそうとう着倒して色も褪せているカチョッポリの麻100%のジャケットと、コットンピケのウエストコート、チノパンにスペルガの白、復刻モデルでした。麻素材のスーツは、着古すと限りなくデニムの感覚に近くなります。体の形に馴染み、ここちよい柔らかさが出てきます。究極の1着(1着を無人島に持っていくとしたら?的な)は麻のスーツだ、と答える老テーラーは結構いるようです。

ぼくも、これは一度アフリカ送り(※この甥っ子姪っ子の故郷マラウィに、着古したスーツ、ネクタイ、シャツ、そしてレコードやCDなどを年2度ほど送ります)にしようかと思って麻の変化をしっかり1次情報として見届けねばならん、と思い直したのでした。色落ちてますがよく着ています。麻はちなみに、『盛夏』ではなく、初夏・晩夏のものとして調節して着用されるとよいのではと思います。


※この時期のピクニックの注意点  “ くんたちはこの時期、じゃっかん神経質 ”
この日、鉄砲玉スズメ蜂が、スコットくんの50センチくらいの距離まで接近したのですが、それには理由があります。後で気が付きました。数分前かくれんぼごっこで御苑の森の中を走り回ったのですが、おそらくそのどこかで繁殖期のスズメバチの巣の近くに限界を超えて接近したのです。役割に忠実な門番スズメバチが警告にやってきたのでした。彼らは自分の役割に忠実なGentlemanなので、リスペクトしてあげましょう。森には森の、dress code ならぬ wood code 、森の文法、があるんですね。

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